あかない日記

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早船ちよ

2020-10-08 | 人物忌


     (日本経済新聞 2003/10/4)


 (Web資料から)

 

10月8日は 小説家 児童文学作家
早船ちよ が亡くなった日。


早船ちよ  は

1914(大正3)年 
 岐阜県古川町に生まれ  高山市で育つ。

 小学校を卒業して東洋レーヨン
 
片倉製糸などに働き
 その間に 文学に関心を抱く。
1934(昭和9)年  作家 井野川潔 と結婚する。
1962(昭和37)年  埼玉県浦和市に
 夫とともに児童文化の会を設立

 進歩的な児童文化運動を推進する。

作品に 鋳物の街 埼玉県川口を
舞台にした青春小説
「キューポラのある街」で
日本児童文学者協会賞

自伝的な「峠」「湖」「街」
「冷たい夏」「炎群の秋」
「熱い冬」の六部作(1979)など
また

「七ヒキノコガニ」(1941)
「ポンのヒッチハイク」(1962)
「春のシュトルム」(1974)
などの 児童文学作品がある。

その後 75歳まで小説  随筆
童話と幅広い執筆を続けた。

2005(平成17)年  死去  91歳

社会批判の眼と人間信頼の心に
裏打ちされた作品が多いといわれる。


特に「キューポラのある街」は
1962(昭和37)年に映画化された。

監督・脚本:  浦山桐郎
脚本: 今村昌平
出演 : 吉永小百合  東野英治郎   浜田光夫

この映画を観て
今井昌平監督の
映画「にあんちゃん」(1959)と被る。

今井監督は キュポラでは脚本を担当し 
昭和30年代の世相を背景に
在日朝鮮人にも関わるからか? 

 



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