東回廊から北側を望むと 五重塔と大屋根の豊国神社(千畳閣)が見える。
五重塔は 和様と内部の唐様を調和させた建築様式で重要文化財になっており
1407(応永14)年 建立されて 高さ27.6m
檜皮葺(ひわだぶき)の屋根と朱塗りの柱・垂木が美しい。
一方の豊国神社も重要文化財で
1587(天正15)年 豊臣秀吉が戦で亡くなった者への供養として
毎月一度千部経を読誦するため建立を命じた大経堂である。
しかし 秀吉の急死によって工事が中止されたため
御神座の上以外は 天井が張られておらず
板壁もない未完成のままの状態で 現在に至っている。
島内では最も大きな建物で
畳857枚分の広さがあることから「千畳閣」とも呼ばれている。
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