10月31日 随筆家・小説家の
幸田 文 が亡くなっている。
(1904(明37)─1990(平2)年)
明治の文豪 幸田露伴 の次女で
父 露伴 を看取ったのちに
40代で 遅咲きの文壇デビューしている。
主な作品は
「終焉」「さヾなみの日記」「流れる」「闘」と
「おとうと」は 何回か映画にもなっている。
露伴と住んだ文京区・表町
善光寺坂の途中に
旧居(蝸牛庵)現 青木邸がある。
因みに 幸田文の一人娘
青木玉(1929年╶)は
祖父幸田露伴 母文と三人で暮した
十年余を「小石川の家」として刊行し
「二階の祖父の書斎に座れば
まるで木の枝の上に居るような感じで
廊下のガラス戸を開ければ
枝先がさわれそうだ。」
と綴っている。
また 本の表紙にはこのムクノキが描かれている。
(安藤光雄画)
椋木の右側 白壁が幸田邸
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