(2002/12/13 朝日新聞茨城版)
2月8日 節忌の続き
長塚 節の小説「土」が
映画化されている。
監督:内田 吐夢
勘次=小杉 勇
おつぎ=風見 章子
(1939年公開・日活多摩川)
あらすじは
一人の小作農の姿を通して
農民の労働と生活苦
四季の移り変わり
風物が描かれ
自然主義リアリズムが
優れた映画として
1939(昭和14)年度の
日本映画ベストテン第1位
文部大臣賞に輝いている。
また 日中戦争のさ中に
この映画が製作された
ことにも注目されている。
しかし 戦乱のため国内の
フイルムは喪失し
幻の名画とされていた。
1968(昭和43)年
東ドイツで保管されていた
ことが分かり返却された。
現在は 東京近代美術館に
保管されている。
余談
俳優・渡辺 篤史は
親戚であるという。
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