He's at the station.
He's in the station.
この二つは、どちらも「彼は駅にいます。」と訳して間違いではないけど、ニュアンスはちょっと違う。
←文法好きを育てる方法…かもしれない
atは「点」を指すというのが基本だから、駅の「どこか」を点でとらえて、そこにいる。ホームでも、改札でたとこでも、トイレでも…ハチ公前でも…
一方、inは駅という「容器の中」を指すので、構内にいないといけない。
そういう、微妙な違いっておもしろいですよね。細かいんだけど、意味としては大きな違いになることもあるし、そこを知っていると「あぁ」とわかる部分がぐぐっと増えるんですよ。そんな細かい違いを気にするのは嫌だ、と思う人もいるかもしれないけど、そうじゃなくて…暗記の手間が一挙削減される、みたいな。
先日、本屋でふと「英文法、ネイティブが教えるとこうなります」(NHK出版新書、デイビッド・セイン、森田修)という本を手にとって、タイトルはそんなに気に食わなかったけど(^^;; 中を見たらすごく気に入ったので、買いました。
何が気に食わないのかって、だって、ネイティブの人が、日本人に役立つ本書けることなんて滅多にないもの(笑)。でも、この本については中身大丈夫そうです。たぶん、森田さんて人(英語教材を作ったり、実務翻訳をする人)がじっくり原稿を練ったんでしょうね。
この本で、前置詞のところに載っている例文はこんな感じです。
I'll be here by seven./I'll be here until seven.
She lives near the river./She lives by the river.
Have you ever been to Paris?/This train is bound for Osaka.
He sat on the sofa./He sat in the sofa.
この手の本にしては、画期的に文が短いところもいいですね。例文を読むこと自体が面倒になるような長さじゃ嫌になっちゃうし、話のポイントはつかみづらいし、第一、こじろうにお奨めできないもんね??
「この本、こじろうにちょうどいいと思うの!! He's at the station.は教科書に出てきても、He's in the station.のほうはあんまり出てこないよね」と私がいったら、よしぞうが
「出てこないんだったら、そういうのは無駄知識だと、こじろうは思うんじゃないの??」と言った。
そうじゃないんですよ…まったく、そんなことはないんです。こういう、細かくて違うところをクリアにわかる、まとまりのよい例文をきっちり把握すると、がぜん英文法が生き生きしてくるんですよ。それで、丸暗記してなくても、いろんなものに類推がきいて、スッと穴埋め問題だってできちゃう。そういうものなの。
このほかにも、冠詞の話、時制の話、能動態と受動態など、なんかとてもうまい具合にまとまっていて、これほんとよくできてる本だと思いますよ。私にとっては非常に馴染み深い考え方がぎゅっと入っていて。あ、これはそういえば…
私が非常にめずらしく、保存版ノートを取っていた、駿台の英文法の授業というのがありましたけど。たぶんあれが、こういう話がぎゅっと詰まっていたものだと思います。薄いノートなんですけど、それを擦り切れるくらい見ておくと、「英文法頻出問題集」(だっけ??)というようなのを練習した場合に、丸暗記でなく、身についていくんです。答えは忘れているのに、「つい」正しいほうが浮かんでくるような。
だから、これはぜひお奨めしたいところなんだけど。いやそれが難しいんだけどねぇ…
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He's in the station.
この二つは、どちらも「彼は駅にいます。」と訳して間違いではないけど、ニュアンスはちょっと違う。

atは「点」を指すというのが基本だから、駅の「どこか」を点でとらえて、そこにいる。ホームでも、改札でたとこでも、トイレでも…ハチ公前でも…
一方、inは駅という「容器の中」を指すので、構内にいないといけない。
そういう、微妙な違いっておもしろいですよね。細かいんだけど、意味としては大きな違いになることもあるし、そこを知っていると「あぁ」とわかる部分がぐぐっと増えるんですよ。そんな細かい違いを気にするのは嫌だ、と思う人もいるかもしれないけど、そうじゃなくて…暗記の手間が一挙削減される、みたいな。
先日、本屋でふと「英文法、ネイティブが教えるとこうなります」(NHK出版新書、デイビッド・セイン、森田修)という本を手にとって、タイトルはそんなに気に食わなかったけど(^^;; 中を見たらすごく気に入ったので、買いました。
何が気に食わないのかって、だって、ネイティブの人が、日本人に役立つ本書けることなんて滅多にないもの(笑)。でも、この本については中身大丈夫そうです。たぶん、森田さんて人(英語教材を作ったり、実務翻訳をする人)がじっくり原稿を練ったんでしょうね。
この本で、前置詞のところに載っている例文はこんな感じです。
I'll be here by seven./I'll be here until seven.
She lives near the river./She lives by the river.
Have you ever been to Paris?/This train is bound for Osaka.
He sat on the sofa./He sat in the sofa.
この手の本にしては、画期的に文が短いところもいいですね。例文を読むこと自体が面倒になるような長さじゃ嫌になっちゃうし、話のポイントはつかみづらいし、第一、こじろうにお奨めできないもんね??
「この本、こじろうにちょうどいいと思うの!! He's at the station.は教科書に出てきても、He's in the station.のほうはあんまり出てこないよね」と私がいったら、よしぞうが
「出てこないんだったら、そういうのは無駄知識だと、こじろうは思うんじゃないの??」と言った。
そうじゃないんですよ…まったく、そんなことはないんです。こういう、細かくて違うところをクリアにわかる、まとまりのよい例文をきっちり把握すると、がぜん英文法が生き生きしてくるんですよ。それで、丸暗記してなくても、いろんなものに類推がきいて、スッと穴埋め問題だってできちゃう。そういうものなの。
このほかにも、冠詞の話、時制の話、能動態と受動態など、なんかとてもうまい具合にまとまっていて、これほんとよくできてる本だと思いますよ。私にとっては非常に馴染み深い考え方がぎゅっと入っていて。あ、これはそういえば…
私が非常にめずらしく、保存版ノートを取っていた、駿台の英文法の授業というのがありましたけど。たぶんあれが、こういう話がぎゅっと詰まっていたものだと思います。薄いノートなんですけど、それを擦り切れるくらい見ておくと、「英文法頻出問題集」(だっけ??)というようなのを練習した場合に、丸暗記でなく、身についていくんです。答えは忘れているのに、「つい」正しいほうが浮かんでくるような。
だから、これはぜひお奨めしたいところなんだけど。いやそれが難しいんだけどねぇ…
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