アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

He's at/in the station.(英文法の楽しみ方)

2011年06月14日 | 中学生活
He's at the station.
He's in the station.
この二つは、どちらも「彼は駅にいます。」と訳して間違いではないけど、ニュアンスはちょっと違う。

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atは「点」を指すというのが基本だから、駅の「どこか」を点でとらえて、そこにいる。ホームでも、改札でたとこでも、トイレでも…ハチ公前でも…
一方、inは駅という「容器の中」を指すので、構内にいないといけない。

そういう、微妙な違いっておもしろいですよね。細かいんだけど、意味としては大きな違いになることもあるし、そこを知っていると「あぁ」とわかる部分がぐぐっと増えるんですよ。そんな細かい違いを気にするのは嫌だ、と思う人もいるかもしれないけど、そうじゃなくて…暗記の手間が一挙削減される、みたいな。

先日、本屋でふと「英文法、ネイティブが教えるとこうなります」(NHK出版新書、デイビッド・セイン、森田修)という本を手にとって、タイトルはそんなに気に食わなかったけど(^^;; 中を見たらすごく気に入ったので、買いました。

何が気に食わないのかって、だって、ネイティブの人が、日本人に役立つ本書けることなんて滅多にないもの(笑)。でも、この本については中身大丈夫そうです。たぶん、森田さんて人(英語教材を作ったり、実務翻訳をする人)がじっくり原稿を練ったんでしょうね。

この本で、前置詞のところに載っている例文はこんな感じです。
I'll be here by seven./I'll be here until seven.
She lives near the river./She lives by the river.
Have you ever been to Paris?/This train is bound for Osaka.
He sat on the sofa./He sat in the sofa.
この手の本にしては、画期的に文が短いところもいいですね。例文を読むこと自体が面倒になるような長さじゃ嫌になっちゃうし、話のポイントはつかみづらいし、第一、こじろうにお奨めできないもんね??

「この本、こじろうにちょうどいいと思うの!! He's at the station.は教科書に出てきても、He's in the station.のほうはあんまり出てこないよね」と私がいったら、よしぞうが
「出てこないんだったら、そういうのは無駄知識だと、こじろうは思うんじゃないの??」と言った。

そうじゃないんですよ…まったく、そんなことはないんです。こういう、細かくて違うところをクリアにわかる、まとまりのよい例文をきっちり把握すると、がぜん英文法が生き生きしてくるんですよ。それで、丸暗記してなくても、いろんなものに類推がきいて、スッと穴埋め問題だってできちゃう。そういうものなの。

このほかにも、冠詞の話、時制の話、能動態と受動態など、なんかとてもうまい具合にまとまっていて、これほんとよくできてる本だと思いますよ。私にとっては非常に馴染み深い考え方がぎゅっと入っていて。あ、これはそういえば…

私が非常にめずらしく、保存版ノートを取っていた、駿台の英文法の授業というのがありましたけど。たぶんあれが、こういう話がぎゅっと詰まっていたものだと思います。薄いノートなんですけど、それを擦り切れるくらい見ておくと、「英文法頻出問題集」(だっけ??)というようなのを練習した場合に、丸暗記でなく、身についていくんです。答えは忘れているのに、「つい」正しいほうが浮かんでくるような。

だから、これはぜひお奨めしたいところなんだけど。いやそれが難しいんだけどねぇ…

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篠崎教本にちょい浮気-バイオリンレッスン(64)

2011年06月14日 | バイオリン
カイザーの二番、難しぃっす。

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一音の中で大きくしたり小さくしたりするのはちょい慣れてきたけど。八音スラーとか勘弁してください弓が足りませんからという感じ。

先生はやや苦笑しつつ聞き、「何か事故(移弦や、4の指を使うところ)があると、おっと、って弓をいきなり使っちゃってますよね。慌てずに、おさえめにいってください」

あと、ビブをかけるつもりなのやらつもりでないのやら、なんかこう曖昧な、迷った感じのまま弾いてたりするところが、混乱に拍車をかけるのだけど。

先生は、「やっぱりビブラートかけると響きがぜんぜん違いますよね!!」となんだか前向き。とりあえずほめて積極的にビブラートをかける習慣をつけさせようという絶賛キャンペーン中らしい。

ま、確かに、ちょっときれいかな、と思うところもたまにあるんだけど、たいていは、やるんじゃなかった的な、やらないほうがまだ聞きやすかったぞという失敗作。

「レやソがきれいにかかりやすいのは、開放弦と共鳴しやすいからですね。ファとかはかかりにくいので、しっかりかけないときれいに聞こえません」

それから、曲のほうは、時間の関係上、バッハのブーレを飛ばしていきなりビバルディに行く。だって、ブーレのほうは、ふつうにはいちおう弾けるようになって、ビブをきれいにかけるのが課題だし、これは今レッスンで弾いてどうこうというより、自宅研究しないとね。

ビバルディのほうは、今はとにかくビブの問題じゃなくて、ふつうに弾くところの問題。特に、ポジション移動がややこしくて、移動したあともけっこう込み入っているので、頭を整理しておかないといけないし、指の間隔もね。セカンドポジションとかが混ざるとよけい迷子になりやすい。

「あと、短調の曲は、特に半音でしっかり指をくっつけて弾くようにして、曖昧にならないように」たとえば、「ソ#、ラー」と解決して終わるところが、「ソ#」低めで「ソ」と紛らわしい感じだとものすごくまぬけに聞こえる。「ソ#」はきっちり高めに。ピアノでは、高めも低めもありゃしないのでとても新鮮だ。新鮮だが、求められている程度はよくわからない。あと、仮に程度はわかっても、今の指の動きの精度だとそのとおりになるとは限らない。

とまぁ、やっかいなビバルディと格闘して、あとはお楽しみ。こないだ仕入れてきた篠崎二巻は、デュオがいっぱい入ってるんで、先生と合わせてみようと思って♪

今使っている「あたばよ」三巻は、バッハのブーレと、ビバルディがとてもそそる曲なんだけど、あとはあんまりそそらない。それで、ほかの教本に手を伸ばしてみたわけ。

昨日は、「ラフォリア」を開いて、いきなり合わせ。私が1st弾いて先生が2ndですよね。これは、おとばよ会で初見合わせしたことあるけど、先生と合わせるのは別物。ばっちりハモって、フレーズもしっかり支えがあって、気持ちいいのなんのって。

弾き終わると、先生が「さ、じゃ交代」。あれっ、2ndは頭に入ってないんですけど…でもそんなに難しくなかったので、なんとかかんとか。1stと違って、自分のほうから合わせていく、支えていく感覚がまたおもしろい。

レッスンのときは、先生にただ聞いてもらうことが多いけど、こうやって、先生からの音も出してもらうほうが断然楽しい。得るものも多いと思う…「お楽しみ」のデュオを混ぜていこうっと。

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