アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

母の熱意は空回り

2011年08月17日 | 中学生活
高校受験のない、中高一貫の六年間。あるいは、大学受験のない、高専の五年間。

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受験のときは、どたばたしたけど、なんとか押し込んでしまえば…

子どもは入った部活にすぐのめり込んで、ほとんどの日が部活三昧。
せっかく休みの日があれば、せっせと友だちと出かけていく。
いったい、いつ勉強するつもりかしら。
試験のときは、いつも直前の一週間になってから大慌て。
それでもなんとかつじつまを合わせて、平均点くらいは取ってくるみたいだからしばらく様子を見ようかと。
とにかく毎日楽しそうで、いきいきと学校に通っているから、まぁいいか。

…と、こんなところが、受験を済ませた母の標準的な理想(妄想ともいう)かな。愚痴といえば、早朝のお弁当作りがたいへん、とか、泥だらけの洗濯物が山のよう、とか、せっかく共学に入れたのに義理チョコのひとつももらってこないの、とか。

しかし実際のところ、このパターンにハマらないということはかなりあると推測される。率についてはサンプルが少ないのでわかりません(^^;; 我が家については…あてはまったりあてはまらなかったりしている、とでも言っておこうか…ふっ…

「偏差値30からの中学受験 卒業編 母と子の旅立ち」(鳥居りんこ著)には、この辺の事情が事細かく語られており、成績低迷、帰宅部、いじめ、不登校と事件てんこ盛りの中学生生活、そしてなぜか落ち着いてきて静かに楽しげな(しかし傍から見れば無気力な)高校生生活。

長い夏休み、でかい図体でのべーっと家にずっといられたら、家の空気が淀むしイラつくし(親が)いたたまれない。というので、アグレッシブなりんこさんは、奇想天外な方法で「ねじまき」にかかる。

ひとつ、突然の海外ホームステイ。
ふたつ、サーフィン(o_o;;。
みっつ、ジュノンボーイコンテスト(^^;;

いずれも、いまいち効いたような効かないような、ともかく恒常的に「やる気」を起こさせるようなことはなく、不発に終わった。もちろん、こんなのではなくてふつうの…塾につっこむとか、そういった対策(?)もこの前にやり尽くしてのことだ。

自らのモチベーションを(あまり)持たない子どもを、中学受験につっこんで、実質第一志望に入れるところまで、ということでやれば、りんこさんのパワフルな子育てはいちおう奏功したといえよう。そこでは、説得したり、バトルしたり、投資したり(塾など)ということは無力ではなかったわけだ。

しかし、高校生になった子どもの点火をするってことは、できない。

---- 引用
母は腹を据えて我が子が自力で動き出すのを待つしかないのだろうか。お願い、誰かそれが何月何日の何時何分に動き出すのか教えて欲しい。
----
…激しく共感。

この本は、最近買った本ではない。それでもあえて今朝これを持ち出して読んでいたのは、
「またろうに、母があまり干渉しないことに感謝されたから」。

あれやれこれやれとか言わない(強制しない)し、露骨な人参ぶら下げたりとかしないし。
こじろうやはなひめにはあれやれこれやれとかも言うし、人参作戦よくやってるのに。というのである。

それはね、こじろうやはなひめだと本人からリクエストが来るってのもあるし、実際ぶらさげたら効くしね。キミは、人参やるっていっても断ったでしょうが。。

それに、この夏だってさんざんバイトやら他の手やら、考えては提示してみてことごとく不発に終わって、今はもう弾(タマ)もないんだよ。

私がいちばん露骨に干渉しようとしたのは、実際に全力で干渉してきたのはいちばんキミに対してなんだよ!! 感じてないのはキミのほうなんだよ!!
なんか空しい…(-_-)

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コメント (18)
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