アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

バイオリン×4の表現力!!(バイロイト祝祭カルテット)

2013年04月07日 | バイオリン
弦楽で四重奏といったら、ふつうはバイオリン×2、ビオラ、チェロだろうけど、今日聞きに行ったコンサートはバイオリン四本。aniaさんといっしょに行きました。

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そんな曲あるのかなという感じだけど、実際、曲がなかなかないらしい。編曲ものとか委嘱作品とかも弾いていたけれど、しょっぱなの曲は意外にもテレマン。

テレマン、4つのヴァイオリンのための協奏曲 ハ長調
なんでも、テレマンさんは通奏低音なしでこの、4つのヴァイオリンのための曲という新ジャンルを開拓した人らしい。知らなかった。

この曲を聞いていると、なるほどバイオリン四本という編成をよく生かしているなぁと。4本はまとめて和音として使ってよし、2本(デュオ)+2本(伴奏)として使ってよし、1本(ソロ)+3本(伴奏)として使ってよし。4本ともヴァイオリンなのだから、そのソロが次々受け渡されていってもいいわけである。四人のバイオリンの音色は、ちゃんと違うものなのだから、これがとてもおもしろく聞こえるのだ。

いやー、テレマンさん天才だよね。私にほめられてもうれしかないだろうけどさ。

最近作られた曲(委嘱作品)とかになると、最大限、バイオリンの能力を生かすべく、「いろんな音」を使うようになる。ピチカート、フラジオレットはもちろん、バイオリンの胴を叩くようなことも。

そう考えると、一種類の楽器(ヴァイオリン)でもずいぶんな音のバラエティーがあることになる。

とはいえ私的には、変わった奏法を使わなくても、純粋に四人分の音色が交代で出てくるのを楽しむっていうのがけっこう好きだったりするんだけど(テレマンさんの曲のような)。

ところで、今日の会場は小さなスペースで、たぶん力いっぱい椅子を並べても100人が限界くらい。私とaniaさんは開場時間をめがけて行ったので、ほぼ好きな席を選べて、前から二番目中央という特等席。そうやって至近距離で聞く音楽というのもいいものだ。ただちょっと笑えたのは…

「鼻息」が大きいこと(^^;;

アンサンブルを合わせるために息は使うけど、まぁ私とかがやるといまいち腰が引けてるというか、自信なさげになっちゃって、「何がしたいの?」状態になったりとか、意味なしになってしまうこともある。今日の方たちは、それぞれがオケのコンマスとかしてる人だから、そりゃあもう自信持ってけっこう広い範囲にいる人たちに「鼻息」を伝えるのが本職だったりするわけ。

それ×4だし、それを間近で聞いてるからね。鼻息。

ともかく、四人が演奏していてそりゃあ楽しそうなのだ。ふだんのオケコンマスとかが「気の張る」お仕事で、今日のはお楽しみなのかな?? 小規模で親密なアンサンブルを作って、しかも同じ楽器同士、そして違う個性の音が合わさって、しあわせ~な感じなんだろうなと。もちろん、聞いてるほうもね(^^)

アンコールは二曲弾いてくれて、その二曲目ってのが、「夜の女王のアリア」だった(o_o;;

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コメント (2)
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