アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

聞き疲れしない演奏

2013年04月02日 | ピアノ
「素人が伴奏を楽しむ会」初回のエントリーはたったの四つでしたが、今回は堂々の17。

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途中、短い休憩を挟みながらえんえん三時間。その中でほとんど出づっぱりの中川Vn先生ですが、「今回は疲れませんでした♪」といっていただけたのは、もちろん私のプログラム配置のうまさというのもさることながら(!)、今回の演奏クオリティーによるところが大きかったように思います。

諸々難あり、その中に埋もれつつも音楽の心が発露する大人アマチュアの演奏を、三時間真剣に聞いてたらそりゃ疲れますよねふつうは。いや「ふつう」って何ですかというところですが、少なくとも私は疲れます。でも今回のはほんとに聞き疲れしなかったんですね。

なんというか、音楽がしっかりしていて、気持ちよく流れるんですよ。前へ前へ。

技量の高低がどれくらいかとか…
指が隅々まできちんと回っているかとか…
練習する時間がたっぷりとれたかとか…
ミスタッチが少なかったかとか…
そういう点はまぁ、人それぞれで、だからこその「ばんたの」なんですけど、問題はそんなことではありません。

曲への愛なのか、音楽の理解なのか、まぁともかく。平たくいえば「ノリ」がよいということになるのでしょうか? 素人の演奏で、ここがクリアされていればもうバッチリ、文句なしですよね。

さらに、プロの演奏は何が違うかというと…

・タテ線の合い方。
今回の参加者でリズムずれずれの人はいません。みんなちゃんと合ってますけど、合うといってもレベルが違う。スパーンと欲しいところにピタリとはまる、その合い方が半端ないんです。
Yoko息子1くんが伴奏したのは、ヴィニャフスキの派手な曲で、カチコチとテンポどおりではなく「滞空時間多め」が求められるものでしたが、これが中川先生のバイオリン演奏によりそって、そりゃもう気持ちよくハマっていきます。

・空間の支配。
私は歌の伴奏をするのに、グラピ全開で弾いていたのですが、海実さんの声はもう隅々までサロンを満たし、圧倒的な存在感でした。pになっても決して埋もれることなく、空間を完璧に支配できるんです。もちろん中川先生のバイオリンも同じですが…バイオリンの発表会だったら、ピアノがだいたい勝っちゃうので蓋を閉めたりしますけどね。こまたろう母さん(ピアノをバーンと鳴らせる、十分素人離れした方ですが)、「負けちゃうから」といって全開で伴奏してました。

(Yoko息子1くんも海実さんも形式上はアマ側参加ですが。)

というわけで、今回の「ばんたの」は、素人の音楽の楽しさ、すばらしさを再確認するとともに、プロのすごさにも改めて感服するという、非常に有益な会になりました。

欲をいえば…なんかうまい人ばっかり多くなりすぎちゃったんで、私のお仲間(初心者~中級者)カモーン!! というところです。次回、お待ちしておりますので参加ご検討ください(^-^) コンチェルトとかソナタとかじゃなくて小品お奨めです。

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コメント (1)
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