アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

またろうの作り方: 初めての小学校・学童日記より(5)

2013年04月08日 | 小学生活
子どもにとって、何がわかってなくて何ならわかってるのかって、大昔に子どもだった大人にはわかりにくいものですよね。しかも、一人目が「またろう」だったのって、ほんとに難題でした。

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* * *

2000年4月8日:ひとりでいけたよ習い事

今日は土曜日で小学校も学童も休み。でも、スポーツクラブと音楽教室があって、4月から時間が幼児(こじろう)とずれたためにまたろうには一人でいってもらわなくちゃいけない。スポーツクラブは通いなれた保育園で行われるし、子供の足でも家から5分で着くのでまったく問題ない。一方、音楽教室は大人がせっせと歩いても15分くらいかかるのでなんと一人でバスに乗っていかせようという大胆な計画。

スポーツクラブは、保育園に体育を教えに来ている先生が、土曜日に園庭で希望者を集めてマット・飛び箱・なわとび・ボールなどと、おにごっこなどのゲームをして遊ばせてくれるというお気軽なもの。またろうは去年から毎週通っているし、場所もよくわかっているので私はまったくこちらの心配はしていなかった。ところが。

なにげに「いってらっしゃーい」と送り出して5分ちょっと、突然学童の先生から電話。「またろうくんがいま来て、スポーツクラブはどこですか?と聞いていますが」、、なぁにぃー!!

またろうとしては、「保育園エリア」から「学校エリア」(この二つは真向かい)にガラリとお引越しをした気分なので、小学生になったらスポーツクラブだって小学校であるものと思ったらしい。保育園(私立認可園)を通してスポーツクラブ(営利団体)が主催してやってるものが突然小学校や学童(公立)の校庭でやるわけなかろうってのは(大人には)わかりきったことだけどね。盲点でした。

さてさて、バス対策。小さいお財布に100円玉(バス代)と10円玉(電話代のつもり)、紙に親のPHSと自宅の電話番号を書いて持たせて、「駅に着いたら運転手さんに100円渡して降りるんだよ。困ったことがあったら、この紙を大人の人に見せて電話をかけてもらうんだよ」と言い聞かせました。

あとは、バス停まで送っていって、乗せて突然「バイバイ」としてみました。家に戻って、そろそろだから教室に電話してみようかなと思ったとたんむこうから電話があり(事務の人が気をきかせてかけてくれた)「ママ―、着いたよ」。一発クリア!

後で聞いたら、「降りますのボタン押すのがいつかわからなかったんだけど、ちゃんと降りられたよ(←ほんとは終点だから当たり前だ)」といっていました。本人はどきどきもんだったようです。

そう、ボタンを押さなきゃいけない帰りの方が問題なのだ(今日は迎えに行った)。帰りは次回の課題としましょう。

* * *

けど、今から思うとこの、またろう一人旅(いや、最寄り駅に行くだけなんですけどね)ってずいぶん大胆。携帯を持ってるわけじゃなくって、十円玉とメモ持たせてなんて、今の私が当時のまたろうにだったらやれないと思うんですよ…。

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コメント (4)
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