アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

私が数学わからなかったのはどう考えても教え方が悪い!

2015年06月22日 | 大学生活
すみません、「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」というコミックスタイトルのパクりですがこのブログ読んでる人のほとんどは知らんですよね(私もたまたままたろうの本棚で見かけただけ)。

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私は元々数学苦手の理系ですが、だから数学がイマイチあやふやなのわかっててあえて「理系男子と結婚しよう」なんて不純な動機で理系を選んだのが悪いと言われればそれまでですが、ともかく大学に行ってからの数学って、これっぽっちもわからなかったのでした。

どうわからないかというと、何をやっていたのかがわからないレベル。

じゃあどうやって卒業したのかというと、えー別にカンニングじゃないですよ。でも
・人脈で過去問ゲット
・人脈で解答作成
・前夜、「写経」して手に覚え込ませる
・テスト当日、なぜか類題だけなんとか解ける(!?)しかし徹頭徹尾意味不明

というようなやり方なんで限りなく他力ではありますが、とにかく単位とって、でもそんなやり方だから速やかに忘却してしまって、いつも「あれはなんだったんだろう」というような。

もちろん私も最初は授業に出ていたんだけど、そこでイプシロンデルタどうとかで、実数が連続してるとかいうそりゃそうだろうよ的なことを延々とやってて誰得かわかんなくて、ついでに先生の字がきたなくてxとyの区別もつかず、滑舌も悪くて何をいってるかわからず、要するにある程度わかってなくてはそれを判読してノートを取ることもできないという状態。

それでその無益な授業を諦めて以降は出席せず、もっと有益な何か…青春とか…に時間を費やしたんだけれど。

そのことは別に後悔してないし、今別に数学わからないからって困らないし、一生ほっといてもかまわないっちゃかまわない。

けど、こじろうが大学生(理系)になって大学の数学が始まると、はたから見ていてなんとなく、そこまでわかんない話してないみたい?? 確かにイプシロンデルタのあたりはこじろうも「誰得!?」って母と同じ感想を抱いたらしいけど、でも線形代数はもっととっかかりのある内容だしねぇ。またろうのやってた高専の数学はもっと、イプシロンデルタはなくって(^^;; ほんとに使う数学ばっかり書いてあったから、高校の数学あたりが終わってからも、まだずっと読めばわかるような内容だったのだ。

あのわからなさは何だったの!?

…という純粋な好奇心(つまり、なんの役にも立たない)で、たまたまブロ友さんのところで見かけた本をポチ。
「プロの数学 ―大学数学への入門コース(松野陽一郎)」

今日は会社の帰りに読みながら来たんだけど、
「そうだったのかー!!」
「おもしろいじゃん(o_o)」

んで、タイトルの感想に至ったわけです。

私の場合、英語とか国語とかであれば、むちゃくちゃ鋭く「出題者の意図」というものを察することができて、それで自分がわかってないところまで(笑) 正解を出すことができたりしたのですが、数学はその神通力がまったく効かなくてねー
…まぁ要するに、話のポイントがまったくピンときてないってことですか。

でもこの本だと、大学入試の数学の問題ってのが、数学屋さんのどういう発想で出題されたものなのか、ちょっとわかるというか、そういう数学的にとても大事なポイントをシンプルにすっと切り取って出したみたいな、それが数学屋さんの考える良問というものであって、でもそれって結局本質的な理解をしていない(けどいちおうまじめに数学は勉強した)高校生には逆に難しくなっちゃうので、だから東大京大の問題になってるんだなと。

それでつまり、私が早慶理工学部の入試数学ならわりとちゃんと解けたのに、東大の数学はわかんなかったのはそういうわけなんだな、とも。

(つづく)

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コメント (18)
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