ものすごいいまさらの話ですが、アンダンテって元はイタリア語ですよね。…というふうに意識したことはなかったんですが。
←実によいHNを選んだと思っております
アレグロとかモデラートとか、フェルマータとかドルチェとか、そのあたりの音楽用語全部。
それで、
「これで納得!よくわかる音楽用語のはなし―イタリアの日常会話から学ぶ(関 孝弘)」
というのを読んだらですね、まずはアレグロとかモデラートとかアンダンテとかが、別に速さを表す言葉じゃないってんでクラクラ来て、それで改めてアンダンテのところを見たら…
「歩く速さ」という意味はないんだって(o_o)
この言葉は動詞andare(英語でいえばgo)から生まれたそうで、要するに移動するということです。速くも遅くもなく、ともかく停滞はせず前進するというような。
で、そこから転じて、「良くも悪くもない」「中庸」「まぁまぁ」というような意味にも使われるので、「アンダンテな人」というと「才気あふれるものは持ち合わせていないけれど、性格は強くも弱くもなくバランスが取れて誰とでもうまくやっていける人。人生をそれなりに生きている人」だって(笑)
…いやー、そんなこと知らないでHNとして長年使ってましたが。
でも、そう思ってよく考えるとね、私は決して「バランスが取れて誰とでもうまくやっていける人」であるなどと主張はいたしませんが、でもそういうふうに志向しているってことはあるかも。すごく何々でなくていいけど、停滞しないで前進する。平凡。ありのまま。
元々が、受験カテゴリーの掲示板やブログ用のHNとして考えたものです。受験の態度としても、「停滞しないで前進」まさにコレですよ。がんがん上を目指すとかではなくて。
まぁ、そう考えると「歩く速さ」というのもそうハズれた訳語ではないかもしれません。そもそも、なぜ「歩く速さ」というふうに日本には輸入されたかというと、ドイツ経由で西洋音楽が輸入されたから…ドイツ人はアンダンテのことを「歩く速さで」と思っていたから。というのがこの本の解釈です(真偽のほどは不確か)。
ほかにも、ラルゴは「洋服がぶかぶか」って感じで、アレグロは「あ・かるい(明るい、軽い)」って感じで、モデラートは「ジャストフィット」って感じ。
「ラッレンタンド」と「リタルダンド」は何が違うのかわかりにくいけど、
「ラッレンタンド」はレントになっていく感じで「遅くなっていく」
「リタルダンド」は「遅れる」。だから
「えー、ただ今雪のため電車はラッレンタンドして走行中~。そのため到着時間は10分のリタルダンドの予定です」…
そう考えるといろいろとおもしろい。もっとも、音楽用語として使われている速度記号などは、イタリア語の日常会話的なニュアンスに沿っているとも限らないわけで、こう弾くのが正解!! と決まったものではないかもしれないけど。
でも、「フェルマータ」はゆっくりするんじゃなくてちゃんと「止まる」ことが大事(と、こないだのレッスンでも言われたような)とか、やっぱり知らないよりは知ってるほうがいいよね。
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「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社 ←またろうがイラストを描いた本(^^)
「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
(今回もイラストはまたろう)
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それで、
「これで納得!よくわかる音楽用語のはなし―イタリアの日常会話から学ぶ(関 孝弘)」
というのを読んだらですね、まずはアレグロとかモデラートとかアンダンテとかが、別に速さを表す言葉じゃないってんでクラクラ来て、それで改めてアンダンテのところを見たら…
「歩く速さ」という意味はないんだって(o_o)
この言葉は動詞andare(英語でいえばgo)から生まれたそうで、要するに移動するということです。速くも遅くもなく、ともかく停滞はせず前進するというような。
で、そこから転じて、「良くも悪くもない」「中庸」「まぁまぁ」というような意味にも使われるので、「アンダンテな人」というと「才気あふれるものは持ち合わせていないけれど、性格は強くも弱くもなくバランスが取れて誰とでもうまくやっていける人。人生をそれなりに生きている人」だって(笑)
…いやー、そんなこと知らないでHNとして長年使ってましたが。
でも、そう思ってよく考えるとね、私は決して「バランスが取れて誰とでもうまくやっていける人」であるなどと主張はいたしませんが、でもそういうふうに志向しているってことはあるかも。すごく何々でなくていいけど、停滞しないで前進する。平凡。ありのまま。
元々が、受験カテゴリーの掲示板やブログ用のHNとして考えたものです。受験の態度としても、「停滞しないで前進」まさにコレですよ。がんがん上を目指すとかではなくて。
まぁ、そう考えると「歩く速さ」というのもそうハズれた訳語ではないかもしれません。そもそも、なぜ「歩く速さ」というふうに日本には輸入されたかというと、ドイツ経由で西洋音楽が輸入されたから…ドイツ人はアンダンテのことを「歩く速さで」と思っていたから。というのがこの本の解釈です(真偽のほどは不確か)。
ほかにも、ラルゴは「洋服がぶかぶか」って感じで、アレグロは「あ・かるい(明るい、軽い)」って感じで、モデラートは「ジャストフィット」って感じ。
「ラッレンタンド」と「リタルダンド」は何が違うのかわかりにくいけど、
「ラッレンタンド」はレントになっていく感じで「遅くなっていく」
「リタルダンド」は「遅れる」。だから
「えー、ただ今雪のため電車はラッレンタンドして走行中~。そのため到着時間は10分のリタルダンドの予定です」…
そう考えるといろいろとおもしろい。もっとも、音楽用語として使われている速度記号などは、イタリア語の日常会話的なニュアンスに沿っているとも限らないわけで、こう弾くのが正解!! と決まったものではないかもしれないけど。
でも、「フェルマータ」はゆっくりするんじゃなくてちゃんと「止まる」ことが大事(と、こないだのレッスンでも言われたような)とか、やっぱり知らないよりは知ってるほうがいいよね。
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「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社 ←またろうがイラストを描いた本(^^)
「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
(今回もイラストはまたろう)