アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

今年もベトソナ!?

2017年03月01日 | ピアノ
去年、「とりあえず手に当てとく」キャンペーンの一環として、テレーゼの一楽章を弾きましたが…

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なんかピンと来なくて。ピンと来ないのは曲じゃありません、弾いてみるとさらに曲のよさは味わえたと思います。聞くほうとしては好きな曲です。しかし自分の弾いたテレーゼはピンと来ない。

元々わかっていたことではありますが、ハノンやツェルニーをこなした経験のある人にとってのベトソナに比べると、私にとってのベトソナはコスパが悪い。弾くのに手間がかかるということは当然あります。

音階やら、アルペジオやら、和音の連続をつかむことやら、基本のパーツパーツでよその人がある程度自動モードでこなせていることが、私にとっちゃいちいちバラバラひとつひとつ追っていかなきゃいけないわけだからそりゃたいへんだ。

けど、そんなことをいえばショパンだってラヴェルだって、マニュアルモードでえっちらおっちらやるってことについては同じことで、ただ、私にとってはショパンもベトソナも難しい…そしてツェルニーとかの訓練がしっかりできている人にとってはベトソナの練習のある部分が省力化できるというだけのこと。それについてはまぁいいんです。

ただ、かなり時間をかけて練習しても、結局なんか「ぱりっ」といかないというか、(自分の弾くのを)聞いていておもしろくない、合わないなぁ(合わないというよりぶっちゃけベトソナ的なテクニックがなさすぎる)と思ってしまって、途中放棄の形になりました。自分にとってベトソナがとりわけコスパ悪いなら、あえて弾くこともないかぁ?? とりあえず手に当ててはみたわけだし。

でも、シフ様のレクチャーコンサートを次々聞いていくと、なんだかベトソナがとっても魅力的に聞こえて、このまま(弾くほうの)お付き合いをやめちゃうのも一度きりの人生もったいないような気がしてきて。

レクチャーコンサートは、一巡するだけでなく、心にひっかかったものは再度聞いてみたりして。私の心を最も強くわしづかみにしたのは9番です。

まんま弦楽四重奏の第一楽章。
何がそんなに悲しいのというほどどんよりした第二楽章。
軽やかにかっこいい第三楽章。

特に第二楽章が弾いてみたい。これはテレーゼよりは比較的、私の不得意でないジャンルな気がする…
第一楽章はシフ様が弾くとほんとに素敵。めちゃくちゃ好きだけどこれはおそらく難物。
第三楽章は最も私の不得意とするところだと思うし、この三楽章の中でいえば別に自分で弾かなくてもいい(笑)

今年も弾いちゃおうかな。ベトソナ。弾くならまっしぐらに弾きたい順で、第二楽章→第一楽章(気が向いたら→第三楽章)だな。

ところで、こんなせっぱつまった、選曲どころでない状況(土曜日がアルカン「ファ」の本番)で突然ベトソナ選びをしているのは、どう考えても「定期テスト直前に部屋の片づけをしてしまう症候群」だよね(^^;; アルカンの「ファ」はなかなかうまくいかなくて…だってぜんぜん私の得意ジャンルじゃないし…ただ、私が弾かなければ誰も弾かないってところがベトソナと違う(笑)

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コメント (2)
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