アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

そんな先生からも弾くのを止められた曲

2017年03月07日 | ピアノ
私がショパンのバラードを持っていっても動じない先生…実のところ、「道化師の朝の歌」を持っていったときはちょっとだけ動じていて(^^;;

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「私も(ステージ上で)弾く自信ありません…」などと言ってた先生ですが、三か月以上えっちらおっちらに付き合ったあとは
「思ってたよりずっと弾けたしおもしろかったですね!!」とまで言ってました。要するに、同音連打が慣れないピアノでぱしっと弾けるか!? とか心配が尽きない曲ですが、別にそんなとこは耳をつぶればいいし、人前で弾くんじゃなくて楽しめればいいんだったら話が別だってことだと思います。

ま、ともかく、バラードだって止めなかった先生ですが、八年間に三曲だけ、「やめときなさい」と言われた曲があります。

(1) ショパン ノクターン遺作
「戦場のピアニスト」とかでも有名な曲ですね。みんなよく弾くやつ。別に弾いたっていいじゃないかと思うんだけど、
「そんなつまんない曲やめときなさい」と先生。

たとえばノクターンでも17,18,19といった後期の作品になると、その陰影ふかい和声のうつろいとか、もう「神」レベルで、そういうのに比べると、けちょい。どうでもいい(注: 私のではなくて、先生の意見です)

「まー、弾きたきゃ弾いてもいいんですけどー (←わりと投げやり)
こういう曲って、弾いてる本人がどのくらい没入できるかっていうか。
だから好きに弾いていいわよ。よほどおかしかったら止めるから」

いやそこまで言われて弾くのもどうかと。。
いうことで沙汰やみになりました。

(2) ショパン マズルカ第17番変ロ短調 Op.24-4
「マズルカ、難しいのよね~」…バラードは止めないのにマズルカは止める先生。

確かに、マズルカっていったっていろいろあるだろうによりによってややこしい大人っぽいこの曲を持っていこうとする私も私だが…

「マズルカをやる前にポロネーズを弾いてみるといいわよ」…取り組むべき曲の順序について語ることは滅多になかった先生なのでこれはかなり新鮮。

それで、(私にしては)おとなしく、先生の言うとおりに、指示されたポロネーズ一番を。
このとき、なぜだか火がついて、夜な夜な譜読みに取り組み(やまちゃんに消音ユニットがまだついてなかったころなので、クラビノーバで)、翌週はいきなり音を並べた状態でポロネーズ一番を持っていった私。

先生は心底驚いて、これ以後は私に、「譜読みが速い」ということではいちいち褒めなくなった(笑)

一気に譜読みしたポロネーズ一番だったが、曲としてはあまり気に入らなくてすぐやめてしまい、印象に残らなかった。
いったいぜんたい、ポロネーズをいくつか弾いたら、難しいというマズルカに手を付けやすくなるのかどうかは、いまだに謎である。

(3) ショパン 軍隊ポロネーズ
ポロネーズ一番にあまり興味が持てなかったので、「名前がついた有名どころの」曲を持っていこうとした私。

そしたら先生は
「そんなつまんない曲やめなさいよ (←また出た!!) 英雄ポロネーズのほうがずっとおもしろいからそっちにすれば」
…確かにそれも名前がついた有名どころですが。しかし冗談でも弾けないものってあるでしょ先生!!

まぁけど、先生がまったく軍ポロに興味ナシらしかったので弾くのはやめた。


というわけで、私の選曲にダメ出しがでたのは八年間で三回。

弾くのが無理かどうかというよりも、先生がレッスンする気が起こるかという観点で決まっていたような気がする…


おゆき先生は、自分の好みでなくても(プーランクでも、アルカンでも)ちゃんと見てくれマス(^^;;
でも、おゆき先生でも、特にヤル気の出る曲とそうでない曲はあるだろうし…
なるべくなら先生がレッスンしたくなる曲を持っていきたいとは思ってます。

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