弾く楽器がピアノであれば、絶対音感を持ってなくても、「ド」のキーを押せば調律師さんが整えてくれた「ド」の音が出るので…
←アッ、このテンポで出たかったんじゃないー!! なんてことない??
ふだん、別に困ることはない。たぶん、絶対音感を持っているかどうかというのは、耳コピが自在にできるとか、何かしらの部分に効いてくるんだろうけど、絶対音感を持っていれば素敵なピアノが弾けるというわけではないので、いまさら絶対音感があったらいいななんてことはまったく思わない。
(絶対音感があるかどうかと、ピアノのうまさはおそらく相関があるが、それは幼いころから音楽教育をみっちり受けたかどうかと関係が深いからであって、絶対音感があればピアノがうまいというのとは違う)
バイオリンであれば音程づくりは重要なポイントだけど、これも通常はリファレンスがあって音を合わせられればいいので、絶対音感がなくても問題はない。(当然だけど相対的な音感は超重要)
テンポの場合はあんまり「絶対テンポ感」なんて言い方はしないけど(とはいえ私のオリジナル表現ではない。ぐぐればそれなりに使用例はある)、こちらはできればほしいと思っている能力のひとつ。
もちろんこちらについても、演奏上、より重要…というより少しの違いがクリティカルなものが相対テンポ感である。音楽の中で「わけあって」速くなったり遅くなったりすることは当然あるけど、「わけもなく」テンポがゆらぐとたいへん聞き苦しくなって、かなり達者に弾いていても下手な印象を与える。
ちょっとした小ミス(ミスタッチとか)から焦っていきなり走り出すような演奏はザンネンに聞こえるし、(←この癖はそんなにない)
音に自信がなくて探しているために間が空くとか遅くなるとかは演奏としては論外だろう。(←これはよくやっちゃう)
「絶対テンポ感」というのは、そういうのとはいちおう区別して、たとえば舞台袖から舞台に上がり、お辞儀してやおら弾き始めるときにピタリと弾きたいテンポで始められるのかどうか。
始められるもなにも、ピアノソロなら誰も邪魔する人はいないんで好きなテンポで弾けばよさそうなものだけど、弾き始めちゃってからアレ? 速すぎたとか遅すぎたという事故は後を絶たない。
弾いてみれば、それが自分にとって最適なテンポかどうかわかるんだけど。その最適なテンポですっと出ることができない。
ましてや、合奏(連弾含む)の場合に、自信をもって「こうよ」とテンポを提示することができない。つまり、実際に弾くという物理的動作をすることなく、最適なテンポを生成することに自信が持てない。
しかし考えてみれば、絶対音感がなくてもバイオリンを弾く場合、音叉なりチューナーなり使って合わせれば何も恥ずかしいことはないのと同じように、絶対音感がなければ舞台袖でデジタルメトロノーム(音消し)でテンポを確認して出ても問題はないんじゃないか?? それで多少安全に演奏を開始できるなら。
ここまで書いてきて思ったんだけど、そりゃ舞台袖で電子メト見てても別にいいとは思うんだけど、それより「実際に弾くという物理的動作をすることなく、最適なテンポを生成する」のができないことが本質的に問題じゃないのか? つまり具体的に詳細にソラでイメージすることができなくて、必ず楽器というものが目の前にあって実際鳴ってくれることを頼りにしてるわけで。それってどうなんだろう…
今から絶対音感は身につかないし、いらない。
絶対テンポ感は…実用上も役立つし、それは何か演奏上も重要な何かと関わっているもので、若くなくても身に付くかもしれないものなんじゃないだろうか。
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ふだん、別に困ることはない。たぶん、絶対音感を持っているかどうかというのは、耳コピが自在にできるとか、何かしらの部分に効いてくるんだろうけど、絶対音感を持っていれば素敵なピアノが弾けるというわけではないので、いまさら絶対音感があったらいいななんてことはまったく思わない。
(絶対音感があるかどうかと、ピアノのうまさはおそらく相関があるが、それは幼いころから音楽教育をみっちり受けたかどうかと関係が深いからであって、絶対音感があればピアノがうまいというのとは違う)
バイオリンであれば音程づくりは重要なポイントだけど、これも通常はリファレンスがあって音を合わせられればいいので、絶対音感がなくても問題はない。(当然だけど相対的な音感は超重要)
テンポの場合はあんまり「絶対テンポ感」なんて言い方はしないけど(とはいえ私のオリジナル表現ではない。ぐぐればそれなりに使用例はある)、こちらはできればほしいと思っている能力のひとつ。
もちろんこちらについても、演奏上、より重要…というより少しの違いがクリティカルなものが相対テンポ感である。音楽の中で「わけあって」速くなったり遅くなったりすることは当然あるけど、「わけもなく」テンポがゆらぐとたいへん聞き苦しくなって、かなり達者に弾いていても下手な印象を与える。
ちょっとした小ミス(ミスタッチとか)から焦っていきなり走り出すような演奏はザンネンに聞こえるし、(←この癖はそんなにない)
音に自信がなくて探しているために間が空くとか遅くなるとかは演奏としては論外だろう。(←これはよくやっちゃう)
「絶対テンポ感」というのは、そういうのとはいちおう区別して、たとえば舞台袖から舞台に上がり、お辞儀してやおら弾き始めるときにピタリと弾きたいテンポで始められるのかどうか。
始められるもなにも、ピアノソロなら誰も邪魔する人はいないんで好きなテンポで弾けばよさそうなものだけど、弾き始めちゃってからアレ? 速すぎたとか遅すぎたという事故は後を絶たない。
弾いてみれば、それが自分にとって最適なテンポかどうかわかるんだけど。その最適なテンポですっと出ることができない。
ましてや、合奏(連弾含む)の場合に、自信をもって「こうよ」とテンポを提示することができない。つまり、実際に弾くという物理的動作をすることなく、最適なテンポを生成することに自信が持てない。
しかし考えてみれば、絶対音感がなくてもバイオリンを弾く場合、音叉なりチューナーなり使って合わせれば何も恥ずかしいことはないのと同じように、絶対音感がなければ舞台袖でデジタルメトロノーム(音消し)でテンポを確認して出ても問題はないんじゃないか?? それで多少安全に演奏を開始できるなら。
ここまで書いてきて思ったんだけど、そりゃ舞台袖で電子メト見てても別にいいとは思うんだけど、それより「実際に弾くという物理的動作をすることなく、最適なテンポを生成する」のができないことが本質的に問題じゃないのか? つまり具体的に詳細にソラでイメージすることができなくて、必ず楽器というものが目の前にあって実際鳴ってくれることを頼りにしてるわけで。それってどうなんだろう…
今から絶対音感は身につかないし、いらない。
絶対テンポ感は…実用上も役立つし、それは何か演奏上も重要な何かと関わっているもので、若くなくても身に付くかもしれないものなんじゃないだろうか。
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