アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

忙しい人のための「雨だれ」考えてみた

2017年03月25日 | ピアノ
「雨(or飴)」コーナーで弾くために、ショパンの「雨だれ」三分バージョンを考えてみました。

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雨だれって、超有名曲なので、これまでも何度も発表会などで聞いたことがありますが、なんか…かったるいというか、長いですよね。似たような調子で。24の前奏曲集はとても短い曲が多い中で、「ここまで長くなくても??」なんて思ったことがあったり。

それで、ばっさばっさ切って、三分バージョンを作るのくらいどってことなかろうと思って、私が「雨だれ」やる!! って安請け合いしたんですけど…

切り方自体は簡単です。似たような音形見つけてワープするだけ(笑)

大まかにいって、1/2サイズにすればいいわけですから…

似た感じのが二回繰り返されていたらそれを一回にして次に行っちゃえば「だいたい」半分になるでしょ。

えいやぁ、とぶった切って、弾いてみたらけっこうぴったり三分にはなりました。確かに。しかし、なんというか…

…大まかにいって、似たの(といっても繰り返しじゃないからちょっと違うけど)が二回あるのを一回にしてるわけですから、この曲が元々持っていた「型」のあらかたは網羅されてるわけです。ショートバージョンであっても。

でも、じゃあそれが元の曲と同じだけのことを言ってるかというと、なんかどうもそういう感じはしなくて、
一回目来る
二回目(ちょっと変形)来る

というと、その「ちょっと変形」のところに「あえてそうした」という感じが加わってなんか印象(意味?)が加わるような気がするんですよね。

ショートバージョンにするとき、
一回目来る
だけにしちゃうとその、「ちょっと変形」のところが抜け落ちてしまうし、かといって、
二回目(ちょっと変形)来る
だけにしちゃうと、「ちょっと変形」のところは入っているけど、その変形がない一回目を聞いていないから、結局はあんまりソコが印象的じゃなくなっちゃうんです。

また、原曲を聞いたときの「くどくど」した感じというのも、それはそれで「味」であって、たとえば「~続いている」とかそんなニュアンスがつくられますよね。この曲が当てはまるかどうかは別として、たとえば女々しさとか、諦めきれない気持ちとか、「でも…だって…」みたいな気持ちとか。

そう思うと、だらだら続くにも続くだけの意味はあるというか、まぁショパンが作ったままの形で弾くのが一番この曲本来の魅力というものなんだろうなとか(←そりゃアタリマエ)そういうこともしみじみわかってくるわけです。

…これは案外おもしろいな…

ゆるい会なので、私がどうしてもオリジナルのまま「雨だれ」を弾きたいといえば三分でなくてもOKしてもらえるかもしれないのですが、なんかここまで考えたり試したりしていたら、パズルのような、実験のようなところがおもしろくなってきてしまって、

ここは三分きっちり守る形で「雨だれ」を「雨(飴)縛りコーナー」に入れたいという気がふつふつとしてきました。
原曲の良さをなるべく伝えつつ、ネタでもあるというようなぎりぎりの線を狙ってみたい。どう切って、どう弾くのか。

なんか、邪道な楽しみ方だとは思うんだけど(^^;; ま、たまにはこんなのもいいかなと。


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