アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

バッハフーガ、二通りで弾いてみる?

2020年10月03日 | ピアノ
今日はartomr先生レッスン会@zoomがありまして、私が見てもらった曲は
バッハ/平均律第一巻第二番フーガ
スクリャービン/24の前奏曲
でした。

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このブログをずっと読んでくださってる人ならお察しですが、前回のartomr先生レッスンから今まで、いろいろとあれこれと別の曲が目白押しでして、これら弾いてないわけですね、ほとんど…

それで、昨日はブログも書かずに必死でこの二曲を練習してました。土壇場力。

それで急速にキャッチアップして、まぁまぁの録音できたと思ったのが上にリンクしてあるやつなんですけど、
それで自分で聞き直してみて「ん? まてよ??」
七月の、第四回Web練習会でアップしたフーガを聞いてみたら…クリソツ…っていうか七月のほうが微妙にイイと思う。弾きなれているというか。

それで、今日のレッスンでその「微妙にキャッチアップまでも行ってないバッハ」を聞いたartomr先生は、一言でいうと「困惑」したと思われます。

artomr先生は、予めお手本演奏動画とか、指使いやアーティキュレーション、ペダルについて詳細に書き込んだ資料を送ってきてくれているのですが、私がそれらをまったく見ないで「とりあえず通るように」突貫工事をして、その結果、artomr先生の頭の中にあるのとまったく違うタイプのバッハを弾いていたからです。

一言でいうと、私が弾いてたのは「ポツポツ系」、artomr先生のは「なめらか系」で、先生が送ってきたのはこんな感じです:


どちらが正しいということではないのですが「別の可能性もあるよ」「こちら(なめらか系)も試してみてほしい」とartomr先生。

「ドシド」をひとまとまりで弾く人はそれなりに多いかもしれないけど「ラードシド」をひとまとまりで弾く人は少ないらしい(でもシフはこちら派)。「ドシド」の前に飾りがついているというような考え方。で、試しに、そういうふうに冒頭を弾いてみると、同じ技術でも、もっときれいに(歌うように、流れるように)聞こえる。

あと、こういうふうに(なめらか系)弾く場合は、旋律ごとに違う切れ目で弾かなきゃいけないので、別々のものを操っている感覚がだんだん出てくる。…つまり、学習方法としてお奨め。対位法的な思考を身につけるために。

…で、ぜひ両方弾いてみてほしい(録音並べたらおもしろい)

こういうのは、ひとつの解釈であってほかにもいろんな解釈ができるし、一つの曲で一人の人が何種類も弾き分けることもできる(楽譜に記入するとかして明晰に決めていく)。ひとつの解釈はひとつの解釈でしかないんだけど、でもひとつひとつの解釈は「重い」。それは、人がひとりひとり違ってそれぞれが「重い」のと同じように、ひとつの解釈を深く勉強してみるといろんなことがわかってくる。ほかの解釈についても理解が深まる。

そういうことをしていくと、細かいところまで聞けるようになる。

アーティキュレーションの話のほかに、強弱についての提案(こうだからこうしたら)があったのですが、こちらのほうはとてもしっくりくるというか、私も「なんとなく」そういうつもりだった…けどはっきり弾けてはいなかったので、ここからここへ向かうという、明確化をすると説得力が出てくる(たぶん)

レッスン後、artomr流アーティキュレーションを試してみたのですが、まぁ、当たり前ですが急にはできませんでした(^^;;

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コメント (3)
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