アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

きれいな離鍵

2020年10月23日 | ピアノ
ピティナ特級をあれこれ聞いてたとき、私はスカルラッティ/ソナタK.466,L.118(尾城杏奈さんの演奏)で「がしっ」と掴まれたわけですけど…

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その曲の(その演奏の)どこがそこまで気に入っちゃったのか、自分でもそんなにわかってるわけではなかったんです。

楽譜をimslpでダウンロードして、弾いてみる…とりあえず音を並べてみるまでは早かったけど、
それがどうにもこうにも…いや、その時点で素敵じゃないのはいいんですよ、別に当たり前です。
でも、練習していって素敵になる道がまったく見えない、いい感じで弾いてる自分が想像できない、これはヤバい。

何がいけないのか。

と思っていたときに、よいピアノよい会場(天井高い!)で練習会があって、そこで突然、
音の消え際を美しくすれば今日と違う明日がある
ということに気が付いたのです。音の消え際といっても、この場合、完全な無音に向かっていくとき(たとえば曲の最後)の話ではなくて、旋律のある一音の消え際(他の音は鳴っている)の話なんですが。

とにかくこの曲を弾くときに、「はいはい八分音符ね」みたいな感じで、譜面上にある音符の長さだけ弾いたあとに「ぱきっ」と離鍵してしまうととてもとても残念な感じになるんですよ。

尾城杏奈さんの離鍵は、とても丁寧で余韻が美しく、聞いているときにそのことを特に意識しないで聞いていても「なんだか幸せ!」となってしまうんです。

あんなふうに弾くにはどうしたらいいんだろう、と動画を念入りに観察したところ、ともかく指先が名残惜しい感じにゆっくりと鍵盤を離れるんです。

めるちゃんで実験してみると、丁寧に鍵盤することは確かに大事で、特に、ごくわずか離れかけるときにじっくり行くのがコツのようです。ある程度浮いたあとはゆっくりしようが速くしようがたいして変わりません。

おゆき先生のレッスンのときに聞いたところ、丁寧に離鍵するのが大事なのはもちろん、あとは微妙なペダリングで補うとのことでした。

昨日もしばし「きれいな離鍵」の研究をしていたのですがどうもピンと来なくて…ペダリングのほうでもうちょっと工夫すべきなのかな。この曲は、来週弾くのではなくて11月だけど。11月なんてスグだしな…

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コメント (2)
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