アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

ピアニストができることは少ない(ショパン前奏曲Op.45)

2020年11月28日 | ピアノ
今日はartomr先生レッスン会@どこでもドア がありました。

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私が見てもらったのはショパンの前奏曲Op.45ですが、ま、ちょっと解凍間に合ってなくてじゃりじゃりした感じの…

ですが、最初一回弾いて、「柱がしっかり立っている」つまり基本的に一定のテンポが守られてきちんきちんと進んでいくところがいいといわれました。ぐらぐらしてるうちにルバートかけまくると(かけたつもりだと)、ただでさえ転調わけわからんこの曲が意味不明になってしまうからな…

artomr先生曰く、「ピアニストができることはとても少ない」、もちろんクラシック曲を弾く場合の話ですけど、曲はもうできてるわけだし強弱も書いてある(バッハとかだと書いてないけど)、だから裁量があるのは、書いてあることに沿った範囲内で
・強弱
・ペダル
・テンポ揺らす
といった程度。もやもやした曲だからこそそれを意味あるものとして聞かせるためには柱をしっかりさせておいてから「できる範囲」で何をするか厳密に決めていくこと。

書いてないところでの強弱、あるいはテンポ揺らす、というのはもちろん出鱈目にやっても説得力ないので、何かしらの根拠があってやっていく。

たとえば意外なことがあったとき(「そっちいくの?」みたいな転調)は、そこを強調してみる…強調するというのは、強く弾くこともあるかもしれないけど、たとえば逆に小さくしてみる(急に小声になられたらハッてなる)。

あるいは、今までとまったく違うものが出ましたよ、ということを示すために、
ちょっと速く~ちょっと遅くする
ということで挟む。

レッスン中、ルバートかけるところ、小さくするところとかは言われてすぐやってもそれなりにいい感じになることが多いんだけど、「ちょっと速く…」「強く…」とか言われると(しかもこの場合みんな聞いてるところで)、焦る(o_o) しかも解凍済んでなくてじゃりじゃりのやつw というとトチる。弾けない。

まぁもっと音がよーく頭に入ってれば、そんなことて揺らがないんだろうけど、あやふやだとね。

テレビでやってた「スーパーピアノレッスン」みたいのだと、急に指示されたところから弾き始めるとか、弾き方変えるとか、生徒さんは言われたとおり自在にやってるけどあれって当たり前じゃない(笑) かっこいい公開レッスンまでの道のりは遠い。

まぁそれはともかく、ちょっと強弱、ちょっとテンポ揺らす、そういうことですごく違う感じになっていくんですよね。たとえば、ちょっとルバートかかっていくところでどういうふうにペダルの響きが消えていったかとかそういうの、ちょっと違うとがらりと違う。

神は細部に宿る

細部がわかるためにはインフラがきちんとしてないといけないし。いやこりゃたいへんだ(まぁたいへんに決まってるのだが)

細かい工夫は別に正解ひとつじゃない(そもそもartomr先生の楽譜と私の楽譜もけっこう細かいとこ違ってた)、けど何でもいいわけじゃない。何か元ネタがあってのことで。その限られた自由度がおもしろい。

----- 昨日の録音
バッハ/インベンション1(暗譜チャレンジ)


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