アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

ゆっくり弾ければ速く弾けます

2022年04月05日 | ピアノ
そんなに難しくない曲だったら、まぁまず譜読みしながらゆっくりめに弾いていって…

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慣れてくれば自然と速くなって、よさげなテンポへ。

と、そんなふうになればいいんですけど、難しすぎるとそうはスムーズにいかない…

現在、モツコン23番に大苦戦中です。
まず、ゆっくりであっても間違えずに弾くことができない。
別に、全曲をミスタッチいっこもなしで決めたいとかそういうことをいってるんじゃないです。

部分的に(1段~1ページ程度)ゆっくりでもミスなく弾くということが既にできない。
つっかえつっかえ。

どこが特に弾けない、というようなピンポイントな話でなく、
あちらもこちらも危ないのでどこかしらでは必ず間違う、という感じです。

なんでこんなに難しいかねぇ。ストラビンスキーの春祭を弾こうってんじゃないんです。弾くべき音はわかりやすい、耳ではわかります。でも手がそう動かないんですよね。なんだろ…ショパン舟歌より難しい(^^;;

途方に暮れたとき、なぜだかもう15年以上前の、ヤマハの先生のいったことが思い起こされて
「(大人は)ゆっくり弾ければ速く弾けます」
…なんのこっちゃ、というような話だけど、これはつまり、単に指を素早く動かすという運動的な面というのは、ピアノを達者に弾いてこなかった人でも大人ならふつうできる。ピアノ以外でも何かしら指を素早く動かすシーンはあっただろうから。
(これが子どもの場合は、神経をひとつずつ繋げていくようなことが必要になる場合もあるけど)

音のつながりや配置を頭で理解すること。
その音を実際に弾くために最適な、無駄のない動きを把握すること(適切な指使い含む)。


これらは、速く弾くためにも当然必要だけれど、ゆっくりきれいに弾くためにもやっぱり必要。

そこまでがきちんとできてれば速くも弾けるようになるはず、と、そういうことを短縮して言い切ったのが先生の言葉だと思うのですが。

実際は、速く弾く練習も必要です。ただ、速く正しく弾けるためには、「音のつながりや配置を頭で理解すること」「その音を実際に弾くために最適な、無駄のない動きを把握すること(適切な指使い含む)」が既にできていて、それが素早く、遅滞なく脳みそから引き出せることが必要なんだけど。その、速く弾く練習ができる状態にするにはどうすれば。

結局、それというのは脳みその問題なので、記憶力が悪くてもなんとかなるように短いサイズに区切ってやればいいんです。

一段、あるいは、どうしても難しければ一小節でもいいので、
ゆっくりとか、分解したりとか、よくよーく動きを確認する。
で、その記憶が蒸発しないうちにさっと、速く弾いてみる。

全体をゆーっくり練習したあとで、メトロノームの目盛りを1ずつ上げていくようなやり方もありますが、それはあまりうまくいかないこともあるというか、ゆっくりなら全体弾けるくらいの難易度の場合に限るんじゃないかと思ってます。

すんごい短く区切って、ゆっくり/速く(←繰り返す)
また次の区画を、ゆっくり/速く…(←繰り返す)

亀の歩みですが…徐々に、トンネル開通も見えてきた(かな)
幸い、オケパートの難しい部分は全体のうち少しですから、このやり方でもまぁそのうち終わります。っつか終わらす。。


確か、先生が「(大人は)ゆっくり弾ければ速く弾けます」の話をしたのって、ショパンバラード三番をやっていたときだったと思うんだけど。
そのころ、バラ3は私にとって、そういう曲だったんです。そのとき、そういうことやってみてよかったです。

--- 今日の録音
ショパン/ノクターン第七番

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