もちろん原則論としては、どんな宗教を信じるのも自由だし、信じた宗教にはそれなりの支出もするだろうし…
←「信じたあと」「被害に遭ったあと」ではたいへん
それは本人の意志に基づいて行われることならば、他人が「そこまで出すことないんじゃない?」とか言う筋合いはない。
しかし、たとえば「洗脳マニュアル」に基づき「脅しと救いの提示」でカタにはめる、まで行くと宗教といえども犯罪となる場合があるけれども
ノーマルな宗教活動との線引きは非常に難しいでしょうね。
オウム真理教の場合は、信者から全財産巻きあげて出家させるだけではなくて、信者以外に対する明らかな犯罪行為(殺人含む)をしてしまったので、それはもちろん捕まるし、教団もそのまま活動を続けることはできなくなったのだけど(別団体はあるけど監視対象)。
えげつない集金システムはさておき、サリン撒くとかはしないし、逆に権力にすり寄っていく統一教会のほうがずっと賢いですね。比べてどうこうというものではないけども。
まともな宗教と、トンデモとの線引きとして、サリン撒くか撒かないかじゃ十分とはいえない。それじゃ、ということで、ふと思いついたのが
「その宗教の信者にならなかった二世が不幸になるかどうか」
という基準だけど、これはやっぱりダメだな…別に「まともな」というか老舗の宗教でも、子がその宗教を信じてない場合は結局いろんな問題が起こるってあるものね。
けれど、線引きしにくいからって、宗教ならしかたないということで放置してれば、被害はなくならないわけです。
ということを考えていたら、タイムリーな記事を見かけました。
カルトの危険性を学校が指導、「宗教の自由」と見なさないドイツ 旧統一教会問題
宗教の話題もタブーではない、というドイツ。
日本人は特定の宗教を信じてない人が多いけれど、たぶんドイツでは圧倒的に宗教が身近なものとしてありますよね。しかも政教分離と決まってるわけではないので公共施設に十字架があったりする。
そして学校では宗教の授業がある。選択制で、「カトリック」「プロテスタント」「道徳」「イスラム教」とかから選ぶんだって。イスラム教!?
イスラム教は元々ドイツにある宗教じゃないので、授業として入ったのはつい最近のこと。でも
「学校がイスラム教の授業を提供することで、イスラム教の生徒は『ドイツの学校に受け入れられている』と感じることができます。これは生徒が学校の外で過激化しないためにも大事なことです」
この視点は新鮮でした。なるほど。
そして授業ではカルトについても取り上げ、勧誘の手口などについても教えて注意を促す。つまり何をカルトとして排除するか、ちゃんと決めているのですね。
日本でも、カルトに引っかからないように教育することはできるだろうか? いったん信じてしまった人をどうにかするのは非常に難しい(不可能に近い)けれどあらかじめ引っかかりにくくすることはできるはず。
しかし日本において、特定の宗教の名前を挙げるのは難しい?? いかにも揉めそう…
たとえば、架空の宗教団体のモデルケースみたいな話を出して、騙しの心理テクニックについて説明して対抗手段を教えるとかならOK?
だいたい、詐欺商法とかとも共通の流れというかテクニックがあると思うから広く役に立ちそうな気はするんだけど。
でもね。
たぶん、本物の宗教について教育をして、かつ、カルトについても具体的に教えるということと、
騙しのテクニックとその対策みたいなノウハウを教えることは
まったく別物で。強さは違うだろうね。
オウム事件のとき、中高が宗教系だったりしてある程度触れてる人は引っかかりにくいという話は出てた。ドイツの場合と似てますよね。ただ日本では、公教育で宗教教育やるのは抵抗があるだろうし…というか私も抵抗あるわ。なんかろくでもないことになりそう…
騙しのテクニックについて実演してくれている興味深い動画があったのですが
【閲覧注意】山口広弁護士が旧統一教会が行っている『信者勧誘の手口』を公開!/意思の弱い方は絶対に見ないでください!/統一教会【前編】
★ 嘘を並べ立てて勧誘しているところを気が弱い人が見るとほんとに危ないかもしれないので注意してご覧ください。
「アパ・勤・女」って何だ!?
【閲覧OK】山口広弁護士が『旧統一教会(家庭連合)』による被害の実態を公開!【後編】/あの家庭連合は変われるか?
いや~これを見ると、「信じたあと」「被害に遭ったあと」どうにかするのってほんと至難の業で、しかもどこまで介入するのが正しいかはほんと難しくなっちゃうから、手前でしっかり教育しておくほうがいいでしょうね。単に宗教教育だけの話でもなくて、知る・考える・相談するとか全般が大事だけれど。
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「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社 ←またろうがイラストを描いた本(^^)
「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
←「信じたあと」「被害に遭ったあと」ではたいへん
それは本人の意志に基づいて行われることならば、他人が「そこまで出すことないんじゃない?」とか言う筋合いはない。
しかし、たとえば「洗脳マニュアル」に基づき「脅しと救いの提示」でカタにはめる、まで行くと宗教といえども犯罪となる場合があるけれども
ノーマルな宗教活動との線引きは非常に難しいでしょうね。
オウム真理教の場合は、信者から全財産巻きあげて出家させるだけではなくて、信者以外に対する明らかな犯罪行為(殺人含む)をしてしまったので、それはもちろん捕まるし、教団もそのまま活動を続けることはできなくなったのだけど(別団体はあるけど監視対象)。
えげつない集金システムはさておき、サリン撒くとかはしないし、逆に権力にすり寄っていく統一教会のほうがずっと賢いですね。比べてどうこうというものではないけども。
まともな宗教と、トンデモとの線引きとして、サリン撒くか撒かないかじゃ十分とはいえない。それじゃ、ということで、ふと思いついたのが
「その宗教の信者にならなかった二世が不幸になるかどうか」
という基準だけど、これはやっぱりダメだな…別に「まともな」というか老舗の宗教でも、子がその宗教を信じてない場合は結局いろんな問題が起こるってあるものね。
けれど、線引きしにくいからって、宗教ならしかたないということで放置してれば、被害はなくならないわけです。
ということを考えていたら、タイムリーな記事を見かけました。
カルトの危険性を学校が指導、「宗教の自由」と見なさないドイツ 旧統一教会問題
宗教の話題もタブーではない、というドイツ。
日本人は特定の宗教を信じてない人が多いけれど、たぶんドイツでは圧倒的に宗教が身近なものとしてありますよね。しかも政教分離と決まってるわけではないので公共施設に十字架があったりする。
そして学校では宗教の授業がある。選択制で、「カトリック」「プロテスタント」「道徳」「イスラム教」とかから選ぶんだって。イスラム教!?
イスラム教は元々ドイツにある宗教じゃないので、授業として入ったのはつい最近のこと。でも
「学校がイスラム教の授業を提供することで、イスラム教の生徒は『ドイツの学校に受け入れられている』と感じることができます。これは生徒が学校の外で過激化しないためにも大事なことです」
この視点は新鮮でした。なるほど。
そして授業ではカルトについても取り上げ、勧誘の手口などについても教えて注意を促す。つまり何をカルトとして排除するか、ちゃんと決めているのですね。
日本でも、カルトに引っかからないように教育することはできるだろうか? いったん信じてしまった人をどうにかするのは非常に難しい(不可能に近い)けれどあらかじめ引っかかりにくくすることはできるはず。
しかし日本において、特定の宗教の名前を挙げるのは難しい?? いかにも揉めそう…
たとえば、架空の宗教団体のモデルケースみたいな話を出して、騙しの心理テクニックについて説明して対抗手段を教えるとかならOK?
だいたい、詐欺商法とかとも共通の流れというかテクニックがあると思うから広く役に立ちそうな気はするんだけど。
でもね。
たぶん、本物の宗教について教育をして、かつ、カルトについても具体的に教えるということと、
騙しのテクニックとその対策みたいなノウハウを教えることは
まったく別物で。強さは違うだろうね。
オウム事件のとき、中高が宗教系だったりしてある程度触れてる人は引っかかりにくいという話は出てた。ドイツの場合と似てますよね。ただ日本では、公教育で宗教教育やるのは抵抗があるだろうし…というか私も抵抗あるわ。なんかろくでもないことになりそう…
騙しのテクニックについて実演してくれている興味深い動画があったのですが
【閲覧注意】山口広弁護士が旧統一教会が行っている『信者勧誘の手口』を公開!/意思の弱い方は絶対に見ないでください!/統一教会【前編】
★ 嘘を並べ立てて勧誘しているところを気が弱い人が見るとほんとに危ないかもしれないので注意してご覧ください。
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いや~これを見ると、「信じたあと」「被害に遭ったあと」どうにかするのってほんと至難の業で、しかもどこまで介入するのが正しいかはほんと難しくなっちゃうから、手前でしっかり教育しておくほうがいいでしょうね。単に宗教教育だけの話でもなくて、知る・考える・相談するとか全般が大事だけれど。
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