アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

弾ける状態での繰り返し練習がだいじ

2022年08月31日 | ピアノ
YouTubeで、見たことない(たぶん。記憶にはない)チャンネルの動画がお奨めされて、なんとなく見たら
【練習ノーカット】完成度が爆上がりするネコネコ練習法

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すごく「なるほど」と思う部分もあり、そうでない部分もあったので、
参考にしつつ自分のベトソナ練習のことを考えてみました。

このネコネコ練習法というのは、要するに部分練習法なんだけど

- 10枚のネコクリップを用意し、左側にまとめておく。(なぜ「ネコ」なのか? それはまぁ、やる気を出すためでしょうけど(^^;;)
- 練習する個所を弾いて、いい感じだったらクリップを1つ右側に移動。
- 弾いたときに、間違えたり、よくない感じだったりしたらクリップを1つ右から左に戻す。その際、どう「よろしくなかった」のかを明確にする。
- 10枚全部が右側に揃ったら完成。

この練習法で、いいなと思ったのは、

- わかりやすい。回数を頭で覚えてなくていいので「今、なんどきだ??」にならずに済みますね。あと、現状も視覚的にわかりやすいです。
- いい加減に弾いて間違えると「後退」してしまうので、気合い入れて丁寧に弾くしかない。
- 10回連続でノーミスだったら、などとするとあとちょっとのところで小ミスしたときの「あぁぁ~」感は半端ないし、あまり本質的でないので、一歩後退するだけなのは適切。
- 弾き方を検討して、1回ちゃんと弾けたところで終わりにしないで、「ちゃんと弾ける状態で繰り返す」ことを主眼に置いているところがよい。

自分の練習の仕方を振り返ってみると、
弾いてみてダメだったところをそのままにしない、ということはまぁまぁやっているような気がするのですが、
指使いや動きを確認して「こうだな」と納得して、弾き直して、ちゃんと弾けたらOK
として次にいっていることが多いような気がする。

ネコネコ練習法は、「10回クリア」して初めて完了。しかも、途中でNG回が挟まればその分、OK回も積み増ししなければいけないわけで。

…まぁすごいといえばすごいんだけど、逆に、この方法の欠点としては、10回クリアけっこうたいへんじゃないですか? この動画を見ていても、なんか10回クリアするために荒くなっているというか、かえって「いい感じ」から離れるような部分も見受けられます。ちょっともったいないような。

それと、もちろんですが、時間がかかります。こんな短い部分でもけっこう時間食ってますね。

そして、まったく同じ短い部分をあまり繰り返すと、その前後の繋ぎがちょっと怖いんですよね。プロは平気なのかもしれないけど。

それで考えたんですけど、10回は多いんじゃないかな。特に、限られた時間で練習すること、集中力にも限りがあること、楽しく練習するのが必須なことを考えると。
ネコネコ練習法の単調さを和らげつつ、「弾ける状態になってから繰り返す」ことを取り入れるとしたらどんな感じだろう。

ということで、こんなふうに考えてみました。
弾きにくい部分があったら、そこを取り出して
- 指使いや動きの確認など、とにかく弾けるようにする
- ゆっくり弾く。
- ふつうの速さで弾く。
- 範囲を前に拡大して弾く。
- 範囲を後ろに拡大して弾く。

まったく同じひとつのパターンで10回繰り返すのではなくて、テンポや範囲で変化をつけつつ、各パターンではなんとなくいい感じのが2回連続できたらいいでしょう、というふうにしました。

そうやって、ベトソナ31番の一楽章を数か所、取り出して練習したところ…

昨日のブログに貼った録音、いつもなら「大事故」になってない録音取るのに何度も何度も…ってやってるところ、あっさり録音できました。拍子抜けするくらい。(注: 小ミスはノーカンというマイルール)

ところが、今日また一楽章を弾いてみたところ、なんか抜けてしまったというか…戻ってる…

まぁ何度かやってみたら、いいんじゃないかな。もぐら叩きw

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