ピアノWeb発表会のときや、おゆき先生のこたつ発表会のときは録音参加になるので、もう何度も弾いて「いいやつ」選ぼうとするわけですが…
←あちら立てればこちらが立たず
…どれが「いいやつ」なんだろう…??
どれを取りましても、これはここでコケた、あれはこっちでコケた、これもなんかノリがいまいち…とか、何かしら気に入らないところがあったりして、案外難しいですよね。
おゆき先生がいうには、複数の録音を送ってきて「先生、いいのを選んでください」という人もいたそうなんだけど、「自分で選んで」と返したそうな。
曲の長さにもよるけど、たとえば10分の録音が3本あったらそれ一通り聞くだけで30分、どれがどうだったかわからなくなるからメモとったり、「あれ? 今のところどうだった??」なんてやってたらそりゃたいへんで、生徒たち全員分のが来たらパンクしますね。
自力で選ぶところまで含めて実力ということで、各人にお任せでいいでしょう。発表会なら。
コンクール予選に提出するような、選考のかかった録音とかの場合は先生が選ぶこともあるのかな。知らんけど。
これが書道だと、むしろ複数作品から先生に選んでもらうところがレッスン、だったりしますが…
それはもちろん、(ピアノ演奏を聞くのと違って)「一枚見るのに10分」のような時間を占有する観賞と違うからというのが大きいですね。
2枚書いて先生に見てもらうとすれば、先生はまず、
全体をさっと見た印象で比べて、バランスとか、線質の良さ、まとまり感のようなものでどちらが良いかを見たあと、
一文字一文字の比較に移って、形の細かいところを見ていくのですが、「パッとみて何か変」というのが具体的にどういう問題があるからなのか、少々考え込むような場合もあってそれなりに時間かかります。
そして2枚のうち、よりよい方をそのままとっておき、返却すると決めた方へ修正や注意事項、部分的なお手本を朱書きします。
生徒が、返却されたものを参考にしながらまた2枚書いて持っていったら、
今度は、2枚を比較するだけではなくて、さっきとっておいた1枚とも比較して、返すものを決めます。
「レッスン」の重要な部分は、先生が口に出して評価を考えている(説明している)ところです。
「細い太いのめりはりがあっていいですね」
「ここの空きよりここの空きが広いほうがきれいに見えますよ」
「あぁ~一行目はこっちがいいのに!! 切り張りしたい~」(←先生もよく悩んでる)
どれがOKテイクか決めるときにもこれだけ詳細に、「全体の印象」から「具体的な特徴」にわたり評価して考えたとしたら、それはそれで何か学びや気づきがありそうです。自分ひとりで考えたとしても。まぁもし先生がいっしょに聞いて考えてくれるとしたらそれはもっと何かわかることがあるだろうけど。
しかし実際のところ、私がしょっちゅう上げている練習動画なんかだと、そうやって比較検討することはなく(いちいちやってたら面倒)、単に何度も弾いてまぁいいやと思ったところでやめて、最後の録音をイキとしています(^^;;
何度も弾きながら、あぁここやっぱり間違えるな、って音を確認したりするので、だいたいあとのほうがよくなります。ミスが減るだけではなく、慣れてきて無理がなくなり、スムーズになります。それで、「今のでいいかな?」と仮OKテイクが取れたあと、さらに弾くとちょっと硬さが取れて自然になり、そこで終わりにすることが多いです。
何回目かでだいたいノーミステイクが取れたあと、次に再度弾いたら今度はミスがあったとしても、なんか前のテイクに戻る気がしないんです。後から弾いたののほうが良い部分もあって、それはお気に入りポイントだったりするもので、前の(単に)ノーミステイクのほうじゃ嫌なんですよね。
だいたい「気分よく弾いた」を優先させたくなるんです。で、そこで打ち切るから最後がOKテイクになる。
まぁ、練習記録の録音はそんなんで十分です。
たまに、前弾いた曲をしばらくして解凍したときとかは、真面目に比べることもあります。つまり、自分的OKテイクの経時変化を調べるんです。これはいろんな発見があるからほんとやったほうがいいんですよたぶん。そういうときは書道の先生になったつもりで比較検討します。
---- 今日の録音:
プーランク/8つのノクターンより第1曲
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…どれが「いいやつ」なんだろう…??
どれを取りましても、これはここでコケた、あれはこっちでコケた、これもなんかノリがいまいち…とか、何かしら気に入らないところがあったりして、案外難しいですよね。
おゆき先生がいうには、複数の録音を送ってきて「先生、いいのを選んでください」という人もいたそうなんだけど、「自分で選んで」と返したそうな。
曲の長さにもよるけど、たとえば10分の録音が3本あったらそれ一通り聞くだけで30分、どれがどうだったかわからなくなるからメモとったり、「あれ? 今のところどうだった??」なんてやってたらそりゃたいへんで、生徒たち全員分のが来たらパンクしますね。
自力で選ぶところまで含めて実力ということで、各人にお任せでいいでしょう。発表会なら。
コンクール予選に提出するような、選考のかかった録音とかの場合は先生が選ぶこともあるのかな。知らんけど。
これが書道だと、むしろ複数作品から先生に選んでもらうところがレッスン、だったりしますが…
それはもちろん、(ピアノ演奏を聞くのと違って)「一枚見るのに10分」のような時間を占有する観賞と違うからというのが大きいですね。
2枚書いて先生に見てもらうとすれば、先生はまず、
全体をさっと見た印象で比べて、バランスとか、線質の良さ、まとまり感のようなものでどちらが良いかを見たあと、
一文字一文字の比較に移って、形の細かいところを見ていくのですが、「パッとみて何か変」というのが具体的にどういう問題があるからなのか、少々考え込むような場合もあってそれなりに時間かかります。
そして2枚のうち、よりよい方をそのままとっておき、返却すると決めた方へ修正や注意事項、部分的なお手本を朱書きします。
生徒が、返却されたものを参考にしながらまた2枚書いて持っていったら、
今度は、2枚を比較するだけではなくて、さっきとっておいた1枚とも比較して、返すものを決めます。
「レッスン」の重要な部分は、先生が口に出して評価を考えている(説明している)ところです。
「細い太いのめりはりがあっていいですね」
「ここの空きよりここの空きが広いほうがきれいに見えますよ」
「あぁ~一行目はこっちがいいのに!! 切り張りしたい~」(←先生もよく悩んでる)
どれがOKテイクか決めるときにもこれだけ詳細に、「全体の印象」から「具体的な特徴」にわたり評価して考えたとしたら、それはそれで何か学びや気づきがありそうです。自分ひとりで考えたとしても。まぁもし先生がいっしょに聞いて考えてくれるとしたらそれはもっと何かわかることがあるだろうけど。
しかし実際のところ、私がしょっちゅう上げている練習動画なんかだと、そうやって比較検討することはなく(いちいちやってたら面倒)、単に何度も弾いてまぁいいやと思ったところでやめて、最後の録音をイキとしています(^^;;
何度も弾きながら、あぁここやっぱり間違えるな、って音を確認したりするので、だいたいあとのほうがよくなります。ミスが減るだけではなく、慣れてきて無理がなくなり、スムーズになります。それで、「今のでいいかな?」と仮OKテイクが取れたあと、さらに弾くとちょっと硬さが取れて自然になり、そこで終わりにすることが多いです。
何回目かでだいたいノーミステイクが取れたあと、次に再度弾いたら今度はミスがあったとしても、なんか前のテイクに戻る気がしないんです。後から弾いたののほうが良い部分もあって、それはお気に入りポイントだったりするもので、前の(単に)ノーミステイクのほうじゃ嫌なんですよね。
だいたい「気分よく弾いた」を優先させたくなるんです。で、そこで打ち切るから最後がOKテイクになる。
まぁ、練習記録の録音はそんなんで十分です。
たまに、前弾いた曲をしばらくして解凍したときとかは、真面目に比べることもあります。つまり、自分的OKテイクの経時変化を調べるんです。これはいろんな発見があるからほんとやったほうがいいんですよたぶん。そういうときは書道の先生になったつもりで比較検討します。
---- 今日の録音:
プーランク/8つのノクターンより第1曲
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