アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

シューベルトの気分を持ち帰るコンサート

2022年12月10日 | ピアノ
今日は内藤晃先生のコンサート@しらべの蔵

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しらべの蔵も、内藤先生のコンサートも久しぶりです。しらべの蔵のオーナーさんは、私のことを覚えてくださっててご挨拶(^^)

蔵の中は、前に見たときのまま、こじんまりした柔らかい空間に、茶色い美人さんのベヒシュタイン。

蔵の二階に上がる階段はめっちゃ急で、上り下りは緊張しますが、でも二階席へ。ここから聴く響きは格別なんだよね。
(…もう少し年取ったらやめとくか!?)

プログラムはオール・シューベルトで、歌曲が多めですが歌手の出演はありません。
内藤先生編曲のピアノソロです。

歌曲「愛の便り Liebesbotschaft」D957-1(内藤晃編曲)

歌曲「ガニュメート Ganymed」D544(内藤晃編曲)

即興曲集 D935より第1,2,4曲

歌曲「夜と夢 Nacht und Traume」D.827 (内藤晃編曲)

歌曲「春に Im Frühling」D882(内藤晃編曲)

シューベルトはピアノ曲もかなりの数を残していますが、まぁなんといっても歌は傑作ぞろいですよね。シューベルト自身も歌う人だったようですが(美しいボーイソプラノだった)、いろんな曲を作っているうちにもっと優れた歌手に歌ってもらいたくなり、目をつけた歌手を口説き落とす(?)ためにリキ入れてとびきりいい曲を書いたとか…

内藤先生のトークを挟みながら演奏が続きますが、シューベルト歌曲(のピアノ独奏編曲)はこの親密な空間にとてもよく合って、美しく響きます。
やさしい手触りのある音色で、ダイレクトに胸に届きます。

聞いていると、心地よくて、今どきの言葉でいえば「ととのう」感じ。

歌曲の途中に挟まれた、元々ピアノ曲であるところの即興曲集。プログラムを見たとき1,2,4曲?? と思ったのですが、確かに第3曲はちょっとこれだけ違う雰囲気ですよね。1,2,4と弾くと「ピアノソナタ」的だということをシューマンが評したとか。確かにこうやって続けて聞くとそんなふうにも聞こえます。特にここ数日シューベルトのピアノソナタを聞きまくっていたので…

そしてピアニストが交代して、鶴澤奏さんの弾くシューベルト歌曲。

歌曲「万霊節の連祷 Litanei auf das Fest Allerseelen」D343(リスト編曲)

最後は、鶴澤さんと内藤先生の連弾。

アレグロ イ短調(人生の嵐 Lebensstürme)(連弾)D947

すごい楽しい演奏でした。えー、一曲だけ? と思ったらアンコールも連弾で「鱒」

鶴澤奏さんが弾くベヒシュタインは、内藤先生の音とはまた違ってすごく活き活きしていて魅力的でした。連弾で二人が合わさるとまたとてもおもしろいんです。

と、思ったところへ帰り際、CD販売していたので鶴澤奏さんのシューベルトをお持ち帰り♪
An die Musik〜シューベルト・アルバム

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