娘が高校生のとき確か医学部入試の男女差別について問題になってました。それで、あからさまなことはしにくくなって、娘の学年のときはやや女子が(前年より)入りやすくなってたはず。医学部受けてないからよく知らんけども
(過去記事: 聖マリ入試不正、差別の認識なし(キリッ))
←そういえば中学受験ブログずっと放置してるな
医学部以外の大学受験では、特に女子を排除したいという機運はなくて、私の聞いた限りではせいぜい、音大の声楽科受験で男子のほうが難易度低いとか…まぁしかしそれは男性というか男声もほしいでしょうからやむを得ないというか。
比較的最近では、都立高校入試の男女差について話題になっていました。
(過去記事: 都立高校入試合格点の男女格差)
で、さらに、やはりというか、中学入試についても記事がでていたのですが
「入学後は同じ授業を受けるのに…」中学入試の合格ラインに男女で40点もの差、その正当性は?《関西にも「男女別定員制問題」》
私、上二つの過去記事を見ていただけばわかるように、大学と高校については基本的に「入試難易度の男女差をなくしていく方法」を是としていたのですが…
中学受験については「別人か?」くらいの感覚を持っていまして、自分でもあれれと思ったものですから、ちょっとどういうことなのか書いてみたいと思います。
文春の記事は、主に関西の学校について書かれていたのですが、元々が難関の男子校であったところの共学化だそうです。それで男女別枠、女子のほうが数が少なく、難易度としてはだいぶ女子が上、と。
差別かどうかといえば…まぁ確かに平等とはいえないかもしれませんが…受ける前から明示されていて、それでよいと思った人しか受けていないので、もちろん聖マリの話とは違います。
それと、中高一貫校というのが、そもそも男子校、女子校がいっぱいあって、その場合は難易度差どころの話ではない。絶対入れないんだから(^^;;
それが、少ないとはいえ女子枠を設けて、入れるようになった。そういう選択肢が現れた。
…「それならマシになったじゃないか、差別状態が」、ということをいいたいのではないんです。
男子校は、男子校です。女子校は、女子校で、共学校は…男女比が半々くらいのところと、どちらかが多いところとあって。
みんな違う雰囲気、空気を持っているはずです。
どういうところに入りたいか(入るのがいいか)は、子どもによって違う。共学校に行きたい女子も、女子校に行きたい女子もいます。
違いはそれだけではなく、学校によって実に様々なカラーを持っています。合うところに入れば、快適かつ充実した六年間、もちろんその後の人生にも大きな影響があるでしょうし、生涯の友人も得られるでしょう。
「カラー」「におい」「空気」…自分の合うところを選び選ばれるのが中学受験です。
「元男子校で、男子が多く、女子のほうが入試難易度が高い」
そういう学校に行きたい人は受ける、行きたくない人は受けない。私学ですし。
カラーに合う学校で六年間過ごせるかどうかがまず大きくて、学校のランク? が少しでも高いことが将来の得につながるかといえばそうでもないので…
都立高校では事情が違う感じがしてしまうのは…「都立」というくくりの数多くの高校の中では、校風はあるにしても、より入試難易度の高い(レベルの高い)、ひいては高度な授業をしてくれるところへ行きたいと考える人が多くても自然だと感じるせいでしょうか? 基本的には、学力に応じて、そして男女差別なく、合格させてほしい、という…
ということで、中学入試については「ま、いろんな学校があって、ええんちゃう」と思ってしまうのですが、それでも微妙に気になる点はいくつかあります。
・女子にだけ、全体の選択肢が少ないということであれば問題かもしれない。
記事によれば、関西では高偏差値の女子について選択肢が少ないとか。女子が比較的、あまり遠くには通いたがらないということと関係があるのかもしれないけど。
・中学受験がほぼ実質的に、大学につながる学校の場合、そこに難易度の男女差があるのは問題かもしれない。
具体的には(東京圏でいえば)、早慶いずれかに行ける状態を中学入学時点で確保しようとした場合に、男子のほうが容易だということ。それは「平等」とは違う状態だと思うんですよね。
まぁ結局、大学で早慶に入るにあたっては難易度の男女差がないので、(だいたい)同じ線まで入れることにはなるんですが。
・筑波大学付属駒場。
国立のくせに、難易度最高峰を男子校のままにしておくんでいいのか?? (共学化された場合に、行きたい女子がどれくらいいるのかわからんけど)
まぁたぶん、ことが入試であっても、細かいところまで見ていけば「平等」「公平」ってものすごく難しいしあまり突き詰めるのはかえって不幸って場合もあるんじゃないでしょうか。その中で中学受験って受験の中では比較的、平等かつ透明性が高いと思います。
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(過去記事: 聖マリ入試不正、差別の認識なし(キリッ))
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比較的最近では、都立高校入試の男女差について話題になっていました。
(過去記事: 都立高校入試合格点の男女格差)
で、さらに、やはりというか、中学入試についても記事がでていたのですが
「入学後は同じ授業を受けるのに…」中学入試の合格ラインに男女で40点もの差、その正当性は?《関西にも「男女別定員制問題」》
私、上二つの過去記事を見ていただけばわかるように、大学と高校については基本的に「入試難易度の男女差をなくしていく方法」を是としていたのですが…
中学受験については「別人か?」くらいの感覚を持っていまして、自分でもあれれと思ったものですから、ちょっとどういうことなのか書いてみたいと思います。
文春の記事は、主に関西の学校について書かれていたのですが、元々が難関の男子校であったところの共学化だそうです。それで男女別枠、女子のほうが数が少なく、難易度としてはだいぶ女子が上、と。
差別かどうかといえば…まぁ確かに平等とはいえないかもしれませんが…受ける前から明示されていて、それでよいと思った人しか受けていないので、もちろん聖マリの話とは違います。
それと、中高一貫校というのが、そもそも男子校、女子校がいっぱいあって、その場合は難易度差どころの話ではない。絶対入れないんだから(^^;;
それが、少ないとはいえ女子枠を設けて、入れるようになった。そういう選択肢が現れた。
…「それならマシになったじゃないか、差別状態が」、ということをいいたいのではないんです。
男子校は、男子校です。女子校は、女子校で、共学校は…男女比が半々くらいのところと、どちらかが多いところとあって。
みんな違う雰囲気、空気を持っているはずです。
どういうところに入りたいか(入るのがいいか)は、子どもによって違う。共学校に行きたい女子も、女子校に行きたい女子もいます。
違いはそれだけではなく、学校によって実に様々なカラーを持っています。合うところに入れば、快適かつ充実した六年間、もちろんその後の人生にも大きな影響があるでしょうし、生涯の友人も得られるでしょう。
「カラー」「におい」「空気」…自分の合うところを選び選ばれるのが中学受験です。
「元男子校で、男子が多く、女子のほうが入試難易度が高い」
そういう学校に行きたい人は受ける、行きたくない人は受けない。私学ですし。
カラーに合う学校で六年間過ごせるかどうかがまず大きくて、学校のランク? が少しでも高いことが将来の得につながるかといえばそうでもないので…
都立高校では事情が違う感じがしてしまうのは…「都立」というくくりの数多くの高校の中では、校風はあるにしても、より入試難易度の高い(レベルの高い)、ひいては高度な授業をしてくれるところへ行きたいと考える人が多くても自然だと感じるせいでしょうか? 基本的には、学力に応じて、そして男女差別なく、合格させてほしい、という…
ということで、中学入試については「ま、いろんな学校があって、ええんちゃう」と思ってしまうのですが、それでも微妙に気になる点はいくつかあります。
・女子にだけ、全体の選択肢が少ないということであれば問題かもしれない。
記事によれば、関西では高偏差値の女子について選択肢が少ないとか。女子が比較的、あまり遠くには通いたがらないということと関係があるのかもしれないけど。
・中学受験がほぼ実質的に、大学につながる学校の場合、そこに難易度の男女差があるのは問題かもしれない。
具体的には(東京圏でいえば)、早慶いずれかに行ける状態を中学入学時点で確保しようとした場合に、男子のほうが容易だということ。それは「平等」とは違う状態だと思うんですよね。
まぁ結局、大学で早慶に入るにあたっては難易度の男女差がないので、(だいたい)同じ線まで入れることにはなるんですが。
・筑波大学付属駒場。
国立のくせに、難易度最高峰を男子校のままにしておくんでいいのか?? (共学化された場合に、行きたい女子がどれくらいいるのかわからんけど)
まぁたぶん、ことが入試であっても、細かいところまで見ていけば「平等」「公平」ってものすごく難しいしあまり突き詰めるのはかえって不幸って場合もあるんじゃないでしょうか。その中で中学受験って受験の中では比較的、平等かつ透明性が高いと思います。
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