アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

モーツァルトは超絶技巧なんじゃないか疑惑

2021年06月15日 | ピアノ
「クラシック倶楽部」というワードで録画してあったので「クリスティアン・ベザイデンホウト フォルテピアノ・リサイタル」というのがとれてた。

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で、聞いたらとっても気に入ってしまって、やっぱりフォルテピアノのモーツァルトいいなぁ♪と…

おゆき先生がグラヴィコード購入を検討してたときに「フォルテピアノもいいんじゃないですか~」とそそのかしたんだけど「高すぎる」って言われた…デスヨネ…まぁ、高すぎるのもさることながら、場所もクラヴィコードよりだいぶとりますね。けど、フォルテピアノで聞いたおゆき先生のベトソナとか、めちゃくちゃ良かったんですよ。ちょこっと試弾じゃなくて本気の演奏聞いてみたい。生で。間近で。

私が金持ちだったらうちのほうに置いてもいいな(妄想)

それはともかくとして、頭がなんとなくフォルテピアノになってしまったので放送大学「西洋音楽史」の「11 古典派からロマン派へ: 鍵盤音楽を中心に」の最初を聞いてみた(注: その前の回はまだ聞いてないw)

そしたら、「18世紀後半から19世紀前半にかけてのピアノ製作にみられる2つの様式」ということで、「イギリス式」「ウィーン式」の解説をしていて、「ウィーン式」は非常に現代ピアノと異なる、と。モーツァルトの「ドーミソシードレド」をその両方で弾いてもらって「どう違うか」をインタビューしたりしてるんだけど

「ウィーン式」で弾く感じで現代ピアノを弾こうとしてもうまくいかない、ということを言われていて
「卓球のラケットとテニスのラケットくらい違う」と。

鍵盤が重い軽いということを言われるけど単にそういうことではなくて、反応の速さとか違うとぜんぜん表現のあり方も違うので、たとえば「ウィーン式」で弾いたときは装飾音をたくさん入れていたけど現代ピアノで弾くときは入れにくい、というかあまり入れたくならない。

そう、仮に「ウィーン式」で弾いたモツソナの響きが好きでも、そのように現代ピアノで弾くのは難しい。

今、モツ様を弾こうとして装飾音に苦戦しているから言い訳するわけじゃ…あるのだが
自分のイメージどおりの装飾音を入れようとするとそれは無茶苦茶難しい。

もちろん、現代ピアノでも、真央ちゃんを持ち出すまでもなく、プロなら誰でも上手に処理しているだろうけど、こちらはお指の都合もあるのでなかなかそれを聞いて真似するというわけにはいかない。

速い曲をいやがらない、という今年の目標があったけども、装飾音のところを考えるとそれは自動的に出現する「速く」弾く部分になってしまうわけで…

装飾音に限らない。頭の中の勝手なイメージにある、軽やかで、鮮やかで、きっぱりした響きを現代ピアノで出すのってたぶんほんとに、超絶技巧。それで、超絶技巧を持たない自分がどうやって「イメージではこんな感じ」「こんなふうに弾きたいの」がわかるように弾くか。。いやー我ながら難儀なものが好きだな。

----- 練習記録(6/11~6/15)
0.5 / 4: スカルラッティ/ソナタK.466 … 苦手個所の取り出し練習
0.5 / 6: スカルラッティ/ソナタK.449
1 / 6: リスト/愛の夢第三番
0 / 6: アルカン/バルカローレ
1 / 10: モーツァルト/ピアノソナタK.282 … 二楽章の気に入らないところと格闘
-----------------------
1/ 8: ショパン/舟歌

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夫婦別寝室、快適です

2021年06月14日 | 生活
新しい寝室にベッドを運び込んで、半月ちょっと経ちました。

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だいたい、予定していた改装はすべて完了して、ゴミ処分も済みました。めでたい。


棚板を二枚重ねてレールでスムーズに動くようにしたので、ここを引き出すとzoomスペースなどとして臨時のデスクに使えます。
ここでzoomすると、背景部分はロールスクリーンになるので、バーチャル背景使わなくてもキレイです。


部屋の入口に、リモコンを置く箱? 台?? かなんかつけようと思ったのですが、奥行があると邪魔なので、マグネットが付くホワイトボード(セリア)を吊るして、強力マグネットでリモコンを貼り付けました。ついでに好きな絵(エッシャー)とか飾れますね


ベッドの枕部分に近い棚はベッドサイドテーブルっぽくしたかったので、木の板をネットで買って自分で追加しました。強力両面テープで貼りつけただけですけど安定してます。木の板は、素材、厚みや大きさはもちろん、窓枠分の切り欠きや、角のR(あーる)や面取り、塗装も指定できるので思いどおりのものができました。

あまりにも細かく指定できるので、自分がweb上で指定したものが自分の意図通りなのか自信がない(面を間違ってたらダメなので…)とコメントしたら、簡単な手描きの図面をつけて「こういうことでいいですか」とメールしてくれたので安心してお願いできました。

こうして、自分の…自分だけの部屋ができてみると、たいへん快適です。

まず、モノがすべて一覧できるように集約して収納でき、見通しがよくなりました。
また、自分が散らかさなければ散らからないわけで、キレイに保つことが簡単にできます。これは快適。
何をどう置くか、何を買うかなども自分だけで決められます。

一人で快適に籠れる「居場所」があるのはけっこう重要なことで、夫婦がそれぞれそういう場所を持っていれば、そんなに四六時中ひとつの部屋(リビングとか)で顔を合わせていなくても済みます。双方が自分の気分で「引っ込む」ことができるので、適切な距離が取れるということですね。

そして何より、安眠できます。これまで、寝る時間起きる時間がズレたり、咳とかいびきとか、あるいは夜中にトイレに行くとか、いろんなことで起こしたり起こされたりということがあったわけですが、それがないのは本当に素晴らしい。

このトシになってくると、健康ということそのものがプレシャスなものであると感じられますが、それを支えるのは「睡眠」です。寝られるときに寝ておくに越したことはないですほんと

よしぞうも、そのようなメリットをひしひしと感じているようで、自ら寝室を片づけたり掃除したり、いそいそと整えつつあります。

ちなみに、夫婦仲が悪いわけじゃなくて、まぁまぁいいほうだと思います。仲良きことは美しき哉。仲の良さを保つためにも、夫婦別寝室ですよ。ただ、切実に別寝室を考えるようになったのは、夫婦共が在宅勤務になってしまったからということもあったので、つまりはこのシチュエーションもコロナが生み出した(少なくとも、後押しした)ものということはできるかもしれません。いろんなことが起きるものです。

----- 練習記録(6/11~6/14)
0 / 4: スカルラッティ/ソナタK.466
0.5 / 6: スカルラッティ/ソナタK.449
1 / 6: リスト/愛の夢第三番 … 中間部の譜めくり確認
0 / 6: アルカン/バルカローレ
0.5 / 10: モーツァルト/ピアノソナタK.282 … 三楽章の譜めくり確認
-----------------------
1/ 8: ショパン/舟歌

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おでかけしない休日の寄り道曲

2021年06月13日 | ピアノ
今日は整体行く以外に特に予定のない休日だったので…

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気になってた曲の楽譜を探してみよう、と。

おゆき先生のコンサートで聞いた、ヴィヴァルディだかバッハだかのシシリエンヌという曲。
全体は
Concerto in D minor, BWV596 after Vivaldi RV565
ヴィヴァルディ作曲「調和の霊感第11番」を、バッハがオルガン用に編曲したものだということですが、この「シシリエンヌ」部分のメロディーの美しさといったらもう

imslpで検索すると、ピアノで弾けるようにした楽譜で、この「シシリエンヌ」部分を取り上げたものが見つかりましたが、なんか私が耳で聞いたのと音が違う…



などなど。伴奏もちょいちょい気に入らない

でもまぁ、最低限違和感ないように勝手に音を書き変えて弾いてみました。

ヴィヴァルディ=バッハ/協奏曲BWV596よりシシリエンヌ

いい曲だ~楽しい~


もちろん、もっと急ぎで練習してる曲がほかにいろいろといろいろとあるんですが。
休日、ショッピングモール的なちょこっとしたおでかけでも数時間はかかるわけで、その代わりのレジャーとしては時間も短め、疲れない(日焼けもしないw)

…から、予定の練習も別途できますよ。

お金もかからない、かというと、結局通販で服買っちゃったんであまり変わりはないかも(^^;;

おでかけしない休日は寄り道曲!! そう思うと次に予定のない休日というのが楽しみになりますね。

短い曲、易し目の曲でもいいし、前に弾いた曲でもいいかもしれない。

(何弾こうかなぁ)

----- 練習記録(6/11~6/13)
0 / 4: スカルラッティ/ソナタK.466
0.5 / 6: スカルラッティ/ソナタK.449 …レッスン用動画を撮ろうと格闘
0.5 / 6: リスト/愛の夢第三番
0 / 6: アルカン/バルカローレ
0 / 10: モーツァルト/ピアノソナタK.282
-----------------------
1/ 8: ショパン/舟歌 … レッスンで聞いたことのおさらい


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ゆっくり弾けばたいていのことは解決する

2021年06月12日 | ピアノ
今日はartomr先生レッスンでショパン舟歌を見てもらいました。

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先生はあらかじめ、私がアップした練習動画を聞いてくれてて、レッスンの最初(弾く前)にまず言われたのは

「ゆっくり弾けばたいていの問題点は解決すると思います」

でした。

ゆっくり弾けば…現在「難航」している和音ラッシュのところ、音を(単に)並べるということでいうと、それはもちろんゆっくり弾けばある程度解決するだろう…

けど、先生が主に言いたいのはむしろそこよりも「もっと素敵な舟歌にするには」。

フレーズの形、強弱、ルバートやちょっとした間の取り方、
そういった諸々のことをいい感じに盛り込んでいくためには、上記の動画で弾こうとしているテンポだと速すぎる(私の技量では)。

先生「なんか、時間制限とかあるんですか?」

いやーそりゃもちろん、申請した時間というのがあるので、その時間内に収めるのがマナーでしょう。でも現状、というか上記動画でいうと少々の余裕があるのでこれよりちょっと遅くても大丈夫でしょう。

ショパン舟歌ファーストシーズンだったときは、12分とか平気でかかっていたわけですが、そこから今回はとりあえず滞りなく音を並べられるようにしようと頑張ったときに、まぁもちろんその方向で頑張ることも必要ではありましょうが、それでだんだん並べられるように「改善」ししてきたときに、素敵になる方向じゃなくて速さアップの方向に向いて歩いていたかもしれません。

今日のartomr先生は、具体的な提案をしつつ、それがちゃんと「実施」できるように弾かせてみるところも重視してレッスンを進めていたのでわりと前半で時間なくなってしまい、和音ラッシュのあたりには到達しませんでしたが、最後にちょっとそのさらに後の

「何が起こってるかわからないゾーン」

をどうしたらよいか聞きました。別に詳細な和声解説してほしいというわけじゃない(そんなことartomr先生に語らせたらどんだけ時間かかるか)んですが、あまりに「わけわかんない」ままだとヒット率が上がらないから、もうちょっと納得した感じで進められるようにね。

そうしたら、ここについても「まずはゆっくり弾くこと」…非和声音とか入ってて「??」な感じだけどゆっくり弾いて、響きをじっくり聞く。それと、横のつながりも確認する(分解練習に似たイメージ)。あぁ!! ちょっとだけわかった気がする。

とにかく、単に引き続き練習するってことじゃなくて、もっと楽しく弾く材料がいっぱい入手できたので、よかったです。これで「ゆっくり」弾けるね。

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音楽が表す「情念」

2021年06月11日 | ピアノ
先日、「西洋音楽史(8) バロック時代の声楽における歌詞と音楽」というタイトルで記事を書きつつ、話がその回の授業の半分あたりの内容までしか及んでなくて、中途半端だったんだけど。

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続きの話は非常に重要なところだった。つまり、音楽はどうやって「情念」を表すかという…

声楽であれば歌詞があって、歌詞には意味があるのは当たり前だけど、その歌詞の意味するところに沿う音が付けられるようになってきた。たとえば、モンテヴェルディのマドリガーレでは、「悲痛」な感じのところで(それまで避けられてきた)不協和音を大胆に使うとか。

ところで、そういう(音と情念を結びつける)繋がりというのは一般性、普遍性のあるものだろうか。

不協和音なら、落ち着かない気持ち、
上昇する音階なら、天にも昇る気持ち、とか

なんとなく、100人に二択クイズを出せば90人くらいの人が当ててくれそうな結びつきはいくつかあるような気がする。

でも、調を何にするかということと情念や性格、でいうとあまり当てられる気がしない…

しかし、たとえばニ長調が当時のトランペットで得意としていた調であるため、華々しいとか王様とか好戦的とかそういうのと結びつく、といわれればまぁそういうこともあるかと。

で、その話のときに出てきた意外な名前が「デカルト」で、彼は「人間の情念をいくつかに類型化した上で、それらを引き起こすのは脳内の動物精気の運動である」としたんだそうな(なんかアヤシイ言説だな)。そういう考えが、様々な音楽的手段(拍子、テンポ、調)が情念を喚起しうるって話に結びついた。

だけどここで重要なのは、「類型化」した情念というところで、それを「定番化」した手法によって喚起することを考えているということ。ロマン派の曲のような主観的・個人的な感情表現とは違うものらしい。なにかしら「モト」にはなってるんだろうけども。

そういえば、ヤマハで習ってたときにモーツァルトピアノソナタのK.333を弾いていて、特にその第三楽章…劇っぽいというか、オペラみてるみたいな雰囲気なんですよ。たとえばだけどお姫様が棟に閉じ込められてて「助けてー!」とかいってて、王子様(勇者?)が助けに行くんだけどやっぱり逃げちゃったみたいなストーリーを思い浮かべるとものすごくしっくりくる。その中にはいろんな感情というものがあるし、十二分に盛り上がりとかあるんだけども、でもそれが生々しい感じではなくて、あくまでも「劇」の中の登場人物の感情、みたいな。

バロックから、(そういう)モーツァルトらへんを経て、ロマン派に行けばもっと生々しくなるという、そういう話が今後の授業で聞けるのでしょうか。

----- 練習記録(6/11~)
0 / 4: スカルラッティ/ソナタK.466
0 / 6: スカルラッティ/ソナタK.449
0.5 / 6: リスト/愛の夢第三番 … ずらして弾くとこ(左手)のずらし方収め方を考えてて…でも結局あんまりしっくりこなかった
0 / 6: アルカン/バルカローレ
0 / 10: モーツァルト/ピアノソナタK.282
-----------------------
0.5 / 8: ショパン/舟歌 … 和音とかオクターブの連続のところをもっと滑らかにいけないか考えてた

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