さてさてようやく「器楽」が中心に躍り出てきましたよ。
←次回は古典派の登場です
それにしても、15章からなる講座の9章でようやくココですから、ほんと始めのほうが長いよね。もちっと、新しい話のほうに重点置いてくれてもよかったんだけど。
そういえば、おゆき先生が「音楽ってのはとどのつまり歌と踊り」とか言ってたような気がします。ルネサンスからバロックへの継続性としてはやはり「舞曲」と「声楽」が重要な役割を果たしていること、対比・対照を重視する傾向があること、そしてそれらがさらに発展していって器楽の音楽がどっと増えてくるのですね。
バッハのフランス組曲とかあたりからは我々アマチュアピアニストにも馴染がありますが(といいつつ私はほとんど弾いてないけれども)、あれは舞曲セット(組曲)ですね。舞曲を組み合わせるというのはルネサンスのころも行われていたけど、そのころはどう組み合わせるのかはその場で、という感じだったものが、あらかじめ楽譜上で規定されるようになったのがバロック時代。
一方、声楽では歌+伴奏が基本形だったところ、そんな雰囲気の曲を最初から器楽用に作曲するようになって(カンツォーナ)、それは緩急の部分が交互に来るとか、そんな具合だったりしてそれがだんだんとソナタに…
じゃあ、カンツォーナとソナタの線引きってどこいらへんなのかといえば、最初のころは器楽用の曲とはいっても特定の楽器を意図していなくて、まぁ何か適当な楽器で弾けばよいとなっていたところ、たとえばヴァイオリンのためのソナタというように楽器指定になったというような違いがあった。
それってどういうことかというと…
ヴァイオリン業界でストラディヴァリとかアマティとか出てきて優れた楽器が作られ、鶏が先か卵か先か知らんけどヴァイオリンの名手も出てくる。
そしたら、漠然と「なんか楽器」というのではなくて、ヴァイオリンが独奏することを前提に超絶技巧を盛って曲が書かれるというわけです。
私のキライな(笑)重音が出てきたりね。というわけで、バロック時代でもなかなか私のへなちょこヴァイオリンで楽しめるような曲はないのですが、なんと教科書に私がヴァイオリンで弾いたことのある曲が譜例として載ってました!!
ヴィヴァルディ/ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.3-6←こんな曲
ここに貼ったYoutubeはまだしも常識的な…というか私の頭の中にある理想テンポくらいだったけど、授業内で流されたこの曲はそりゃあものすご速くて、「超絶技巧やん(o_o;;」と思いました。
こういう、トゥッティとソロが交互に出てきて主題が反復される曲(リトルネッロ形式)は、変化とか対比とかクッキリはっきりしててかっこよく聞き映えしますね。そりゃ人気出ただろうな(こう弾けば…)
私が弾くヴィヴァルディはよろよろよたよたしててぜんぜん「いかさない」んだけども。でも、超絶技巧といいつつ、まだしも「下手になら弾いてみることができる」のがバロック時代、真似事すら不可能になるのがロマン派以降って感じがします。
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バッハのフランス組曲とかあたりからは我々アマチュアピアニストにも馴染がありますが(といいつつ私はほとんど弾いてないけれども)、あれは舞曲セット(組曲)ですね。舞曲を組み合わせるというのはルネサンスのころも行われていたけど、そのころはどう組み合わせるのかはその場で、という感じだったものが、あらかじめ楽譜上で規定されるようになったのがバロック時代。
一方、声楽では歌+伴奏が基本形だったところ、そんな雰囲気の曲を最初から器楽用に作曲するようになって(カンツォーナ)、それは緩急の部分が交互に来るとか、そんな具合だったりしてそれがだんだんとソナタに…
じゃあ、カンツォーナとソナタの線引きってどこいらへんなのかといえば、最初のころは器楽用の曲とはいっても特定の楽器を意図していなくて、まぁ何か適当な楽器で弾けばよいとなっていたところ、たとえばヴァイオリンのためのソナタというように楽器指定になったというような違いがあった。
それってどういうことかというと…
ヴァイオリン業界でストラディヴァリとかアマティとか出てきて優れた楽器が作られ、鶏が先か卵か先か知らんけどヴァイオリンの名手も出てくる。
そしたら、漠然と「なんか楽器」というのではなくて、ヴァイオリンが独奏することを前提に超絶技巧を盛って曲が書かれるというわけです。
私のキライな(笑)重音が出てきたりね。というわけで、バロック時代でもなかなか私のへなちょこヴァイオリンで楽しめるような曲はないのですが、なんと教科書に私がヴァイオリンで弾いたことのある曲が譜例として載ってました!!
ヴィヴァルディ/ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.3-6←こんな曲
ここに貼ったYoutubeはまだしも常識的な…というか私の頭の中にある理想テンポくらいだったけど、授業内で流されたこの曲はそりゃあものすご速くて、「超絶技巧やん(o_o;;」と思いました。
こういう、トゥッティとソロが交互に出てきて主題が反復される曲(リトルネッロ形式)は、変化とか対比とかクッキリはっきりしててかっこよく聞き映えしますね。そりゃ人気出ただろうな(こう弾けば…)
私が弾くヴィヴァルディはよろよろよたよたしててぜんぜん「いかさない」んだけども。でも、超絶技巧といいつつ、まだしも「下手になら弾いてみることができる」のがバロック時代、真似事すら不可能になるのがロマン派以降って感じがします。
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