アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

あるかなきかの即興性

2021年06月08日 | ピアノ
かてぃんのブルーノート東京は、ライブで聴いた一回目と、配信で聞いた二回目が、セトリとしては似たようなものでありつつ(小曽根さんとのコラボは別として)、演奏はけっこう違う部分がありました。

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コンクールでクラシックを弾くというなら「楽譜どおり」が大前提だろうけど、ジャズとかならその場の勢いというかノリでいろいろ違う展開が起こるわけです。というか、「こう弾く予定」というような、楽譜に細大漏らさず書けるほど固まったものはないという感じでしょうか。

かてぃん&小曽根の二台ピアノはその最たるもので、こうくる、こうする、あ、そうくるの…めちゃくちゃ仲良さそうなやりとりがもう、絶妙です。あんなふうに「音楽」できたらほんとうに楽しいでしょうね。

アマチュアピアノでも、ポップス系の人、ジャズ系の人は、楽譜どおりではない演奏、その場のノリやキャッチボールで作っていく演奏というものに慣れているのでしょうけど、私の場合はポップスを弾くとしてもがちがち楽譜どおりです(^^;; ここ弾けないや、と、音を減らすにしても、それは「楽譜の変更」。ちゃんと、こう減らす、ということを書きこんで当日はそのとおりにする…いや、そのとおりに弾こうとするわけです。

そのように、がちがちに「楽譜に縛られて」演奏をしている私ですが、先日のピアノ二台の会でモツコンを弾いて気が付いたことがあります。というか、正確にいうと、弾いたあと、録音を聞いていて気が付いたことがあります。

当日の記事に書きましたが、大事故がありましたので当日録音はブログに貼らず、練習のときの比較的(あくまでも比較的)キズの少ない録音を仮OKとして載せようかと思っていたんですよ。それは、当日録音を聞いたからじゃなくて…聞く気がナカナカ起きなかったからなんですが(-_-;;

でも、その仮OKテイクをYoutubeに限定公開して相方のclalaさんにお伺い立てたんです。これをブログに貼っていいですか? そしたら、clalaさんは本番のほうが良かったと…いや本番はほんとに申し訳ないレベルの大崩壊してるんですが

でも、clalaさんがそういうので改めて聞いてみたんです。本番のほう。そしたら、まぁ確かに大事故いくつかあってスゴイんですけど、それはそれとして、clalaさんとのキャッチボールがちゃんとできてて、あ、じゃこう行こうかな、というような予定にないイメージで弾いていたり、それはなんというか、相方さんがいるだけではなくて、聞いてる人たちも少数ながらいて、その場の雰囲気があるという中で、生き生きと弾いている…そう、こんな言い方していいかどうかわかりませんが、あるかなきかの即興性がそこにはあって、結果として楽しい。

アンサンブルってそういうことですよね。

そう思ったら、やっぱり本番のほうを貼ろうと思って。記念ですしね。はい。

モーツァルト/ピアノ協奏曲第23番第三楽章(当日録音)

clalaさんほんとにありがとう!!

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