カケラノコトバ

たかあきによる創作文置き場です

第七十三夜・水の下にも居る輩

2017-09-13 23:47:30 | 百人一首と色名で百物語
たかあきで『紅葉踏み分け』と『水色』を使って創作してください。

 山歩きに不慣れな友人と紅葉狩りに行ったら、案の定何も考えないまま派手に散り重なった紅葉にダイブしようとしやがった。放っておいたら非常に面倒な事になりそうだったので渾身の力を込めて引き摺り戻してから石を落としたら、案の定水音を立てて紅葉の下に沈んでいったが、その石を掴んで水底に消えた手は一体なんだったのだろう?
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