カケラノコトバ

たかあきによる創作文置き場です

第七十二夜・彼の和風ジャム

2017-09-12 23:59:17 | 百人一首と色名で百物語
たかあきで『立ち別れ』と『小豆色』を使って創作してください。

 それじゃお餞別だよと彼が渡してくれた包みを開くと、中に入っていたのは手紙の添えられた瓶詰めだった。

 君の為に和風ジャムを作ってみたよ。鍋に付ききりで丁寧に煮たからきっと美味しいと思う

 そう書かれた手紙と一緒に入っていた瓶詰めは和風ジャムと言えば言える。ただし世間では餡子と呼ばれる物だ。
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