あられの日記

カテゴリーは場所優先。鶴岡八幡宮は寺院・仏閣ではなく「鎌倉」に。一部検索し易さ優先で、花カテゴリーに入れてる場合も。

紫宸殿と清涼殿

2009年12月15日 06時03分37秒 | お城&御所
トップ画像は「節会の際、内侍(女官)が紫宸殿の簀の子上で南東角にて、大臣に昇殿するように、檜扇をかざして合図をし、それに応じて軒廊を経て昇殿する。その場面」を再現している。
ちなみに、内侍(女官)アップ。

さて、ここはどこかと言えば、紫宸殿です。

ね。
紫宸殿は即位礼等の重要な儀式を行う最も格式の高い正殿です。
大正天皇・昭和天皇の即位礼もここで行われた。入母屋桧皮ぶきの高床式宮殿建築で、南面し、古制に則って建てられている。中央に天皇の御座「高御座」、その東に皇后の御座「御帳台」が置かれている。

南面には、白砂の南庭が広がり、向って右側に「左近の桜」左側に「右近の橘」が植えられている。
上の画像の建物の左にあるのが「右近の橘」です。

紫宸殿の西廂部分。
御膳(おもの)宿(やどり)ともいい、節会の時は、ここから釆女(うねめ)と呼ばれた女官が紫宸殿の母屋へ御膳を運ぶ。その姿を再現している。

紫宸殿から清涼殿へ。
清涼殿は平安時代には天皇が日常の生活の場として使用された御殿で、入母屋桧皮ぶきの寝殿造りである。
四方に廂をもち、日常の御殿であったため内部は襖などによる間仕切りが多くなっている。母屋には御休息の御帳台が置かれ、手前の厚畳は御座で「昼御座」といわれる。左側の屏風前の漆喰で塗り固めた所を石灰壇といい、地面になぞらえてここから伊勢神宮等を遥拝された。

上の画像の釣灯籠も展示物。
でも画像をよく見ると、建物入口のとか奥の屏風とかあれこれしつらえてあるのが嬉しいですね。
何も調度がないと、想像力が働きません。

コメント
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