あられの日記

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新宿御苑菊花展2

2009年12月23日 06時35分57秒 | 新宿御苑
昨日の記事で紹介した伊勢菊。そこは他に嵯峨菊と丁字菊もありました。
嵯峨菊はなんか茶筅を立てた形で、地味な菊だなあ~と写真を撮らなかったんですよ。
昨日謎が解けました。
あれはかつて京都の野菊を改良して出来た菊で、建物の外にぐるりとある廊下から、庭に咲く嵯峨菊を見下ろすものなのです。
だから背丈は2メートルが標準。
上から見て楽しむものを下から見上げてもそりゃ地味だよね。
下の画像は丁字菊。

花の中心部が盛り上がって咲く菊で、アネモネ咲きとも呼ばれる。
これらの菊は昭和30年ころから作られ始めました。
あれ?
この菊ってさっき見たアレ?
実は天皇陛下御在位20年慶祝行事の一環で、御苑の菊花展の舞台裏も公開してくれてたんですよ。

上の画像が舞台裏の一角。
これは来年の菊花展の為に保存の為に育てられている菊なのです。
トップ画像は『懸崖作り花壇』です。
野菊が断崖の岩間から垂れ下がって咲いている姿を模して、1本の小菊を大きな株に仕立てる技法を「懸崖作り」とよびます。
作り始めは大正4年(1915)。
上の菊のお花畑は、懸崖用の小菊です。が、よ~く見ると奥に大きめの菊があるでしょ?これらも保存の為に育てられている菊です。アップ画像がないのは、訪れた前日まで雨でして、菊の花は雨に弱いようで大変残念な感じになってたの。
で、これはもう痛恨なんだけど、花畑の奥に現在新しい丁字菊を開発中だったんですよ。
菊は常に別の種類の菊の花粉を掛け合わせて新しい品種が作られてる花なんですって。NHKBSが言ってました。
で、出来た花からこれぞ!という花を固定化して新品種が誕生する。その開発中の丁字菊が展示されてとっても楽しかったんですよ。
新宿御苑発の新品種の菊もある。こうやって出来るのね。
さて、バックヤードから菊花壇展の会場に戻ります。
 
●江戸菊花壇
江戸菊は、江戸時代に江戸で発達した古典菊です。
花が咲いてから花びらが様々に変化し、色彩にとんでいるのが特徴で、「花の変化」を鑑賞する菊です。
新宿御苑ではもっとも古い歴史があります。

なんか…おいしそうだよね。
コメント
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