おはようございます。四万十は、晴れ。
おーひやい。今朝は、風の涼しさで目がさめました。いきなり秋なのだ。
ひさしぶりにフリースを着て沈下橋へ。
薄雲高くながれる青空、やせて透明度がたかくなった川、
ツルヨシの穂がゆれる川原。セイタカアワダチソウの黄花がさく岸辺。
10月の川は、じこじこと秋がすすんでいます。
今日の最低気温は、14、3度(今季最低)。
朝の光りのなかに。
最高気温29、0度。午後も晴れ。
薄雲たなびく空からとどく陽ざしは、まだ強いけど、
昨日までの蒸し暑さはなく、カラッとした暑さで、わりに過ごしやすいです。(ほぼ)裸族の季節は終了~。
夏が長い南国土佐。迷走台風と通り雨の真夏のあとは、猛暑の晩夏~初秋に。
とても長くつづいた高温多湿な日々も、よーやく終りをむかえたようです。やれやれ。
これから南国の川は、秋ホンバンへ。
1日の寒暖差もおおきい季節の変わりめ(今日は、14、7度)。
皆さんも、くれぐれも体調管理にお気をつけて、健やかに秋をおむかえくださいね。
秋~晩秋の四万十川は、陽と風が心地よく、水の透明度が高く、リバーピクニックに最適なフィールドです。
カヌーに、コーヒー、お弁当、秋の美味い物をこじゃんとつんで、秋の川にでかけませんか?
のんびりとプラーベートツアーで。
そんな、秋の四万十川カヌーツーリングの顛末をつづった、素敵な文章の一部をここに紹介します。
「川を下って都会(マチ)のなかへ」 野田知佑著
1986 Autumn
「四万十川は秋晴れだった。強い陽射しが川の上をキラキラと踊り、暑いほどだった。
水温は17度C。元気のいい人なら泳げる水温だ。
1年降りの四万十川はやはり美しかった。
今年も高知には台風が来なかった。これで3年続けて台風がなく、それに伴う大増水がない。
3年間も大水で洗い流されなかった川底の石には古い黒い苔がついて汚かった。
これまでの四万十川には見られなかったものだ。川の水量は半分以下である。
しかし、良い女が、どんなにやつれて汚れていても美しいように、四万十川は美しい川であった。
原因はこの川をとりまく山が良いからだ。四万十川は海に出るまですべて山の中にある。
川をつくるのは山だ。豊かな山は美しい川を作り、貧弱な山は貧しい川を作る。
両側から空に向かって雄大なV字型を作っている山の斜面は紅葉が始まっていた。山の緑と空のブルーと川のルリ色。
眼に入るのはそれだけだ。去年の秋と同じ風景だが、何度見ても感心してしまう」。
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