10月2日 東京・後楽園ホール
【プロボクシング8回戦】
井上尚弥(大橋ジム) KO4R クリソン・オマヤオ(OPBF7位/比国王者)
◆井上 尚弥(いのうえ・なおや)
1993年4月10日、神奈川・座間市生。19歳。
小学1年からボクシングを始め、相模原青陵高1年時に総体・国体・選抜大会で3冠を獲得。
2年時に国体・3年時に総体・プレジデントカップ国際大会・全日本選手権で優勝。
アマ7冠を達成。
2012年4月のアジア選手権決勝で敗れて五輪出場ならず、プロ転向を表明。
アマチュア戦績は75勝(48KO/RSC)6敗。
高校生史上初のアマチュア7冠を達成し、特例のA級(8回戦)デビューとなった井上尚弥が、KOで初戦を飾った。
会場には、アマ時代の仲間だったロンドン五輪男子バンタム級銅メダリストの清水聡らアマ関係者が観戦。
メディアも多く詰め掛けたボクシングの「聖地」で地上波TV放送ありのデビュー戦となった。
対戦相手は、東洋太平洋ミニマム級7位クリソン・オマヤオ(19歳)。
まず初回
良く伸びるジャブから左フック、ワンツーで優位に立った井上
相手は比国王者という割にはボクシングが大味な印象を受けたが、一瞬のスピードなど侮れない雰囲気。
1分20秒過ぎ、井上は右のボディーストレートでダウンをスコア。
一瞬、何が当たったのか分からないほどのパンチで、モーションの無い良いパンチを打つ選手だと感心。(生観戦では無いですが)
立ち上がったオマヤオは開き直ったような大きな左フックを強振。
井上がスウェイするも躱し損なうシーンあり、ヒヤリ。
それでもジャブ、いきなりの左フック、ワンツー左アッパーなどの手数は減らさず
第4R、井上はオマヤオに接近し、連打から左ボディーを打ち込む。
効いた表情を見逃さず、もう1発、左レバーを突き刺すとオヤマオは、この試合2度目のダウン。
オマヤオは立ち上がれず、大型ホープは堂々のKO勝利。
所属ジムの大橋秀行会長(47歳)は、「スピード、パンチ…どれもいい。感心した」と舌を巻き
「この実力なら最速記録に意味はない。10年は王者でいてもらう」とデビュー3戦目での世界奪取の方針を修正し、真の王者に育てる方向に転換。
ここいらは業界の「世界戦挑戦者を厳選する。日本王者など実績重視」という流れを尊重しているようにも受け取れ、それは良い事だと思った。
華やかなデビュー戦だったが、本人は「(これでは)世界どころじゃない。課題が多く見つかった。明日からでも練習をするつもり」とコメント。
元アマ選手で幼少時の井上を鍛えた父・真吾さん(41歳)も、やや厳しい評価。
これは、浮かれていない事であり、逆に期待が持てそう。
右を痛めていたという話だが、随所にシャープなワンツーは見せており
右が万全なら、相当に幅広い攻撃も出来そうだ。
やはり最初のダウンを奪った後の防御など、課題も見えたが
これはキャリアを積んで克服して欲しい。
楽しみな選手が出てきて、大橋会長も「ボクの(現役時代の)比じゃない」ホクホク顔。
※いやいや、大橋秀行のデビュー戦も相当に鮮烈でしたよ!
左ボディーをビシビシ決めての初回KOはインパクト抜群
米倉会長も満面の笑顔でした
なにしろ今後の井上尚弥には注目ですな。
【プロボクシング8回戦】
井上尚弥(大橋ジム) KO4R クリソン・オマヤオ(OPBF7位/比国王者)
◆井上 尚弥(いのうえ・なおや)
1993年4月10日、神奈川・座間市生。19歳。
小学1年からボクシングを始め、相模原青陵高1年時に総体・国体・選抜大会で3冠を獲得。
2年時に国体・3年時に総体・プレジデントカップ国際大会・全日本選手権で優勝。
アマ7冠を達成。
2012年4月のアジア選手権決勝で敗れて五輪出場ならず、プロ転向を表明。
アマチュア戦績は75勝(48KO/RSC)6敗。
高校生史上初のアマチュア7冠を達成し、特例のA級(8回戦)デビューとなった井上尚弥が、KOで初戦を飾った。
会場には、アマ時代の仲間だったロンドン五輪男子バンタム級銅メダリストの清水聡らアマ関係者が観戦。
メディアも多く詰め掛けたボクシングの「聖地」で地上波TV放送ありのデビュー戦となった。
対戦相手は、東洋太平洋ミニマム級7位クリソン・オマヤオ(19歳)。
まず初回
良く伸びるジャブから左フック、ワンツーで優位に立った井上
相手は比国王者という割にはボクシングが大味な印象を受けたが、一瞬のスピードなど侮れない雰囲気。
1分20秒過ぎ、井上は右のボディーストレートでダウンをスコア。
一瞬、何が当たったのか分からないほどのパンチで、モーションの無い良いパンチを打つ選手だと感心。(生観戦では無いですが)
立ち上がったオマヤオは開き直ったような大きな左フックを強振。
井上がスウェイするも躱し損なうシーンあり、ヒヤリ。
それでもジャブ、いきなりの左フック、ワンツー左アッパーなどの手数は減らさず
第4R、井上はオマヤオに接近し、連打から左ボディーを打ち込む。
効いた表情を見逃さず、もう1発、左レバーを突き刺すとオヤマオは、この試合2度目のダウン。
オマヤオは立ち上がれず、大型ホープは堂々のKO勝利。
所属ジムの大橋秀行会長(47歳)は、「スピード、パンチ…どれもいい。感心した」と舌を巻き
「この実力なら最速記録に意味はない。10年は王者でいてもらう」とデビュー3戦目での世界奪取の方針を修正し、真の王者に育てる方向に転換。
ここいらは業界の「世界戦挑戦者を厳選する。日本王者など実績重視」という流れを尊重しているようにも受け取れ、それは良い事だと思った。
華やかなデビュー戦だったが、本人は「(これでは)世界どころじゃない。課題が多く見つかった。明日からでも練習をするつもり」とコメント。
元アマ選手で幼少時の井上を鍛えた父・真吾さん(41歳)も、やや厳しい評価。
これは、浮かれていない事であり、逆に期待が持てそう。
右を痛めていたという話だが、随所にシャープなワンツーは見せており
右が万全なら、相当に幅広い攻撃も出来そうだ。
やはり最初のダウンを奪った後の防御など、課題も見えたが
これはキャリアを積んで克服して欲しい。
楽しみな選手が出てきて、大橋会長も「ボクの(現役時代の)比じゃない」ホクホク顔。
※いやいや、大橋秀行のデビュー戦も相当に鮮烈でしたよ!
左ボディーをビシビシ決めての初回KOはインパクト抜群
米倉会長も満面の笑顔でした
なにしろ今後の井上尚弥には注目ですな。