あるBOX(改)

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ビッグ・ジム・サリヴァン死去

2012年10月09日 | 英国ロック
イギリスにて「最も実力のあるスタジオ・ミュージシャン/サイドマン」と言われ、長らく活躍してきたビッグ・ジム・サリヴァンが亡くなった。

私なんて「昔のヘビー級王者みたいな名前だなぁ」と思い、好きな時代の一昔前のミュージシャンだと思ってましたが
Youtubeでリーダー・アルバムを聴いたら凄いジャズロックで驚いたモノです。



16歳でプロとしての音楽活動を始めた彼は、エディー・コクランやジーン・ヴィンセントのツアーに参加。

セッションマンとしては、1000曲以上のヒットソングのレコーディングに参加。

リッチー・ブラックモアが彼に師事した事も有名で。
影響を及ぼした英国ギタリストでは、ピート・タウンセンド、ジミー・ペイジ、スティーヴ・ハウと多くの名前が挙がっている。

77年には、The Big Jim Sullivan Bandの唯一のアルバム「Test of Time」をリリース。

ソロや自身がリーダーであったTigerなどを発表した後、パーシー・ジョーンズとサイモン・フィリップスという強力なリズムセクションを引き連れたジャズ・ロック「Test of Time」は一聴して「凄いハード・フュージョンだ!ある意味ジェフ・ベック並だ!」と思わせるモノ。



他にも、E・フォスター、モーリス・パート、デイヴ・ローソン(Key)が参加。
ヴォーカルは元ハッケンサックのニッキー・ムーアで、ソウルフルなvoナンバーも収録されているそうな。

※ハッケンサックは「フリーに通じる腰の据わった音楽性あり」と言われたバンド。
  ただし、実際に聴いた限り余りフリーっぽくは無かった。

「これを機に聴いてみるか」というのも不謹慎だが
聴きたい欲求が増す楽曲であります。
CDも発売されるようなので、探してみるかなぁ・・・。

享年71歳。
晩年は体調不良で病床に伏せられてたという話です。

痛みの無い平穏な世界に旅立たれた事と思います。
ビッグ・ジム・サリバン氏よ、安らかに・・・。