あるBOX(改)

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UKラストツアーの余韻(1)

2015年05月01日 | 英国ロック
感無量でしたね。

78年の1st『憂国の四士』から、
「瞑想療法」を除く曲の数々が演奏され

※闇の住人、光の住人、アラスカなどなど

79年発表の『デンジャー・マネー』からは
ランデヴー 6:02、シーザーズ・パレス・ブルース
ナッシング・トゥ・ルーズ、キャリング・ノー・クロス
・・・が演奏され

ライヴ盤『ナイト・アフター・ナイト』(1979年)からは
「ナイト・アフター・ナイト」が演奏されたんですから。

まぁ、基本的には大阪公演や、その前のワールドツアーの
セットリストと変わらないんですが



やっぱりメンバーにとっても「ナイト・アフター・ナイト」を
収録したライブ会場ですから。感慨深い・・・というか、
特別な場所として中野サンプラザを語ってくれました。

※基本的にジョブソンがMCを担当。あと演奏の合図も。

「79年の時も来てくれた人いるかい?」と聞かれ、
手を上げる先輩ファンもチラホラといらっしゃる。
※素晴らしいッ!!



ステージは予想以上にシンプル。
キーボードも1台。ギターもヘッドレス。
照明も決して豪華とは言えない。

しかし、それでもUKのステージは充分に素晴らしかった。

ギターはホールズワースのようなウネウネしたフレーズを
弾きこなし、ウェットンも堂々の歌いっぷり。
※前回見たASIA公演は風邪引いてたって本当だったのかな

ジョブソンのクリスタル・ヴァイオリンはキラキラと輝き
時に緑の照明を透過し、美しかった。もちろん音色も!!



鍵盤台を並べないのも、スタッフからスムーズにヴァイオリンを
受け取ってステージ中央に出るためでしょう。

ファンはその度に拍手喝采。
私も「ナッシン・トゥ・ルーズ」のキーボードソロ~ヴァイオリン
ソロの繋ぎには涙ちょちょ切れそうになりました。
※いや~、何度聴いてもイイ曲ですわ

「アラスカ」では腹まで震えるシンセの低音聴かせて貰ったし、
「ランデブー6:02」では、ジョブソンの鍵盤とウェットンの
ヴォーカルで始まる「友情の形態」が麗しく。そこから徐々に
盛り上がり、シンセの鳴り響きとベースの歪みが全盛のプログレを
体験させてくれました。

基本、変拍子の多いプログレなれど。
そこからロック的な疾走感への切り替えが上手いのもUKの魅力。

シーザースパレス・ブルースでは、ウェットンさんがサビを
客席に振り、私は大きな声で「シーザースパレス・ブルース♪」と
叫びました。ええ、叫びましたとも!
※プログレでは珍しい光景かも。でも、このノリもUKなんですな。