5月6日 大田区総合体育館
【WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ】
内山高志 TKO2R ジョムトーン・チューワッタナ
王者・内山高志(35才ワタナベ)が、同級7位の
ジョムトーン・チューワッタナ(25才タイ)を序盤の
2回TKOで下し、10度目の防衛に成功した。
参った!
ムエタイで200勝以上、王座のコレクターとも言われる
ジョムトーンを初回から圧倒し、第2Rに強烈なワン・
ツーで沈めてしまったのだから。
挑戦者の戦績は10戦に満たなかったが、ムエタイからは
センサク・ムアンスリンのような史上最短3戦目で世界王座
奪取という記録保持者もいますから
やはりムエタイで怪物的な強さを誇る選手は怖い・・・
試合前は、そんな予感があった。
※センサクもジョムトーンも同じサウスポーだしね
初回、両者が向き合った時点でも「ジョムトーンの背中
大きいなぁ」と脅威を感じたし
※TVのコーナーリポートでは「前日計量から7kgは
増えている」との情報あり。
ジャブも伸び、左ストレートが王者に届く予感もあった。
試合後に内山チャンプは「意外と近かった」と言ってたが
それは「自分の右と相手の左、どちらも当たる」距離と
いうスリル満点な場所で、フェイントやリード・パンチの
差し合いなどが行われていた事の証左なワケで。
そこから一瞬の隙を突いて得意の右ストレートをヒット
させたのだから、見事の一言。
ロープ際に下がった挑戦者に浴びせた連打も回転が速く、
内山好調を印象付けた。
なお、最初の右を浴びた後、ジョムトーンは右目を
しきりに気にしていたが
※相手が2重に見えるアクシデントに見舞われたとか
目が直撃された場合でも正確にナックルパートが
当たっていたら、それは有効打。
※握りが甘くてグラブの親指が目に入ったら、それは
「サミング」という反則になるんですがね
強敵の「視覚」という大事な部分を早々に削いだ内山、
一気に優位に立ったが、ジョムトーンも密着してから
強烈な左右フックを叩きつけ、カバリングする内山の
頭部が揺れるシーンあり。
まだまだ油断できないと思わせる展開は続いた。
第2R、ジョムトーンの右目も回復してきたように見えたが
内山は機を見てはワンツーを放つ。
ジョムトーンは内山の右ストレートを(自分から見て)左に
ダックして躱そうとする事が多く、反応が少しでも遅れたら
自分の右顔面にパンチを浴びる事になる。
内山チャンプは、その防御パターンを読んだのか、右の
パンチで相手右顔面を狙ったようにも見えた。
1分過ぎ、内山の右ストレートがクリーンヒットすると、
やはり右顔面にダメージを負ったムエタイ2階級王者は
ワンテンポ遅れて仰向けにダウン。
大の字で動けない挑戦者を見たレフェリーがカウント途中で
試合を止めるという圧巻のTKO劇となった。
ジョムトーンは試合終了後も暫く立ち上がれない程の
ダメージを受け、上半身を起しても放心したような表情。
会心のKOに内山は「苦しい試合になると予想しており、
こんな早く決着がつくとは思わなかったので驚いた」と
インタビューで笑顔を見せた。
リングサイドでは、WBC同級王者の三浦隆司(30才/
帝拳ジム)がテレビのゲスト解説を務めており、例の如く
試合後の内山に対し統一戦を呼びかけ、内山も「おそらく
ぶつかるだろうと思う」と応じたが。
やっぱり両者好青年だからエールの交換みたいな雰囲気に
なって、内山チャンプも苦笑(?)。
統一戦を盛り上げようとするテレ東さん、三浦戦に拘らず
大きな試合を望む内山、国内で防衛を続けさせようとする
渡辺会長・・・という、相変わらずチグハグな光景だった。
※なんか、もうイイですわ
この勝利で内山は24戦23勝(19KO)1分と戦績を
伸ばし、ジョムトーンは9勝(4KO)1敗となった。
【WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ】
内山高志 TKO2R ジョムトーン・チューワッタナ
王者・内山高志(35才ワタナベ)が、同級7位の
ジョムトーン・チューワッタナ(25才タイ)を序盤の
2回TKOで下し、10度目の防衛に成功した。
参った!
ムエタイで200勝以上、王座のコレクターとも言われる
ジョムトーンを初回から圧倒し、第2Rに強烈なワン・
ツーで沈めてしまったのだから。
挑戦者の戦績は10戦に満たなかったが、ムエタイからは
センサク・ムアンスリンのような史上最短3戦目で世界王座
奪取という記録保持者もいますから
やはりムエタイで怪物的な強さを誇る選手は怖い・・・
試合前は、そんな予感があった。
※センサクもジョムトーンも同じサウスポーだしね
初回、両者が向き合った時点でも「ジョムトーンの背中
大きいなぁ」と脅威を感じたし
※TVのコーナーリポートでは「前日計量から7kgは
増えている」との情報あり。
ジャブも伸び、左ストレートが王者に届く予感もあった。
試合後に内山チャンプは「意外と近かった」と言ってたが
それは「自分の右と相手の左、どちらも当たる」距離と
いうスリル満点な場所で、フェイントやリード・パンチの
差し合いなどが行われていた事の証左なワケで。
そこから一瞬の隙を突いて得意の右ストレートをヒット
させたのだから、見事の一言。
ロープ際に下がった挑戦者に浴びせた連打も回転が速く、
内山好調を印象付けた。
なお、最初の右を浴びた後、ジョムトーンは右目を
しきりに気にしていたが
※相手が2重に見えるアクシデントに見舞われたとか
目が直撃された場合でも正確にナックルパートが
当たっていたら、それは有効打。
※握りが甘くてグラブの親指が目に入ったら、それは
「サミング」という反則になるんですがね
強敵の「視覚」という大事な部分を早々に削いだ内山、
一気に優位に立ったが、ジョムトーンも密着してから
強烈な左右フックを叩きつけ、カバリングする内山の
頭部が揺れるシーンあり。
まだまだ油断できないと思わせる展開は続いた。
第2R、ジョムトーンの右目も回復してきたように見えたが
内山は機を見てはワンツーを放つ。
ジョムトーンは内山の右ストレートを(自分から見て)左に
ダックして躱そうとする事が多く、反応が少しでも遅れたら
自分の右顔面にパンチを浴びる事になる。
内山チャンプは、その防御パターンを読んだのか、右の
パンチで相手右顔面を狙ったようにも見えた。
1分過ぎ、内山の右ストレートがクリーンヒットすると、
やはり右顔面にダメージを負ったムエタイ2階級王者は
ワンテンポ遅れて仰向けにダウン。
大の字で動けない挑戦者を見たレフェリーがカウント途中で
試合を止めるという圧巻のTKO劇となった。
ジョムトーンは試合終了後も暫く立ち上がれない程の
ダメージを受け、上半身を起しても放心したような表情。
会心のKOに内山は「苦しい試合になると予想しており、
こんな早く決着がつくとは思わなかったので驚いた」と
インタビューで笑顔を見せた。
リングサイドでは、WBC同級王者の三浦隆司(30才/
帝拳ジム)がテレビのゲスト解説を務めており、例の如く
試合後の内山に対し統一戦を呼びかけ、内山も「おそらく
ぶつかるだろうと思う」と応じたが。
やっぱり両者好青年だからエールの交換みたいな雰囲気に
なって、内山チャンプも苦笑(?)。
統一戦を盛り上げようとするテレ東さん、三浦戦に拘らず
大きな試合を望む内山、国内で防衛を続けさせようとする
渡辺会長・・・という、相変わらずチグハグな光景だった。
※なんか、もうイイですわ
この勝利で内山は24戦23勝(19KO)1分と戦績を
伸ばし、ジョムトーンは9勝(4KO)1敗となった。