あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

5月最終日は「芥川也寸志生誕90年メモリアルコンサート」

2015年05月23日 | 邦楽
芥川也寸志さんに関しては
「とにかくハンサム!」

若い頃の黛敏郎さんとの対談とかYoutubeで見れますが
黛さんも男前だけど、芥川さんのハンサムぶりには
ただただ驚いた。



芥川也寸志生誕90年メモリアルコンサート

2015年5月31日(日)14時開演 
きゅりあん大ホール 品川区立総合区民会館 

作曲:芥川也寸志
構成・編集:清道洋一、徳永洋明

指揮:松井慶太
演奏:オーケストラ・トリプティーク
コンサートマスター:三宅政弘
チェレスタ:森ミドリ
 
制作:スリーシェルズ、JCA



【曲目】

・映画「八甲田山」組曲(1977)
・映画「八つ墓村」組曲(1977)
・映画「鬼畜」組曲(1978)
・芥川龍之介の小説によるバレエ「河童(Kappa)」組曲(1951)
・大河ドラマ「赤穂浪士」組曲(1964)
・小管絃楽のための組曲より(1949)
 みつばちマーチ(1967)
・祝典組曲 No.3 マーチインド(1959)
・NHKテレビジョンのためのオープニングとエンディング
 ほか

ムック本「マジンガーZとスーパーロボット」購入

2015年05月23日 | アニメ・特撮
ちょいと前の事だが
書店で表紙買いしてしまいました。

2015年1月28日発売 ダイナミック企画株式会社
ムック本で、価格が¥ 1,296。



永井豪ちゃんの描き下ろしポスターあり。

ファンには知られているマジンガーZ誕生の経緯
(原案の「エネルガーZ」から始まるくだり)や、
タイアップで巨大化していく商品展開の話が、
当事者である豪ちゃんや実弟かつダイナミックプロで
要職に就く永井隆氏と徳原八洲氏のインタビューで
語られると実に感慨深いものがあります。

※機械獣もダイナミックプロのスタッフ総動員で
 デザインしていた・・・とか、
 敵キャラは故・石川賢さんがデザインしてたとか。

とにかく豪ちゃんはニコニコしたキャラなのに
「周囲の反対に遭うと逆に燃える」頑固さは強烈で。

「等身大ヒーローや怪獣モノが受けてる時代に
 巨大ロボ、というかロボット物は古い」とか
「人気が出るとは思えない」と言われ、
「じゃあ搭乗型で」と尊敬する先輩たちのロボットと
異なるタイプの巨大マシンを作り上げた経緯は改めて
感激いたしました。

玩具製作陣も同様で
「超合金なんて売れない」と言われながら、発売したら
大ヒット。もちろん緻密な造型のこだわり等も成功に
繋がる要素になったワケだが、やはり常識に挑み続けた
姿勢には頭が下がります。

マジンガー・シリーズに続き、ゲッター・シリーズや
鋼鉄ジーグの企画や設定の特集あり。

搭乗型ロボットとして、コンバトラーVやボルテス5、
ガンダムシリーズなどのロボットアニメの歴史紹介もあり。
※もちろん、マジンガーを源流とする捉らえ方で



70年代ロボットもの再評価のキッカケとなった、
「スーパーロボット大戦」シリーズ・プロデューサーへの
インタビューも、パイオニアへの敬意が溢れてて素晴らしい。

※グレートマジンガー登場直前、“あの”マジンガーが
 ボロボロになるというシーンを当時の関係者に「あれは
 トラウマになりましたよ」と語ったら「トラウマにする
 つもりで作ったんだよ」と返されたくだりは衝撃でした。

 ああ、ここにも子供を甘やかさなかった大人が・・・。
 おかげで私はグレートに感情移入できませんでしたよ。
 「アオイホノオ」で主人公が「いや、俺はグレートは・・・」と
 庵野に語ったシーンでは、やっぱり「オマエは俺か!」と
 体が震えてしまいましたよ・・・。

巻末近くに「ロボットアニメ主題歌」特集も配されていたが、
もう少し紙面を割いて作曲者の事など紹介して欲しかったなぁ。
※宙明先生のコンサートも近付いてる事だし



全ページ・フルカラー、読みやすい装丁。
値段はソレなりにするけど満足の内容です。

ゲッター・ロボ誕生に故・石川賢氏がどれだけ関わったか、
それを豪ちゃんインタビューの形で知れたのも印象深かった。

“あの”メビウス(フランスのイラストレーター)との対談で
「マジンガー・シリーズのお陰でSFがやりやすくなった。
 以前は出版社が『SFは売れない』と消極的だったが、
 あなたの作品のヒットで考え方が変わった」と言われたとか

数年間に催された世界各国のアニメファンが集まるイベントで
「最後に何か歌おう」となった時、マジンガーZのOP曲が選ばれ
言語はバラバラだけど凄い一体感での合唱になった・・・・
なんて、水木一郎アニキのファンでもある私が感動する話もあった。

そんなエピソード満載のムック本「マジンガーZとスーパーロボット」
豪ちゃんファンには意義ある買い物で御座いました。