5月9日 神戸市立中央体育館
プロボクシング
【ノンタイトル10回戦】
長谷川穂積(真正) 判定3-0 オラシオ・ガルシア(メキシコ)
初回、予想以上にリズミカルに動き、リードパンチを
繰り出す長谷川に心が躍った。
長谷川が全盛期の片鱗を見せたのだ。
いや、片鱗以上にボクシング能力を披露してくれた。
若いガルシアの強打を、フットワークとボディワーク、
時にはクリンチで寸断した。
会場のお客さんは分かっていらっしゃいます。
長谷川が足を使って回ったり、クリンチしたりしたら
拍手が上がってました。
「長く打ち合わないで欲しい」という祈りにも似た
気持ちでリング上を見守っていたんでしょうね・・・。
攻撃面でも相手のワイルドなパンチに釣られる事もなく
自らは六分~八分のパンチを繰り出した。
※悪い時の長谷川は振り回して軸がブレてしまい、逆に
パワーと切れを失っていたのです。
緩急も含め、攻防での巧みな技術が目立った。
得意の左ダブル、トリプルも巧打。
ボディ・ストレートも有効だった。
相手のフックを潜るように躱す「サイドステップと
ダッキングの複合防御」も見れた。
もちろん相手も無敗の強打者。
この試合に勝ってチャンスを得たいのだから、懸命に
堪え、攻め込んで来る。
サウスポーのパンチに目が慣れていない「若さ」が
長谷川を助けたようにも見えたが、それとて長谷川に
技量あってこそ引き出せた要素。
「打たせないボクシングを」と言いつつ、何度も打撃戦に
身を投じてきた長谷川。
ガルシアと打ち合うシーンもあったが、ここはギリギリで
自分を押さえれくれた。
ガルシアが度々相手の足を踏んだ事を「故意」として
レフェリーは減点。
※まぁ左構えと右構えだと前に出る足がカチ合うから
踏まれやすくなっちゃうと言いますけどね。
さすがに7Rあたりで疲れも見えてきた長谷川。
動きが落ちると被弾する危険性も増すが、我々の心配を
よそに致命弾は食わず、圧力を増してきたガルシアの
アタックを躱した。
最終ラウンドは、長谷川の連打でガルシアが少し棒立ちに
なるというシーンもあり。
ダウンシーンへも期待もあったが、ここで終了ゴングが
鳴り、試合の結果は採点に委ねられた。
判定は3-0。
97-93、98-93、100-91という大差だった。
なお、4月27日の練習中に右足首を負傷した事を陣営は
「捻挫」と公表していたが。
実は「靱帯の一部が切れていた」そうで、そのような
万全ではない中、あれだけ動いたのだから、見上げた
モノです。
ガルシアも敗戦を受け入れているとの事。
勝者は進退について「試合の映像を見てから」と明言を
避けたが、試合で「長谷川穂積ここにあり」と主張して
くれた。
立派な勝利でありました。
長谷川選手と真正ジムの皆様、おめでとう御座います。
身体も神経も疲れ切った事でしょう。
今は、ゆっくり休んで下さい。
プロボクシング
【ノンタイトル10回戦】
長谷川穂積(真正) 判定3-0 オラシオ・ガルシア(メキシコ)
初回、予想以上にリズミカルに動き、リードパンチを
繰り出す長谷川に心が躍った。
長谷川が全盛期の片鱗を見せたのだ。
いや、片鱗以上にボクシング能力を披露してくれた。
若いガルシアの強打を、フットワークとボディワーク、
時にはクリンチで寸断した。
会場のお客さんは分かっていらっしゃいます。
長谷川が足を使って回ったり、クリンチしたりしたら
拍手が上がってました。
「長く打ち合わないで欲しい」という祈りにも似た
気持ちでリング上を見守っていたんでしょうね・・・。
攻撃面でも相手のワイルドなパンチに釣られる事もなく
自らは六分~八分のパンチを繰り出した。
※悪い時の長谷川は振り回して軸がブレてしまい、逆に
パワーと切れを失っていたのです。
緩急も含め、攻防での巧みな技術が目立った。
得意の左ダブル、トリプルも巧打。
ボディ・ストレートも有効だった。
相手のフックを潜るように躱す「サイドステップと
ダッキングの複合防御」も見れた。
もちろん相手も無敗の強打者。
この試合に勝ってチャンスを得たいのだから、懸命に
堪え、攻め込んで来る。
サウスポーのパンチに目が慣れていない「若さ」が
長谷川を助けたようにも見えたが、それとて長谷川に
技量あってこそ引き出せた要素。
「打たせないボクシングを」と言いつつ、何度も打撃戦に
身を投じてきた長谷川。
ガルシアと打ち合うシーンもあったが、ここはギリギリで
自分を押さえれくれた。
ガルシアが度々相手の足を踏んだ事を「故意」として
レフェリーは減点。
※まぁ左構えと右構えだと前に出る足がカチ合うから
踏まれやすくなっちゃうと言いますけどね。
さすがに7Rあたりで疲れも見えてきた長谷川。
動きが落ちると被弾する危険性も増すが、我々の心配を
よそに致命弾は食わず、圧力を増してきたガルシアの
アタックを躱した。
最終ラウンドは、長谷川の連打でガルシアが少し棒立ちに
なるというシーンもあり。
ダウンシーンへも期待もあったが、ここで終了ゴングが
鳴り、試合の結果は採点に委ねられた。
判定は3-0。
97-93、98-93、100-91という大差だった。
なお、4月27日の練習中に右足首を負傷した事を陣営は
「捻挫」と公表していたが。
実は「靱帯の一部が切れていた」そうで、そのような
万全ではない中、あれだけ動いたのだから、見上げた
モノです。
ガルシアも敗戦を受け入れているとの事。
勝者は進退について「試合の映像を見てから」と明言を
避けたが、試合で「長谷川穂積ここにあり」と主張して
くれた。
立派な勝利でありました。
長谷川選手と真正ジムの皆様、おめでとう御座います。
身体も神経も疲れ切った事でしょう。
今は、ゆっくり休んで下さい。