あるBOX(改)

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復帰戦を終えた長谷川穂積が・・・

2015年05月26日 | ボクシング
関西テレビのスポーツ番組収録で、再起戦勝利後の心境を
語ったそうですね。

プロボクシング元世界2階級王者の長谷川穂積(34才)。

1年ぶりの復帰戦、敗北すれば引退濃厚だった復帰戦で
無敗のオラシオ・ガルシア(メキシコ)を大差判定で降したが

防御重視のスタイルで戦った事に対して、ファンの歓声も
「それでいい」「打ち合わなくていい」という温かい内容が多く

それに対し長谷川選手は「お客さんにそう言われるように
なったっていう事は、僕はプロとしての仕事はもう出来て
ないのかなって、凄く思うんですよ」と
複雑な胸中を明かしたそうな。

・・・そうか。
御本人は、そんな感じ方されてるんですねぇ。

私はクリンチやサイドステップで会場から拍手が上がった
シーンでは「ファンは分かってらっしゃる!」と
思ったもんですが・・・。

観客は同情や心配だけで言ったんじゃなく
「長谷川が本来持っている技能を見たい」と思っての事だと
思うんですけどねぇ。

私は、それが見られて素直に嬉しかったし、
「もっと攻防一体のボクシングが出来れば再浮上可能なんじゃ
ないのか?」なんて感じたものですが・・・。

そういえばガルシア戦で勝ち名乗りを受ける長谷川選手は、
実に不思議な表情を浮かべてましたよね。

「試合前は勝てるなんて思わなかった」などという率直な
言葉も口をついていました。

以前、スポーツ記者(ライター)で「長谷川穂積は
(ボクサーとしての)死に場所を探しているのではないか」
なんて記述されている方がいらっしゃって

私なんて「いくらなんでも、それは無いんじゃない?」などと
思っていたんですが。

本当に
長谷川選手は「納得いく負け」を体現したかったんですかね?
それが「予想外に生き残ってしまった」ため拍子抜けして
しまった・・・とか。

さてさて、後日発表される「進退」はどうなるのか。
すべては本人次第ではありますが、不思議と引き止める気も
しないんですよねぇ。

ファンの声援はともかく、
ある意味、試合内容は納得行くまで出来たでしょうから。