あるBOX(改)

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村田諒太、八重樫東も倒して勝つ!

2015年05月03日 | ボクシング
5/1 東京・大田区総合体育館

【ノンタイトル10回戦】
村田諒太 5RTKO ドウグラス・ダミアン・アタイジ(ブラジル)

ロンドン五輪の金メダリストでWBCミドル級7位の村田諒太が
初の世界ランカー戦をKOで飾った。

序盤はWBO同級15位のアタイジに手数で攻められたが、
固いカバリングで凌ぎ、第5Rジャブの連打から強烈な
右ストレートで相手を倒した。

細身のアタイジ、立ち上がるもダメージは明白。

村田が追撃の連打から再び右ストレートを打ち抜いて
2度目のダウンを奪うと、レフェリーは すぐさまストップした。

村田は7戦全勝(5KO)。
所属する帝拳ジムの本田会長は、「次戦は100%海外」と
本場で名を売る時期に来た事を明言。

いよいよ今年は勝負を賭ける年になりそうだ。


【スーパーフライ級8回戦】

八重樫東 2RTKO ソンセーンレック・ポスワンジム(タイ)

元2階級制覇王者の八重樫東(32才/大橋)が、Sフライ級での
再起戦をTKO勝ちで飾った。

初回から八重樫は優勢。
ソンセーンレック(31才)の右に合わせた右カウンターで
最初のダウンをスコア。

続く第2Rには、右のクロスカウンターで2度目のダウンを奪うと
後頭部をキャンバスで打ったソンセーンレックを見たレフェリーが
すぐに試合を止め、即座にTKO勝ちが決定。

八重樫は「こんなに早く試合が終わるのは何年ぶりかな?」と
ノーダメージの試合にホッとした様子。

今後について「複数階級制覇より、もう1度世界王者になる
スタートラインに立てた」とコメント。

機動力ボクシング構築を課題に挙げつつ、今回はその前に
試合終了となった事から、試合を重ねながら技能を向上させ、
再チャンスの機会を待つ事になりそうだ。

三浦隆司はディブを3RでTKO!

2015年05月03日 | ボクシング
5/1 東京・大田区総合体育館

【WBCスーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦】

三浦隆司(帝拳)3RTKO 同級6位ビリー・ディブ(豪)

三浦は4度目の防衛に成功。
序盤から前に出た三浦は、強打の左を当てて優勢。

足を使って凌ぎ、このまま終盤の反撃を窺っていたで
あろう元Fe王者のディブだったが
第3ラウンドにコーナーに追い込まれ、短い左強打1発で
ほぼダウン。

なまじコーナーが背中にあって倒れられなかったのが
挑戦者の不運とも言えたかも知れない。
王者は、すかさず2発の強打をヒットさせ、ダメージを
追加した。

下段ロープ下に頭が飛び出た形で倒れたディブ。
なんとかリングに戻って立ち上がったがフラつきは隠せず。

レフェリーは試合をストップした。

三浦の戦績は、
これで33戦29勝(22KO)2敗2分け。

直前まで普通に足を使っていた相手をワンチャンスで
倒してしまう三浦チャンプの決定力には脱帽だ。

頭を振っての追い込みも安定しており、今回も殆ど
被弾する事なしでの勝利。

「海外で名前を売りたい」という三浦は海外での試合を
希望しており、所属する帝拳ジムの本田会長も「WBO
同級王者ローマン・マルチネス(32才/プエルトリコ)と
統一戦を行う可能性を示唆したそうな。

これまでも海外の試合で勝利している三浦。
序盤にダウンを奪っても倒し切るまでラウンドを要した
事があったが、最近は間延びするシーンも減った。

これは統一戦やっても面白いでしょう。
統一戦決定の報が待ち遠しいですな!

TVライヴの名演奏

2015年05月03日 | 洋楽
前回取り上げたロキシー・ミュージックのTVライヴですが。
英国バンドの演奏だというのにプログラムはドイツのモノ
なんですな。

本国の英国TV(おもに国営放送)は、ビデオが高額だからと
お宝映像の上にクリケットや動物ドキュメンタリーを録画して
保存するという暴挙をやらかして、今や大顰蹙を買ってる訳です。



むしろドイツの方が「BeatClub」や「Musikladen」といった
ライヴ演奏プログラムを保存してて、それが今や世界で流通、
放送したりされてるんだから、ホント西独のTVマンさん有難う
・・・と言わずにはおれませんよ。

たまに残ってるBBCモノといっても、悪名高い英国のティーン向け
半生演奏番組「トップ・オブ・ザ・ポップス」だったりして、
一体なんなんでしょうねぇ・・・。

先日アンディ・フレイザーが亡くなった時、ある海外サイトで
紹介されたフリーの映像がそうだったんですが

スタジオ盤の演奏トラックに合わせ、バンドはフリだけで
つまらなそうに演っており
ロジャーズだけが申し訳なさそうに“生で”歌っている。
だいたい、ドラムの動きと音が合ってないんだよ!
演奏陣に覇気がゼロなんだよ!



※誰だよ追悼であのヴァージョン選んだのは!!
 半生で開き直って遊ぶのはThe Whoのキース・ムーンくらい
 なんだよ!



・・・なんて話が脱線してしまったが
前回も書いたとおり、ついミュージシャンが作り込んでしまう、
スタジオ・アルバムや、ライヴと言いつつオーヴァーダブや
バランス調整やっちゃてる公式盤は、得てして受け手の願望と
離れてしまう事もあるんですよね。
※ヴォーカリストがリーダーを務めるバンドは、演奏より
 歌声の通りが良いバランスを好んだりするし・・・。

そういう意味では、
TVプログラムでは、音のバランス等までにはバンドの手も
届かないと思われるんですね。

当時のミュージシャンも「消え物」だと思ってスルーしてたの
かも知れないし。

結果、作り込んだライヴより臨場感ある演奏が保存されてたり
するんですよね。

それが時代を経て発掘され、日本ではケーブルTVのチャンネル
「ミュージック・エア」で相当見せれてしまいました。
米国の「サタデー・ナイト・ライヴ」も、そんな感じで
コント、ライヴ演奏とも見れました。

「サタデー・ナイト・ライヴ」では、個人的にフランク・
ザッパの「アイム・ザ・スライム」なんて最高に気に入ってる
演奏なんですよね!

普段は音が絞られるドラムのスネアが大活躍してるし、バスドラも
跳ねまくっております!



あれ?ドラマーはテリー・ボジオさんじゃないですか!?
これは1976年12月11日放送分だそうで、
メンバーはレイ・ホワイト、ルース・アンダーウッド、
パトリック・オハーン&ホーン・セクション、そして
エディ・ジョブソン!・・・だそうです。

いみじくもUK組がまたしても登場です!
※ジョブソンは殆ど映ってないけど・・・

TVでTV批判の選曲、TVから垂れてくる「スライム」!
ZAPPAさんのギターも冴えてます!やっぱ最高です!

そして
西独のライヴ番組「ビートクラブ」も名演多し
・・・で御座います。



若き日のジョー・ウォルシュが最高にカッコイイ、
ジェイムズ・ギャングの「ウォーク・アウェイ」!

隠れた名トリオ=アシュトン,ガードナー&ダイクの
「レザレクション・シャッフル」



スタジオ盤よりシンプルな編成で、結果としてカンタベリー
キーボード・サウンドが明瞭に聴こえるキャラヴァンの
「ゴルフ・ガール」

隊長の2本マイク掴みからの咆哮が素晴らしい、
キャプテン・ビーフハート&ヒズ・マジック・バンドの
「アイム・ゴナ・ブーガライズ・ユー・ベイビー」
※一見デタラメ風なのに聴けてしまうドラムも凄い!



怪人ジェイミー・ミューアが動き回る姿が圧巻な
キング・クリムゾンの「太陽と戦慄パート1」

・・・と「よくこんな映像あったなぁ」と驚かされる
ブツ多数でありました。

※その他、ブラッフォード在籍時のイエスや初来日前の
 D・パープルなど大物も多数!



この辺は「Beat-Clubアーカイヴ」としてDVDで
発売されてるから、動画サイトで細切れに観るより
購入しての御観賞をオススメしたいと思います。