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村田諒太の世界初挑戦試合が近づく

2017年05月04日 | ボクシング
日時は2017年5月20日、場所は東京・有明コロシアム。
村田諒太の初の世界タイトル戦は、WBA世界ミドル級の
王座決定戦だ。

金メダリストのプロ転向が大きな話題となった村田。
ここまでプロ12戦、順調に世界ランクを上げてきたが、
正直、ほとんど試されていないという印象もある。

真のサバイバル戦を経験していないというか、危険な
パンチが飛んでくる経験を積んでいないというか。



往年のWBA世界ミドル級王者・竹原慎二はキャリア中
東洋王座を最も勲章とした状態で世界に挑んだが、
それでも韓国の李成天との大激戦という修羅場を
乗り越えている。
※両者フラフラの状態から、左フックの相打ちで
 ダブルノックダウン!

しかし、村田が今回戦う選手は経験豊富なアッサン・
エンダム。
これまでの対戦相手とは、まるで違うはず。

なにより世界奪取のため懸命にパンチを振るって来る。
思い切りのスピードもある。
 
33歳のエンダムはカメルーン出身で、フランスで活動
するボクサー。
戦績は35勝(21KO)2敗。元WBO世界ミドル級王者だが、
ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)といった大物には
遠く及ばない。

だからこそ金の卵の世界初試合の相手に選ばれたとも
言えるだろう。

エンダムはバリバリの世界王者では無いが、それでも
スピード、技術、コンビネーション、スタミナなどは
世界の上位選手に相応しいと言えるだろう。
※私もハイライトくらいでしか見てませんが。



ある意味、大一番が初の世界レベル試合になる…という
これまでの和製ホープと同じ轍を踏む村田。

さすが聡明な村田とはいえ、中間距離のリードの応酬で
遅れを取って戸惑う可能性は大いにある。

「ビッグマッチへの第一歩」などと考えず、まずは
必勝を誓い、この一線に集中するべきでしょう。

もちろん本人はそういう気持ちで大一番に臨むと
思いますが。

大事なタレントだけに世界的に日陰の道となっても
まずは地道でも良いのでタイトルを獲得し、連勝を
続けてほしい。

そんな願望を抱きながら私はTV観戦したいと思います。