あるBOX(改)

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検証「村田諒太vsアッサム・エンダム」(1)

2017年05月22日 | ボクシング
まぁ、検証なんて大層ですが。

もう一回、録画を見直して採点したら。
~やっぱり大差で村田でした。



初回は手数の差が顕著だから、相手に流れて仕方ないが。
村田は1発ジャブを放ち、右ストレートは急所こそ捉えな
かったが1発強烈にエンダムの身体を捉えた。

当初エンダムは村田の防御力を確認すために敢えて相手
ガード上を叩いているように見えた。

六分くらいの力で打ちつつ、ガードの隙間を見つけ、
またはガードの上からも強打すれば効かせられると踏み
2回以降は本気で打ってくると思ったのだ。

しかし
2回以降、圧力を増した村田の前に強振できない。
それとも単純比較で村田のパワーが凄いのか?



相手パンチを防ぐ腕の強さ、押し勝てる下肢の強さ、
これを世界戦で発揮した村田は凄い。

これだけでも村田は一つ「証明」を果たした。

2Rもエンダムのアウトボクシング手数vs村田の強打。
3Rも同様。しかし村田も攻める姿勢を見せ始め、手も
出るようになった。
強烈な右も当たった。ここらから「村田いける」ムード。

エンダムが振ったパンチをブロックで弾き、笑いながら
前進する村田。なんか楽しそうだ。
プロ転向第一戦を思い出す。

4Rのダウンシーンは芸術的カウンター。
村田の圧力に耐えかねたように打ってきた右に合わせた
村田の右ストレート。
このラウンドは誰が見ても10-8。

5Rはエンダムも連打で応戦するが、村田はロープ際で
右を突き刺す。
ラウンド終盤には右で腰砕けにさせて優位。



6R以降もエンダムのアウトボクシングと村田の時折の
強打がせめぎ合う。

ただし、村田の右が当たった時にエンダムが見せる反応
=リアクションが、「ビクッ」と飛び上がったり、グラ
ついたりで見栄え悪し。
ロープが無ければダウンというシーンもあった。



私は中盤ずっと村田。
終盤はジャブの相打ちで相手を弾き飛ばし、ボディブローも
ヒットし、やはり私は村田。

アウトボクシングのポイントを取るジャッジもいるが、
それでも大差が小差になる程度だろう。

「これは勝った」と思ったが・・・採点結果は逆だった。

(続く)