あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

「チャージマン研ライブシネマコンサート」に行った(5)

2018年02月17日 | アニメ・特撮
最後に小ネタの数々などを追記。

・物販のグッズ2点購入すると特製『チャージマン研』チロルチョコが
 貰えるという話だったが、DVD・Tシャツが分殺だったのでGET出来ず。



・『チャー研』劇伴曲の演奏中、テルミンみたいな音が流れ、奏者の
 足元で小型モニターに『チャージマン研』映像が再生されていたが、
 これは画面の音楽を弦とボウで再生する新しい楽器(?)との事!

 因みに原曲で使われてたのはテルミンじゃなく、ミュージカルソー
 (♪オマエ~は~ア~ホ~か~♪で有名なアレです)だそうです。

 前の方の席は早々に「ライブシネマ形式」になってて、皆も気に
 なって仕方なかったので、演奏者さんは黒い布を被せてました。



・アニメ制作のナック代表に西さんが電話をかけて『チャージマン研』
 音源化などの話をした時の音声も流される。
 返答は、ほぼ「どうでもいい」感まる出しで、やはり場内は大笑い。



・ライブシネマの「コンサート会場に爆弾」シチュエーションで、研
 ファミリーが聴いていた楽曲はオッフェンバックの「天国と地獄」
 ~という事で。

 本編では流れなかった一番盛り上がる一説をトリプティークさんが
 全力演奏(徒競走のBGMで使われる曲…)。

 客席の好事家に「オマーラ、俺ら本気出せばコレくらい演奏するん
 だぜ!」と主張されてるような気も致しました。



・司会の西さん
 『チャージマン研』好きすぎ。

 宮内國郎といえば「ウルトラQ」「ウルトラマン」「ガス人間第1号」
 の方が圧倒的に有名な筈なのに、チャージマン推し甚だしい。



 レコードプレイヤーを持参、わざわざ作成した「殺人レコード」を
 舞台上で流し、自ら床でのたうち回る寸劇も披露する西さん。



 終演後、それを展示し「いつでも流して下さい」と、「粋な」計らい
 見せてくれた西さん。
 粋と言うか、物好きと言うか…ヤバイです。



・『交響組曲チャージマン研』、実に20分超える長さ。
 ※プログレかよ!

・「頭の中にダイナマイト」、最初の恐竜対決時の鳴き声はゴジラと
 ガメラじゃなく、普通の声だった。
 ※大人の理由?



~という事で、指揮の髙橋奨さん、オーケストラ・トリプティークさん、
ひばり児童合唱団の皆さん。

心より感謝いたします。



ちなみに
上記の画像は公演終わった直後の私です。
「殺人レコード」にヤられてます。

つか、疲れました。いろんな意味で…。グッタリです。



そのまま疲弊を極め、シワシワです。
本当は頭に何かを埋め込まれた西さんを捜索すべきなんでしょうが、

それはチャージマン研ファミリーが果たしてくれたコトでしょう。



羽交い締め状態で研ママのビンタ炸裂!

同時に西さんの耳から超小型の強力爆弾がポロリと落ち、それを
キャッチした研が遠くまで運び、我々が知り得ない場所で大爆発。

めでたしめでたし。



翌日からマトモに戻ったスリーシェルズ西代表は、再び伊福部昭や
黛敏郎ら日本の作曲家の楽曲紹介に努力して行かれるでしょう。

私もマトモに戻って通常生活を送りたいけど、日曜日もイベントが
あるんだよなぁ。

金属恵比須と桂田5のイベントをハシゴ。
…マトモには戻れないや!(笑)

「チャージマン研ライブシネマコンサート」に行った(4)

2018年02月17日 | アニメ・特撮
最後は、スリーシェルズ企画+トリプティーク演奏イベント名物。
「みんなで歌おう」のアンコール・コーナー。

『マジンガーZ』『バビル2世』『仮面ライダー』と数々の名曲を
歌った記憶はあし、メタルヒーローの変身ポーズ指南も受けた事
だってあるが。今回は違います。



『チャージマン研』なのです。

まず、指揮の髙橋奨氏が司会に呼び描けて小芝居が始まる。
「やりたいた事があるんだ」。

会場全体でチャージングGO!のポーズを決めたい…と。
あと、皆で主題歌を歌いたい…と。

司会の西さん、わざとらしく「う、うん、1回きりだよ」

まずは変身ポーズの指南。
指3本を立てて腕をクロス、右手だけを大きく上げる!
そして「チャージング、GO―!!」



巻き上がる爆笑と歓声。
ああ、やっぱ今までの劇伴コンサートとは雰囲気が違う。

「さぁ、次は本番だよ!」ってんで
ひばり児童合唱団も登場済みです。



※画像は…(以下略)

指揮に合わせて、オーケストラがイントロを響かせる。
皆で歌い上げる『チャージマン研』のオープニング曲!

TVサイズなのが残念なほど盛り上がった。
2番も歌いたかったねぇ!



【アンコールその2】
大喝采のなか、これで終了か…と思ったら、西さんがマイクで
客席に語りかける。

「皆さんスマホを立ち上げて下さい」←エ?

「もう一度、殺人レコードを演奏いたします」
「皆さん是非、演奏を撮影してください」
「録音・録画もOKです。SNSへ投稿してもイイですよ!」



わああああ、そう来たか!

つか、この場合の「アンコール」はファン主導ではありません。
主催側がやりたいからヤってます!

「苦しむなり、何なり、どうぞ御自由に」
~というわけで、「殺人レコード」の生演奏開始!



ああ、なんか異常な盛り上がり!
つか、皆がスマホ持った手が林立して怖い!

私は動画を皆様に任せてフォトをパシャパシャ。
ブログ用に撮りまくる(でもピンボケ)。

演奏終わって大拍手。感動の大団円で御座いました。



「マジンガー」たちヒーローと違い、生きる勇気を貰ったとか、
人生を教わったとか、そういう事は一切ないアニメです。

※作った方々は低予算でも懸命に作られたのかも知れませんが

いま見ると、ただただデタラメで、バカバカしくて、中身も
何もあったもんじゃありません。

でも、それでも「ただただ面白がれるアニメ」があるって事は
凄いじゃないですか。素晴らしじゃないですか。

そんな事も考えた『チャージマン研ライブシネマコンサート』
でございます。



なお、今回の公演の模様はニコニコ動画にて配信されるとの事!

開演前に「ドワンゴさんが…」なんて説明あってブッ飛びましたよ。

【チャージマン研!ライブシネマコンサートの公演映像編集版】
ニコニコ生放送にて、3月4日(日)22時より最速無料配信。
※公演の全編放送じゃないので、あしからず…。

ほんと、ネット時代の賜物ですねぇ~。

(続く)

「チャージマン研ライブシネマコンサート」に行った(3)

2018年02月17日 | アニメ・特撮
絶対アタマに何か埋め込まれている司会の西氏の紹介で
「チャージマン研楽曲」のコーナーに移る。



まず、ひばり児童合唱団の皆さん登場。
代替わりしているとはいえ、いたいけな少年少女の方々に一抹の申し訳なさを
感じてしまう。

何人かは西さんに近い身長のコもいたが…。
おもむろに西さんが女の子に声を掛ける「どうですか、今日は?」てな感じで。

そして「チャージマン研って知ってる?」
女の子「いえ・・・」

そんな感じの遣り取りあって、いよいよ始まります。
オーケストラ演奏に乗ったひばり児童合唱団の皆さんのテーマ曲歌唱です。

『チャージマン研!』
『研とキャロンの歌』



宮内國郎さんは大真面目に作られたOP曲は、一瞬メロディが憂い帯びる名曲。
挿入歌歌唱も素晴らしいです。

しかし、いまやカルトアニメとなった『チャー研』の曲を歌わせるなんて・・・
酔狂な大人の趣味に突き合わせる申し訳さは、何とも言い難い。

しかも西さんが、ソデにはける女の子に「お菓子好きかい?」って尋ねて、
奇跡のように「うん、好き」てな返事が返ってきて・・・。

嗚呼、ごめんね!
大人を軽蔑しないでね!!



※画像は許可あって撮影したアンコール時の転用です。

そして、オーケストラ単独演奏の『交響組曲 チャージマン研!』

第1楽章 ジュラル星人!
第2楽章 研とキャロンと…
第3楽章 間奏曲
第4楽章 チャージマン研!
※もちろん、それぞれ細かく分かれたトラックあり

サントラ劇伴のオーケストラコンサートは「お手の物」のトリプティークさん、
安定の演奏でございました。

・・・というか、
既に狂気のピアノ練習曲やキチレコ曲が披露されて、「録音してるので咳も
御遠慮ください」という注意を破り、吹き出してしまう大人たち多数・・・。



15分の休憩を挟んで第2部
【ライブシネマコンサート形式】

大画面スクリーンに当時のTV番組を流しながら、オーケストラが演奏する
という、狂気の企画。

映像とCVの声、効果音などはそのままに、音楽は生演奏。
三大傑作+1ゆえ、OP曲とエンディング曲は1度だけの演奏。

チャージマン研!の三大傑作+1

・第16話「殺人レコード 恐怖のメロディ」
・第45話「鳩時計が 3 時を指したら」
・第31話「危機!爆破一秒前」
・第35話「頭の中にダイナマイト」



作曲: 宮内國郎
復元編曲:今堀拓也

指揮:髙橋奨

第2楽章キチ〇〇ピアノ連発。ほんとに正確に女性ピアニストが演奏!!
パワフルに!素っ頓狂に!

もう笑ってOKだけら皆ゲラゲラ笑いながら鑑賞。

「よくもこんなキ〇ガイレコードを!」
「ボルガ博士、お許し下さい!」

お馴染みのセリフで爆笑、拍手喝采!

カオスです!

(続く)

「チャージマン研ライブシネマコンサート」に行った(2)

2018年02月17日 | アニメ・特撮
個人的にはスリーシェルズ主催のオーケストラ・トリプティーク公演は
何度も来ており(伊福部昭、渡辺宙明、菊池俊輔)、雰囲気には馴染み
ある積りなのだが。



さすがに今回は違った。まったく違った。
なんと言っても『チャージマン研ライブシネマコンサート』なのだ。

ネタ感ありありなのだ。



でも第一部は、あの「宮内國郎(特撮およびTV劇伴)特集」なのだ。
正統派の「日本人作曲家を紹介する公演」なのだ。

司会の西氏が演奏開始を告げ、音が会場内に鳴り響いた。

「ドン!キキキ‥‥」「カッ!」



『ウルトラQ』OPのSE音から再現かいっ!!

さすがじゃないか!
この「タダ者じゃなさ加減」。これぞスリーシェルズ!
これぞオーケストラ・トリプティーク!

そこから「あの名曲」。
あのサーフコースターズがカヴァーした『ウルトラQのテーマ』。
ギターの再現度もサスガです。



そして『ウルトラマン』OP曲。これを歌なしヴァージョンで。
ドラムやベースも引き続き大健闘。

おっさん的にはコレだけでも元取った気分だ。

『快獣ブースカ』
『とびだせバッチリ』
『宇宙猿人ゴリなのだ』



『スペクトルマン・ゴーゴー』
『ガス人間第1号』
『ラブラブショー』



※画像は後に撮影OKが出たアンコールからの転用です。

ブースカにグッときて、ゴリとスペクトルマンで昭和のTV特撮
音楽の豊潤さに感激。

ガス人間のスケール感には驚愕に似た衝撃があった。
すごい、素晴らしい!!



しかし、ちょいちょい出てくる司会の西氏は、そこら辺の凄さを
語りつつ、全てを「これが後のチャージマンに帰結していく」的
こじつけでチャー研に話を持って行く・・・。

あなた・・・頭に何か埋め込まれてるでしょ!?!?(笑)

(続く)

「チャージマン研ライブシネマコンサート」に行った(1)

2018年02月17日 | アニメ・特撮
『チャージマン研!ライブシネマコンサート(宮内國郎特集)」
伝説の70年代アニメ『チャージマン研!』。

その映像にオーケストラが合わせて生演奏する、ライブシネマ
形式の「シネマコンサート」が行なわれる!・・・って事で。



行って参りました渋谷区立総合文化センター大和田。

『チャージマン研!』は平日夕方にTBS系で放送されてた1話完結の
帯アニメ。



低予算の為ストーリーは滅茶苦茶、無音の間も多数、作画も微妙…な、
〇△アニメとして知られたが。

2000年代になり、ネットを中心にカルト的な人気コンテンツとなった。



今回、どれくらいの集客あるかと微妙な気持ちで会場入りしたが、
TシャツやDVDの物販は早々に売り切れという盛況ぶり。

う~ん、インターネット舐めたらいかんね!



贈られたスタンド花こそ少なかったが、その数少ない花の送り元は
「ニコニコ動画」!

う~ん、インターネット舐めたらいかんね!



しかし、超カルト作の音楽を担当してるのは宮内國郎さん!

『ウルトラQ』『ウルトラマン』『ガス人間第1号』の音楽を担当した、
誰もが知る大家なのだ。



道中のBGMは『ガス人間第一号』で御座います。

今回の「シネマコンサート」は2部形式で、第1部は「宮内國郎特集」。
『チャージマン研』に至るキャリアを総括するような内容だ。



席に座ってプログラム読んでワクワク。

客層も、年齢性別がバラバラだ。ニコ動でチャー研を見たっぽい若い
人から、古い特撮劇伴で知ってるオールドファンと、年齢差が激しい。



開演時間の14時。
オーケストラ・トリプティークの皆さん入場。指揮の髙橋奨氏も壇上へ。

司会の西さん登場。
実は企画したスリーシェルズの代表です。偉い人なんです。

イベント趣旨や注意事項を説明する西さん。
ただし、『チャージマン研』大好きなのが隠せない様子。

さぁ、コンサートが開始されます。

(続く)