あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

練馬アニメカーニバル2017・二日目に行った(4)

2017年10月15日 | アニメ・特撮
「練馬にいた!アニメの巨人たち LIVE」丸山正雄プロデューサー回が終了。
パンフを読みながら次の目当てを確認する。


やっぱり、日本大学芸術学部制作の作品上映会だな。
卒業制作を含む、片渕ゼミの生徒さんたちの作品上映。



なんと、司会というかガイドトークは日芸の野村講師。
この人って「この世界の片隅に」も手伝われた人物ではなかったか。
結構若い人だった気がする。



~とは言え、まだ時間はあるので昼食を摂るとする。

練馬でグルメというと、駅ビルの蕎麦屋さんや、「とりみき」という名の
割烹屋さんなど色々あるのだが、せっかく練馬アニメカーニバルの出店も
あるのだから、そっちで食べようと決めた。



ここは、やっぱり広島風の焼きそば。
デパートにも出店するような店だそうで、たしかにスタンダードな味。



残念ながら小雨の中で食うことになったが(テント内は満杯)、直ぐに
食べてCoconeri建物内に戻ることにした。



3階に上がり、上映スペースに行く。
さっきマジンガーZを流していたスクリーンではガッチャマンが…。

同じスペースにアニメ・パネルが並んでおり、資料などを興味深く眺めた。



タツノコプロ55周年関連の物、「この世界の片隅に」関連…。
「この世界の」背景美術は特に印象深い…。



100万人突破記念のハガキ、映画のチラシなどなど…。
整然と貼ってあります。

絵コンテもありました。



そしてやっぱり美術。自然、街並み。
※接写はダメって事だったのでスマホで一生懸命UPで撮りましたよ。

部屋の間取り、路面電車。手が込んでますねぇ…。



時間があったので「ヤッターマン」の上映を見る。
最新版「タイムボカン」も。
悪役3人組がクローズアップされてるのね、まぁ鉄板だわ。

普通に面白いよ。前に座ってる小学生も喜んでるよ。

(続く)

練馬アニメカーニバル2017・二日目に行った(3)

2017年10月15日 | アニメ・特撮
「練馬にいた!アニメの巨人たちLIVE」丸山正雄プロデューサー特集。
公開収録は90分を3回に分けて行われた。



司会の山本氏が「はい、ありがとうございましたー」と締めの挨拶。
氷川氏と原口氏も終わりの挨拶し、促されずとも我々から拍手。

さぁ、少し休憩かと思ったら…



山本氏が「はい、そのまま続けて次の回の収録入りまーす」と続ける。
客席から思わず笑い声が漏れる。そんな和やかな収録。

「お客さんガラガラだったらどうしようかと思いました」なんて仰るが。
山本さんの誠実さ、氷川さん原口さんの知識に基づいた語り口、そして
なによりレジェンド丸山氏の人徳がファンを呼び寄せたと思いますぞ。

さて、次の回。
キュー出しの前に咳払いして、そのまま「練馬にいた!アニメの巨人たち」
~とコールが入り、そのまま収録が始まった。



やはり印象深いのは「うしおととら」の話。
例によって変化球を放つ丸山さんは、「白面の者の声は女性がイイ!」と
言い放ったそうな!

これにはアニメ版にも深く関わった原作者・藤田和日郎氏もビックリ。
彼は男性声のイメージでいたのだ!
※私も「ガンバのノロイ」イメージだったから、それだと大塚周夫さんに
 なるんだよな



ただし、「そうきたか!」とも思った。
実際の声はエフェクト入って怪物性を感じさせたし、エンディング近くの
総力戦では壮絶な叫びを聞かせてくれたから、林原めぐみさんスゲーよ!
となったワケで…。

丸山×藤田間でも「結果的にはアレで良かったね」でオシマイ。
「良いぶつかり合いだった」…と。

まぁ、熱いアニメだったもんなぁ…。
かまいたち回なんて「昭和の特撮モノかよ!?」ってな感じで、ワタシャ
泣いちゃったもんなぁ…。



「うしおととら」も、MAPPA制作だったんですね。
もう、この時もやられっぱなしでした。
あの「熱さ」は藤田要素だけじゃなかったんだな…。

氷川&原口コンビが丸山プロデューサを表す言葉として、「媒体」
「漫画読みとして上級者」「アニメの見巧者」「意外性の妙」
「変化球の使い手」「料理上手だから一味加える上手さがある」と
いったモノが次々と口をついて出た。
※ニュアンス違ったらスミマセン…

「なぜアニメで『鬼平』?」
「実写でも映画でも取り上げられ尽くしているのに」

でも一定以上のクオリティで仕上げてしまう。
※そして、のんちゃんも出演させてくれました…。



さらに表現者に惚れ込んだら、とことん付き合う性分。
劇場作品では今敏さんの監督作『パーフェクトブルー』『千年女優』などの
企画・プロデュースを担当。

近年でも細田守氏の才能を見出し、『時をかける少女』『サマーウォーズ』を
担当。70才を過ぎても最前線にいる凄さ。
でも御自身の事は裏方だと思ってらっしゃる。目立とうとはしない。
※感服いたしました。



ただ、さすがに古参の業界人として「語り部にならなければ」という思いは
抱かれてる模様。

以前はインタビューにも応じようとされなかったが、最近は「アニメ史」を
語る姿勢を見せ始められたとの事。

「伝説」のような、誤った事柄が語られていくのを糺したい思いもおありかも
知れない…と。

原口氏は「丸山正雄全仕事」を精査していく作業を始められるのだとか。
普通に名前が出てるだけでも4000作品以上(!!)。



とうぜん名前があって然るべきなのに乗っていない物も確認する必要があると。
※例として「ガンバの冒険」を挙げられたが、あれ?ワタシャ完全に丸山さん
 参加作品だと思っていたよ…。

途方もない調査だと思うが、さすがアニメ史を研究する方です。
平然と口にされてます。
※氷川さんもそうですが、沈着な佇まいで凄い事を仰るんだもんなぁ…

「この世界の片隅に」の舞台挨拶で、潘めぐみちゃん、のんちゃんと並び
ニコニコ柔和な笑顔を見せている丸メガネの小柄な短髪男性。
その方こそ、76歳になられる丸山正雄プロデューサーなので御座います。



P.S
そういえばトークの途中で別会場でのアニメ上映の音が聞こえてきましてな。
それが「マジンガーZ」の初回だったりしたから気になって仕方ありません
でしたよ。主題歌も「Zのテーマ」も聞こえてくるし(笑)。
「ああ、身体が二つ欲しい!あっちの上映も見に行きたい!」という衝動を
押さえるのが大変で御座いました。

(片渕ゼミ作品上映会に続く)

練馬アニメカーニバル2017・二日目に行った(2)

2017年10月15日 | アニメ・特撮
1972年、虫プロ経営危機に際し、りんたろう、出崎統といった
メンバーと共に独立してマッドハウスを設立した丸山さんは、
「あしたのジョー」や「エースをねらえ」といった人気漫画の
アニメ化に成功。
TVアニメ全盛時代に頭角を表した。



そういった経歴を語る中で、丸山さんの肩書「プロデューサー」
「設定」といった役割は、そもそも何ぞや?
~という話になった。

一般的な企画発案的なプロデューサーとは違う。
監督と作画監督、美術監督の顔合わせを提案したり、その監督に
とって旧来にないタイプの作品をあてがったりする組み合せ役と
言ったところだろうか。



そして、出崎アニメへの貢献。
さすがの天才も時に悩む、その背中を押すのが丸山さんだと。

驚いたのが「エースをねらえ」でのお仕事。
原口氏から「心象風景など少女漫画の描写をアニメで表現化した
最初の作品」との評あり、司会の山本氏も我々も驚くばかり。

「ひみつのアッコちゃん」も少年漫画的、「アタックNo.1」も
少年スポコンの表現だった…と。

競技中心、肉体中心だけでは無く、心象を表現する。
なんと丸山さんは「モブシーンに色がなくてもイイじゃないか」と
言い放ったという!

カラーアニメなのに!!少女漫画原作なのに!!

「夕日が赤である必要もない」…とも!
登場人物の気持ちを色で表せば良い。
ブルーな気持ちは青で塗れってか!



識者二人は「OPなんてバックが丸々お蝶夫人でしたもんねぇ」。
そういう意味では華やかなシーンやキラキラなど乙女なシーンも満載
だった…と。

ただし、「エースをねらえ!」続編には丸山氏は関わってないそうで
これは「あしたのジョー」も同様。

丸山さんは「力石戦で終わったのが一番良かったんだ」と考えたが、
出崎さんは「最後まで自分がやる」と引かなかった。
※他の人にやられるのが嫌だっただろうなぁ…

結局、袂を分かった二人だが、最後の最後は盟友を受け入れた丸山氏。
ガンを患って自暴自棄になりつつあった出崎さんを「いますぐどうの
じゃないだろう!?」と励まして最後の仕事に導いた…と。

それが「源氏物語千年紀 Genji」に繋がり、そこに丸山さんの男気が
感じられた…という。



「エースをねらえ!」にキラキラを導入させた乙女心と「俺に任せろ、
好きにやれ!」…という男気。

※そう言えば丸山さんが女性名で脚本担当されたものあり、その回は
 実に乙女チックなんだそうな!
 具体名も上がりましたが、忘れちゃったので 正規の配信で確かめて
 下さいませ。

男気と乙女心…これが丸山さんの特徴だと言われました。
さらに御本人発信の(?)「マゾっ気」なんてワードもありました。
「他では実現できないような企画が持ち込まれたら、よし!俺が!
…となってしまう性分だと。

自身は虫プロ出身で、東アニ系の「動かす」作風とは特徴異なる筈だが
そういう作家でも受け入れる。

本来、片渕監督も「動かす」作風だが「ドンと来い!」と受け入れる。
しかも、「名犬ラッシー」「名探偵ホームズ」で知られる人物に、
「ブラックラグーン」を勧めた…と。



意外…と見せかけて「彼ならやれる」との確信がある。
実際やってみたらハマった。

村野守美さんに「ユニコ 魔法の島へ」(1983年)の監督話を持って
行ったのも丸山さん。

サンリオ映画だが、原作は手塚治虫。
虫プロ出身の村野さんは、結構クセが強かったらしいが、見事に
ユニコの世界を作り上げたという。
※村野さんの絵が好きな私からすると大感激のエピソードでした。



男気で言えば「うしおととら」も!
マンガ自体が連載終了から随分経ってるのに…と思ったが、丸山さんは
温めてたんだそうな。

地上波で続けて放送できる体制が出来るタイミングを!



そこでも時代に合わせて絵柄を変えすぎることはせず、最小限の変化で
対応した…と。

※私が感激した部分じゃないか!

なんか、「この世界の片隅に」関連で見に来たイベントが、別方向から
グサグサ私の心を刺してきてるぞ!

(続く)

練馬アニメカーニバル2017・二日目に行った(1)

2017年10月15日 | アニメ・特撮
結局、二日目も来ちゃいました。
「練馬アニメカーニバル」


やっぱり小雨模様です。
それでも、やって参りました。「この世界の片隅に」関連とも
言えるイベントがあるのです。



「練馬アニメーションサイト」で人気になっているコンテンツ
「練馬にいた!アニメの巨人たち」のライブイベントで、あの
丸山正雄プロデューサーが紹介されるのです。



その丸山正雄プロデューサーですが。

虫プロダクションを経て、仲間と共にマッドハウスを設立。
以降、数々の作品に参加し、日本アニメの創成期から活躍され
ているレジェンドなのです。



練馬区とも所縁の深い丸山プロデューサーが関わった作品を
紹介しながら、その魅力を語り尽す…という事で。

10月15日(日)11:30~
午前中から駅脇の区民・産業プラザ(3F)Coconeriホールへ
来たので御座います。



ゲストは氷川竜介氏(アニメ研究家)と原口正宏氏(アニメ史研究家)。

当日券:会場にて先着順で受付るので直接会場へ。立ち見になる可能性も
あり…という事だったが、席は結構埋まりつつも、座って見ることが出来
ました。

丸山プロデューサー御本人の登場は無し。それで、結構お客さんが
集まったのだから、やはりアニメ界の重要人物なんだなぁ…と改めて
感じ入りました。



司会の女性が開始の時間をコールする。

ここでイベント司会の男性登場…って、昨日の「この世界の片隅に」
イベントにも登場された山本さんではないですか!

続いて、氷川竜介氏(アニメ研究家)と原口正宏氏(アニメ史研究家)
登場で、メンバーが揃いました。



この御三方を短い言葉で表わしますと。
山本氏:誠実
氷川氏:沈着
原口氏:博識

そんなイメージ。まぁ、イメージ自体ダブってるんですけど。
※みなさん知識すごいし、情熱もみなぎってらっしゃる。



感情が表に出てしまうのは山本氏か。
初の公開録画形式という事で、少し緊張していらっしゃり、つい噛ん
じゃったり、段取りミスしたりあったが、この方の場合は人柄もあり、
みな笑顔で見守ってしまいます。(失礼)

山本氏のキュー出しで拍手する我々。

さぁ、この方々が丸山プロデューサーを語るってだけでもワクワクだ。
まずキャリアの初めは「虫プロ」から。

「ワンダー3」の名が出ました!まさに黎明期です。

(続く)

金属恵比須ワンマンライヴ「戦国恵比須」に行った(6)

2017年10月14日 | 邦楽
ファンに優しい金属恵比須

アンコールの手拍子をずっと打ち続けさせるような事はしません。
宮嶋氏が一息つけたか心配になる程すぐにステージに戻ってきました。

稲益さんが「さぁ、アンコールだ。何の曲だろうね」と言うと客席から
「イタコ!」と、あっさり言われてしまう。
「はっはっは、それしかないもんね」と、ステージ上は堂々としたもの。



高木総主席のギターが唸りをあげて始まる同曲、今回はレインボーの
「オールナイト・ロング」のリフが冒頭で見え隠れ。

そこからハイテンポで怒涛の「イタコ」へ。



ブレイクでは安定の「BURN」。そしてまた怒涛のカオスへ。
「イタコ!」でマイクを客席に向ける稲益さん。

幟を手にステージや客席を縦横無尽に動き回る!



エンディングは恒例の楽器放り投げ、足弾き、逆弾き、稲益シャウト!
怒涛のノイズに観客大満足。

アドレナリン出てる高木リーダーは幟を振り払い、兜を被った稲益さんは
前髪が乱れ気味。
※今回、基本的に後でダンゴに結った時代劇(?)ヘアーだったなぁ。



心地よさ気な疲労感と開放感に溢れた表情で客席に挨拶してくれた金属
恵比須のメンバー。
やっぱ最高です。



最後はメンバー横並びで御挨拶。
撮影OKで左右、正面、後方とポーズを取ってくれました。

※ここで何とか私のスマホのピントも合ってくれたかな。



物販コーナー作るとかで、一旦ステージ前を開ける事に。
ここで私はドリンクをオーダーして一気飲み。

マスヒロさんのソロCDと金属恵比須オフィシャル海賊ライブCDを購入。
「このあと○☓って居酒屋で打ち上げやりま~す、当日参加希望でもOK」
…なんて声に後ろ髪引かれながらシルバーエレファントを出る。



ファン参加の打ち上げあるのが金属恵比須LIVE。
これが凄く楽しいのよ。メンバーの隣に座って談笑とか出来るし。

ファン同士プログレ話で盛り上がったりするし。
コミュ障気味の私が我ながらビックリするくらい楽しく過ごせて、帰宅後
連れ合いから「良かったねぇ」と言われた程なのだ。

でも諦めた。
だって凄く寝不足だし、FREE本を少し読んだり練馬行ったりして今日は
盛りだくさん過ぎなのだ。

だから居酒屋に行ったとしても開始10分でメンドーサ戦のジョーのように
燃え尽きるのは分かっているのだ。



そして夢の中で、「金属恵比須の『阿修羅のごとく』をBGMに周作さんに詰め
寄るすずさん」を見てしまうのだ…。

ヘヘ、ヘヘヘ・・・(あおい輝彦の声でお読みください)

だから、一人で吉祥寺ホープ軒に行った。
久々に中華そばを食った。…というか、かき込んだ。



旨かった(涙)。
食い終わって総武線の新宿方面行きに乗った。

自宅に着いて泥のように寝た…。

金属恵比須ワンマンライヴ「戦国恵比須」に行った(5)

2017年10月14日 | 邦楽
拍手の中、スターレス高嶋氏は客席へ。

ちなみにトーク中、宮嶋氏が「スターレス」のメロトロンサウンドを弾き、
マスヒロさんも軽く合わせるという粋な演出あり。

私は急に高嶋氏が歌い出すんじゃないかとドキドキ(ワクワク?)してたの
ですが、さすがにソレは御座いませんでした。



ステージは終盤。
「阿修羅のごとく」で盛り上がる!これまた鉄板の展開。

ここでは武田神社歴史案内隊の方から兜を借り受け、リーダーが装着するも、
金属製ゆえ凄く重そう!

なお、武田神社歴史案内隊の方はバッチリ甲冑で登場されており、その徹底
ぶりに驚く。



そう言えは以前の公演で「手が攣ってしまう」という災禍に見舞われた高木
総主席だったが、今回はそんな事もなくギターを弾きまくっておいでで。

いと慶ばし。

※以前の打ち上げでストレッチorマッサージの御指南を受る所を見ましたが、
 それが効果的だったんでしょうね。

そして「猟奇爛漫」では恒例の体操。
何度目かの私は知ったかのように「痺れビレ」。
それをステージ上からスマホ撮影する高木総主席!!

因みに、掛け声は「りょーきらんまーん」じゃなくて勝どきの声でありまして
ファンと演者の「エイエイオー!」が展開された。
とことん拘るステージングで御座います。



拘りと言えばステージの幟も、それ相応の布地に花菱を染めての品。
制作費も嵩んだとのことで、今回は赤字だとか!ソールドアウトなのに!

そういえば稲益さんの拍子木で始まる曲もあった。新曲で。
普通に探しても無いのでAmazonで買ったと。
安いのは直ぐササクレが出来るとかで(笑)、高い方のを買ったと。

※しかし。我ながら、もう前後関係の記憶が曖昧だな。
 書きながら思い出してるって事もあるが…。
 よって写真も前後関係がバラバラ。本文と衣装・使用楽器が違ってます。
 予めスイマセン。



新曲の前フリ練習でマスヒロさんが「眠くなっちゃう」一幕もあり。
ここでメンバーは普通に「照明当たってなくて暗いからなぁ」と納得。
…マスヒロさんは赤ちゃんですか?または古今亭志ん生師匠ですか?

以前のマスヒロ発言では「早く終わらせて打ち上げやろ~よ~」なんて
モノもあったし。
なんて自由で自然体な人なんでしょ。(愛されてるアニキ分だなぁ~)



ああ、そうそう。マスヒロさんのソロ・アルバムと共に高木総主席の活動
案内もありまして…

まずは御馴染みのMONOマガジン登場。さらにe+系サイト「SPICE
(スパイス)」で『青少年の為のプログレ入門』を更新されたという。

※ここで稲益さんから『ここに青少年は全くいませんけどね(笑)』
 …という大らかな突っ込みあり。我々も自虐的に大笑い!

そうして本編は終了。
メンバーは客席を抜けて後方の控室に下がったのでした。
※でも宮嶋氏は機材に付きっきりでステージを離れられない…

(続く)

金属恵比須ワンマンライヴ「戦国恵比須」に行った(4)

2017年10月14日 | 邦楽
ステージ上ではスターレス高嶋の兄ィと稲益さんのトークが…。

赤い和服をモチーフとした(?)稲益さんの服を褒めるスターレス。
それを含め「キレイですねぇ」と褒めまくる。



謙遜する稲益さんに「いや、ホントに」と重ねて褒め、ここに至り
「おお~」と両手を上げてガッツポーズを見せる稲益さん。

スターレス氏、なぜか「奥さん~」と呼び掛け、稲益さんから
「なぜか私のこと『奥さん』って仰るんですよね」と笑われる。



「まぁ、確かに奥さんですけど」
※結婚式の2次会と思われる動画もあがってますもんね。
 白いドレスのまま「ラブマシーン」で盛り上がるという…

今回の公演に関しても「凄い」。新曲に関しては「初めて聴いた気がしない。
ずっと聴いてきたような…」と感想を語られた。
※ツェッペリンの「カシミール」と言わないのは紳士の嗜みか…



高木リーダーが「オマージュです、リスペクトです!」と返すと、
「そうそう、そうだよね~!」と言って笑い合う。いい感じです。

最初から見る予定だったがロケが押して途中参加になったという高嶋氏、
実は足の指をヤッちゃっているそうな!

ドラマよもやま話も始まり、
「控室にSMのムチを置いていた」とか女優さんに「叩いてくれ」と声がけし、
実際に叩いてくれた女優さんはカンヌのレッドカーペットを歩く事になった
…と妙な自慢話まで。



「私も叩かしてもらおうかな。あっ、でも私、女優じゃないや。はっはっは」
…とダイナミックに笑う稲益さん、相変わらず地声が大きい。

高木リーダーからは「サインのおねだり」。
お子さん(小学生)がファンとの事。
喜んで応じる高嶋氏、「子供から尊敬を得られる」と喜ぶ高木リーダー。

何と言っても高嶋政宏氏は「おんな城主直虎」本多忠勝を演じる大河俳優
である。



でもSMを語りプログレを語る庶民派(?)でもある。
稲益さんを改めて見て、「あれ?お化粧が落ちたら、いつもの感じに」
「親しみやすいというか、座敷童というか…」と弄る。

稲益さんも「あー、そうですか。あはははは」と余り動じない。
イイものが見れました。

ほんと、ロフトプラスワンでスターレス高嶋司会の「プログレサミット」
やりましょうよ!

(続く)

金属恵比須ワンマンライヴ「戦国恵比須」に行った(3)

2017年10月14日 | 邦楽
しかし我がスマホながら写真のピンボケっぷりには落胆する。
それでも記念に撮ったのだからUPしていきますね。



しかし名手・多良洋祐氏の後でベースを弾くというのは大変だと思ったが、
栗谷氏は良くやってるなぁ~。
※ダテに長い付き合いじゃないって感じ?

あと、髪型ね。
栗谷氏の長髪は、70年代ロックを体言してて、雰囲気を増してる感がある。
当時の名手を思い起こさせてくれます。
テツ山内さんとか。

曲は進む。
新曲が次々と披露されて行く。

戦国時代、武田家滅亡に因んだ曲名のチューンが…。



そうは言っても金属恵比須。
70年代ロックを思い起こさせてくれるのは栗谷氏の風貌だけじゃありません。

新曲のリフからも「そういう」匂いがプンプンしてます。



武田家滅亡関連の楽曲は計6曲。
伊東潤氏が驚くほどの期間で作り上げたという話だ。

来年にはアルバムとして発売されるというから、大いに期待したいトコロ!



相変わらずMCも好調。

リアルタイムでの「武田家滅亡」ツイートを募り、良かったものにはサービス品の
特典配布あり!
リーダーは「あれ、圏外だよ」とボヤき、稲益さんが代理で受信。



※私のAUも圏外でした。
 まあ、コンディション的に良いネタ浮かばなかったんですけどね…

景品ゲットは「トレイン、トレイン」ネタ(?)で呟いた方。
稲益さんのツボだった模様。


さらに今回は客席に「スターレス高嶋」の姿も!
ステージと客席でやりとりした後、舞台に上がった高嶋氏。

稲益さんや高木リーダーと絶好調トークを繰り広げたのでした。

(続く)

金属恵比須ワンマンライヴ「戦国恵比須」に行った(2)

2017年10月14日 | 邦楽
随分と長い道程に感じたが、何とか東急デパート脇から
路地へ入り、会場のシルバーエレファント近くまで到着した。



そこで降りて十数メートルを走る。当然もう、すっかり表に人影なし。
入り口でチケットもぎって貰う。中からは演奏の音が…。
ドリンク代を支払い、会場内へ。



完全に始まっております(涙)。
2曲目か?3曲目か?



新曲の披露。
武田家滅亡をテーマにした楽曲。

私は歴史物には明るくないが、陣羽織を着た高木リーダーとステージ上に掲げてある
幟の数にバンドの意気込みを感じたのでした。



メンバーの皆さんも武田菱が付いた服を着用。
曲名もモロに「武田家滅亡」なんて物もあり。

演奏前に叫びの練習なんて事もありました。



しかし、我ながらノリがイマイチだ。遅れたって事もあるが、どうやらタクシーに
酔ったらしい(苦笑)。

今日もスタンディングがツライぜ!



ベースの栗谷氏が生ギターに持ち替えたアコースティック曲も。
元がギタリストだけに見事な爪弾きっぷりでした。

高木リーダーが試し弾きの曲名当てようとしたがハズレ。
「アランフェス」と言われて「あ~、そうか!」。
作曲者を思い出そうと頭を抱えたトコロで客席から「ロドリーゴ」。

※いちおう私は知ってました。
 槇村さとる先生の「愛のアランフェス」のお陰でございます。



そして定番の「光の雪」!(でも久々って話だったな)

稲益さん安定の歌いっぷり!
今日はリーダーのギターも重低音が響いておる!

途中、マスヒロさんのソロアルバムの紹介あり。
宮嶋氏プロデュース、金属恵比須のメンバーも参加って事で。大いに期待。



YESのメンバーが一時期ソロを連発してた感じになってるのかな?
今回の会場で金属恵比須の公式海賊実況録音盤と一緒に売ってるらしいから
帰りに買っていこう。

(続く)

金属恵比須ワンマンライヴ「戦国恵比須」に行った(1)

2017年10月14日 | 邦楽
練馬アニメカーニバルの「この世界の片隅に」大ヒット感謝祭を
見終わって。
次に吉祥寺で待ってるのは金属恵比須ワンマンライヴ「戦国恵比須」。



練馬から吉祥寺まで。
地下鉄大江戸線と総武線の乗り換えで35分ほど。吉祥寺から会場の
シルバーエレファントまで約5分。

開演の18:30には、とても間に合わない。
タクシーだ!こっちゃハナからそのつもりだ!

駅前のタクシー乗り場に止まってる車に乗り込み、
「運ちゃん、吉祥寺北口の東急デパート脇まで頼む!」そう言う筈
だったのだが…。

タクシー乗り場、並んでるよ…(涙)。
お爺ちゃん、お婆ちゃんが、一人ずつとか乗っていくよ。
なかなか列が進まないよ…。

どうする、今からでも地下鉄に乗るか?
でも一回東中野方面に戻ってから総武線で三鷹方面に行くんだよな。
時間も距離もロスが多くないか?



そんな事を考えていたらタクシーの列が進み、なんとか乗り込めた。
行き先を指定し、ルートは「なるだけ早く着く道で!」

衆院選の選挙演説が行われてる練馬駅北口ロータリーからタクシーは
出発する。

タクシー内でツイッターをチェック。
ああ、もう皆が入場している!



今回のテーマは“歴史文芸界”と“ロック”のミックスマッチ。
歴史テレビ番組などで知られる歴史小説家・伊東潤氏とのコラボで、
武田家滅亡をテーマとした「コンセプト・ライヴ」なのだ。

そんな感じで衣装も幟も凝った映像がUPされている。
ああ、夕方の道路は空いていない。
タクシーの速度も期待程上がらない。ああ、金属恵比須名物の高木
リーダーによる「前説」映像もUPされ始めた。

間に合うのか、オレ!?

(続く)

練馬アニメカーニバル2017に行った(7)

2017年10月14日 | アニメ・特撮
「映画『この世界の片隅に』大ヒット感謝祭」

司会の山本氏が無口気味の真木プロデューサーにコメントを求めると
「いやぁ、何か見入っちゃうよね」
「帰って、また見たくなるなぁ」

女性陣「そうですね~」
※まぁ、ここまでに何度か無言上映会になってますから…。


料理のシーン。
実際に作って食べたという話が出ると、岩井さんが「いいな~。
私も食べてみた~い」。

公開後は「リンさん」として認識され、そういう風に声掛けを度々
受けた…と。実に嬉しそうに語る岩井さん。

※ヤバイ、この人そうとう可愛いぞ。
 尾美さんが美人なのは分かっていたけど…。



そして、100万人突破「ありがとう」の映像。
この辺になると色んな賞のノミネートや受賞が字幕で表れる。

多くの賞はアニメ声優を「主演女優賞」に選ぶことがないので
片渕監督と真木プロデューサーで手製の賞状を作って渡した。

※のんちゃんは「第38回ヨコハマ映画祭 審査員特別賞」受賞。



試写会は好評、SNSの拡散にも後押しされた。
封切り後は満員で手応えを感じた。
ただし、それでも片渕監督は「不安」だったとのこと。

それが上映館も増えて、今でもまだ掛けてくれてる所がある。
舞台となっている「現場」に行くことも意味があり、(立川
シネシティでも話があったが)その時に何があったかを調べ、
伝えていきたい。

たとえば三ッ蔵前。あそこから先は全部焼けてしまっている。
※だから劇中で何度も行き来するシーンの意味も変わる…

心の力、想像の力。
ここで山本氏から「アリーテ姫と繋がりますね」という言葉。
※私もそう思った…

片渕作品の根幹。その繋がりに感じ入る。



女性陣から「今ここで沢山のお客さんの前で語れること」を喜ぶ声が。
尾美さんは「ロフトプラスワンでのトークショー」を思い出す…と。

特典DVDにも収録されている「『この世界の片隅に』公開記念!ネタバレ
爆発とことんトーク!」。
ロフトプラスワンに集まったのは、この作品を応援する人ばかり。
まるで家族のようだった。

岩井さんは同イベントを客席で見ていて途中からステージ上に上がった。
今日、広い会場にも、こうして集まってくれている。
※エッ、「ロフトプラスワン」並の距離感だと感じてくれてるんですか?
 同じようにファミリーだって言ってくれるんですか!?(涙)



いよいよフォトセッション。
※撮った映像を貼らせて貰います。ピンボケでスイマセン…

岩井さん(?)から「わぁ~、カメラがいっぱい」と感激の声。
尾身さんはモデルポーズ。さすが!



じっくり撮る時間をいただきました。
渡辺宙明先生のコンサート並みに、正面・左右・2階席…と。

もちろんプロショットの全体画も。
例によって顔バレがマズイ人は各自で下を向くなど対応して下さい…と。



カメラマンさんは「大丈夫ですよ!」と仰ったが、イオンシネマなどの
監督舞台挨拶の写真がBD特典映像などに収録されて、皆さんバッチリと
出てますから!油断は出来ませんよ。
※はい、私も写ってます!やっと識別出来る程度だけど…


最後は各人の挨拶。
※その度に観客からは拍手が…

片渕監督:今日は練馬区のイベントですが、遠くから来た方もおいでで、
 本当に有り難いです。こちらから出向く事も考えています。
 1年で終わりどころか、来年の舞台挨拶も予定されているんですよ(笑)。



尾身さん:こんなに集まってくださって嬉しい。また何か機会があればと
 思います。

岩井さん:この映画は、いつでもすずさんの時代に行けるタイムマシン。
 監督が作ったタイムマシン。
(客席から大きな拍手)

真木さん:もうすぐ1周年。もしかして海外から良いニュースが…
(ここで観客「おお~!」と盛り上がって拍手)
片渕監督:もぉ~、確証ないこと言わないの!
(客席、大笑い)



※もはや見事なコンビ芸!

思えば今年06月10日イオンシネマ幕張新都心で行われたULTRIA9.1ch
上映+監督舞台挨拶。

急遽壇上に上がる事になったULTRIA9.1chの岩浪音響監督が真木氏の
客席鑑賞をバラしつつ、「次はドルビー・アトモスで作りませんか?」
…と呼び掛ける一幕がありましてな。

そこで真木氏が腕を掲げ大きく丸を作って返答!
岩浪氏は大喜び!
観客も笑顔で大拍手!

そこで「あちゃー顔」の片渕監督が思わず「また安請け合いして~!」と
真木さんに向かって叫ぶシーンあり。



その時と同じです。場内爆笑。
イイ!これぞ、トークイベントの醍醐味です!

・・・というか、身内が絡んだ時に片渕監督が見せる面白リアクション、また
見れましたよ!
あと、クールな切れ者のイメージある真木プロデューサーの茶目っ気ね!



さて、いよいよ最後。

山本氏から「2時間のコメンタリー経験」を紹介された片渕監督は、
「これが意外と平気でして。普段大学の講義で5時間やったりしてますし」
「でも、やっぱり5時間は勘弁して欲しいかな」とコメント。

さらに「これからも皆さんとお目にかかれるだろうと思います」。
「まだ仕掛けのある上映をやりたい…という話もあります」…と。
※立川シネシティさんですか!?

観客の大声援、大きな拍手に送られ、尾身さん・岩井さん・真木さん・
片渕監督が退場。
やはり監督は袖近くで深々と御辞儀。そこでまた大きな拍手。

最後は山本さんから感激の締め挨拶。
実り多い、感じ入るシーンの多い催しでした。



さて、ゆっくりしてはいられない。
次は吉祥寺で和製プログレHRバンド「金属恵比須」のコンサートだ!

ワタシャそのために今日のウォークマンで彼らのCD「ハリガネムシ」を
聴いてきたのだ!

練馬アニメカーニバル2017に行った(6)

2017年10月14日 | アニメ・特撮
「映画『この世界の片隅に』大ヒット感謝祭」。

スクリーン上には晴美ちゃんとすずさん。
5才のコと同じくらいの精神年齢?のすずさんが一緒に
アリこさんを追って行く。

片渕監督「踏まないんですよ」
尾身&岩井「踏めないよね~(うふふっ)」

片渕監督「踏まれたアリを描かなきゃいけないから」
※微妙に噛み合っていない…



砂糖を水没させて「この世の終わりのように」落ち込む
すずさんと晴美ちゃん。
女性陣は「養母さんの驚きぶりが可笑しい」…と。

へそくり出して「闇で買うてきんさい」という養母さんに
「優しいよね…」と和む女性陣。

ヤミと言っても普通の商店街。インフレで高値になり、知人
などには裏から出して売ってくれた。

ここで兼役の栩野幸知さん登場。
船頭や憲兵、商店街のオヤジ、バァさん…と八面六臂の
ご活躍。新谷さんと共に広島弁の説明係としても貢献。

※個人的にはバァさん役は女性が良かったと思いますが。

栩野さんは器用な人で、ヤクザ映画では背中の刺青を描き、
映画で使う鉄砲も作る。
家に旋盤がある役者さんなんて他にいない(笑)。



そして遊郭。

迷ったすずさんが道端で座り込み、その奥の方に小さく
登場するりんさん。

岩井さんが小さな声で「あ、出てる。水まいてる」…と
呟いたのが可愛かったです。

そう、声優さんは自分が演じた登場人物が気になるん
ですね。その動向も…。

すずさんの落書きを見て「すいかと、キャラメル」と呟く
岩井さん。
「すいかが、りんさん。キャラメルが…」
隠喩を含んだ言葉は、映像が次のシーンに移って途切れた。



役については「大人で艶っぽいイメージ」だったが、片渕
監督から「すずさんと同じ年だから、同じような感じで」と
指導あり、「そうか、19才くらいなんだ」と。
ご自身の「地」に近づけて演じたそうです。

スクリーンでは「こんなところ、来るもんやない」という
影ある表情…「また迷うで~」という仕草。

紐のフワリとした動きに感じ入る岩井さん。
尾身さんとは別な意味で自身の役への思い入れを感じさせて
くれました。

そうそう、岩井さんは登場シーンに関して「やり足りません」
…と、片渕監督に正面から言い放ったという。

「全然やり足りません」…と。
※こんなにホンワカした人なのに…やっぱ役者さんは凄いわ。

それだけに完成版を一般劇場で観て、エンディングのクラウド
ファンディング参加者一覧の下で「りんさんの生涯」が流され
ていると知るや大泣きしてしまい、映画館から出る時は屈んで
歩いていったという事でした。

ここで「まぁ、でもホラ続きが…」などと言いかけつつ、ウヤ
ムヤにしたのは真木さんだったか?
※長尺版の制作が事実上決まったからねぇ…



映像は、自宅の防空壕でも雨に濡れたすずさんが無防備に背比べの
柱を示すシーンへ。

「ち、近い」と呟く一同。

「いま、周作さん仰け反りましたね。これは後から足して…」
~と語り続ける片渕監督に対し、岩井さんと尾身さんは続い
てのキスシーンに見入っている。

コメンタリー・イベントと言いつつ、皆さんの違う立ち位置で
観てるのが面白いです。

(続く)

練馬アニメカーニバル2017に行った(5)

2017年10月14日 | アニメ・特撮
「映画『この世界の片隅に』大ヒット感謝祭」。
※トークが前後してたりしたらゴメンナサイ。



片淵監督とお客さんとの交流の話。
監督は自分でポスターを印刷して貼った。その為の絵も
準備した。

版権絵でいえば、応援してくれる映画館が大きく引き
伸ばして貼ってくれてた。
「貸し出したっけ?」と確認しても、そんなの渡して
いない。(笑)

真木プロデューサーは「シネコンには随分と断られた」。
「シネコンをとやかく言う気もないが、売上が上がれば
なんでもイイんだからさ…」。

クラウドファンディングで地方の小さな名画座が名乗り
出てきて「カネを出すからウチで上映させて欲しい」と
言ってきた事もあった。
小さな名画座の事を知る機会になったのは嬉しい…と。

ここで尾身さんや岩井さんから「イオンシネマさんも
自分のところが終わっても他で見て欲しい」と推して
くれたと一部シネコンを擁護。

「そうだったね」と笑う真木さん…良い光景です!

※私の頭には、川越スカラ座やイオンシネマ新幕張、
 立川シネシティなどなど、たくさんの映画館の名前が
 浮かびました…



作品を一部上映しながらのコメンタリー。
監督目線、プロデューサー目線、担当キャラクター目線で
皆さん見ている感じ。

当初は、すずさん×径子さんの関わりを見ながら。
片渕監督をして「何段階でも怖くできるんだ」と驚いたと
いうセリフ。

スクリーン上では「冴えん!」と叫ぶ径子さん。
息を呑む場内。

尾身さんは期待通り、
「なんね、そのつぎはぎだらけのモンペは!?」とLIVEで
叫んでくれました。

場内、大拍手。
※「ロフトプラスワン」イベントの再現なったよ…

「さすが~」と手を叩く岩井さん。
やりきった感で笑顔の尾身さん。



ストーリーは進み、
居たたまれない「すずさん」、径子さんとて身の上は…。

そんな中、晴海ちゃん(5才)は可愛い。
晴美ちゃんは別録り。凄い、もう「天才少女」。
でも声優の稲葉菜月ちゃんは、尾身さんと同じくらいの背
丈があって驚いた…と。
※尾身さんが小柄なのもありますが…

(続く)

練馬アニメカーニバル2017に行った(4)

2017年10月14日 | アニメ・特撮
「映画『この世界の片隅に』大ヒット感謝祭」。

予告編や、のんちゃんが自ら宣伝する映像も流された。
声入れが終わった後で撮ったとか。


この時は多くの人がブース外に集まった。
あきらかに、のんちゃん目当て。

双葉社の人たちなんてサイン貰おうとウキウキだった。
片渕監督は「まったくぅ…!」と思ったと(笑)。

確かに当日ののんちゃんは「すずさんの服と同じ緑色の
スカート履いてきたんです!」とキラキラしてた。

アフレコ中は泥まみれで頑張ってる感じだったが、
(晴れやかな告知の場で)「ああ、日の当たるところに
戻ってきたんだ」と思ったとの事。

※能年ファンとしては感涙どころでありました…



女性陣も「ウンウン」「すっごく可愛かった」と頷く。
あの時、真木プロデューサーは「のんちゃんは画竜点睛」
と言った。真木氏も「それは良く覚えている」。

最初に細谷君が「リアリティ持ってやりたい」と言って、
声を入れてくれた。
それに添って皆が良い仕事をして、最後にのんちゃんの
声が入った。
それで「画竜点睛」。これは凄い映画になったと。

別々に録ったシーンでも、のんちゃんはこちらが放った
言葉のトスを見事に打ち返してくれてた。

家族団欒でもバラバラに録ったのに、見事にそれらしく
なっている。



径子さんとお母さん、(尾身さんと新谷さんで)声質が
似てるから本当の母子のよう。

オーディションでは尾身さんのプロフィールが何故か別の
人の物が片渕監督の手元にあった。

フッと径子さんのセリフを…と思ったが、そこの台本がない。
スタッフが慌てて探してると原作本を持って来てた尾身さん、
「ありま~す」とコピーして準備した。

たまたま前の日にそこを読んでいた。
※なにかの縁があるんだなぁ…

そういえば、特装版収録の「のんちゃん声入れシーン」の
映像も流れた。

片渕監督の演技指導を受けながらの収録。

細かいニュアンスから、訛りから、監督の指導は細かい。
口調は優しいが、こだわりが声優に伝えられる。

「帰るっ、帰るっ!広島に…帰るっ!!」のセリフ。
すごい集中力で入り込んでいる「のん」ちゃん。

『この世界の片隅に』は、すずさんの物語であると共に
のんちゃんの物語でもあるんだ。

…そう、思った。

(続く)

練馬アニメカーニバル2017に行った(3)

2017年10月14日 | アニメ・特撮
「映画『この世界の片隅に』大ヒット感謝祭」。

場内の照明が落とされ、スクリーンに次々と映像が
流されていく。



参ったのが最初のシーン。
幼き日のすずさんが風呂敷を背負う姿から始まったのだ。

ファンが皆「あれにやられた!」と語るシーン。
声はまだ入っていない。
音楽もコトリンゴさんソロアルバム・ヴァージョン。

トークは「映画が完成に至るまで」の話。
真木プロデューサーは「あまり苦労話はしたくないけど」
~と言いながらクラウドファンディングに踏み出した話を
語ってくれた。

そもそも「クラウドファンディング」が知られてないから
そこからの説明だったと。
「それって危なくないんですか?」とか聞かれたりもした。

一から説明するんだが、「なんで自分がクラウドファンデ
ィングの事を伝えて回ってるんだ?」と、おかしな気分に
なった。それが役割になってたけど…と。



クラウドファンディングサイト「Makuake」と話をして、
意外と立ち上げは簡単そうだ…と開始。

開始直後に自分でブッ込もうかと100万円枠を作ったが、
会議で参加出来ず、少し経って経過を覗いたら予想以上に
伸びていて、結局は出さずに済んだ…という話は知ってたが

なんと今回、真木氏の口から出たのは「会社のクレジット
カード使っちゃダメかな?」と、少し悩んだって話。
※いや、それだと「ポケットマネー」じゃないですから!

…そして
目途が立ったから「こんな感じになる」と披露するための
フィルムを作った。
(いま見て)すごく懐かしい…と。

片渕監督は「完成品の時点では、必ずといって良いほど
手が入っている」。



※花見の模様はカットになっている・・・

声の配役は後で決まったいたが、原作の熱狂的ファンの
尾身さんも当初は「この世界の・・・って、あの?」という
気持ちだったとの事。

径子さんに関しても自分に回ってくるとはつゆ知らず、
「いい加減にやったら許さない!」と考えてたってのは
既に語られてるが

片渕監督も「ファンだったら作品を理解しているだろう」
~とオーディションで径子さんの台詞を振ったそうな。

岩井さんはオーディション決まってから原作を読んだと
いう事で自然体。

両者が演じる登場人物が出てきたあたりの本編も一部
上映され、それぞれに思う事を語られたのでした。

(続く)