三軒の極狭店舗

東和ビル
喫茶室シャルル・すなっく里恵加・サンドール
所在地:新宿区神楽坂6-8
構造・階数:木造・2F?
備考 :90年代末に解体・建て替え
Photo 1995.1.27
神楽坂の坂を上って大久保通りを越えた先の右側にあった建物。柱間一間と狭いのだが、そこにスナックなどの入口が3つあったのがとにかくスゴイ。店内に入らずじまいだったので、内部の様子は分からないが、この外観からすると、下手をするとめちゃくちゃ細長い店だったことになる。
おそらく2階建てで、左端の喫茶室シャルルはたぶん階段を上がった先の2階。問題は残りの、すなっく里恵加とサンドール。この幅の狭さでは店として営業不能に近い。カウンターのみなら、もしかするとアリかもしれないが、それでも多分幅1.5m弱の店になってしまう。考えられる方法は、建物の前後に住み分けをすること。どちらかは扉を開けた後、細長い廊下を伝って奥の方に行くと席があったのかもしれない。確かめてみたかったが、入ったら最後、出てこられなくなりそうでちょっと怖かったのだった。
しかしどうしてこういう店が出来てしまったのだろう。最近の東京ではあり得ないものが、昔は平気で存在するのが少々不思議である。
ちなみに、2000年の住宅地図では第三東和ビルと記載されていた。また、両隣の建物は現存している。
Tokyo Lost Architecture
#失われた建物 新宿区 #飲食店
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