
Ford Mustang II
Photo 2012.12.18
根岸三業地そばの駐車場でフォードマスタング II(1974-78)を見かける。小学生の頃によく走っていたアメ車。当時の地方都市では、外車の中でVWのかぶと虫に次いで多く走っていたのではないだろうか。地方都市では70年代にはベンツやBMW、Audiはまだ少なかった。ベンツ他は日本に独自の販売網がまだなく、外車と言えばヤナセの販売網によるものだったこともあるのかもしれない。
2ドアリフトバックのスポーツカーって最近はあまり流行らないんだろうな。奥の車と比較してみて、車高の低さにびっくり。ボンネットが長く、フロントグラスが深く傾斜して、ドアパネルも長い。いかにも居住性が悪そうだが、そこはやはりスポーツカー(スポーティカー?)なのだろう。

当時、まだ日本車はフェンダーミラーばかりだったので、ドアミラーってのも格好良く見えたものだったことを思い出した。赤と黒のツートンカラーは結構派手だが、キャビンが後ろ寄りで、ボリューム面での重心が後ろに掛かっているスタイルは今でも嫌いじゃない。
最近の車は機能性も燃費も走りも安全性も、昔の車に比べれば遙かに優れているのだが、反面、みんな甲虫みたいなところがあって、ゲンゴロウみたいでもあり、別の見方をすれば装甲車のようなマッチョな車が多い。居住性や走行性能が各段に進化しているので、昔の車に乗りたいとはほとんど思わないのだが、デザイン的にはヨーロッパ車もアメ車も現在よりは流麗なものが多いので、街中で見るのが好きだ。
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