都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

京橋ビルディング・福井銀行東京支店

2015-03-03 | 中央区  
京橋ビルディング・福井銀行東京支店
所在地:中央区京橋2-1-2
構造・階数:SRC・9F
建設年代:1950年代(昭和26〜34)
解体年 :2007(平成19)頃
Photo 2002.7.27

 福井銀行東京支店が入居していた建物。都心のオフィス街にありがちな普通のオフィスビル。ただ個人的には少々思い出のある建物だった。

 下層階には福井銀行東京支店が入居し、その上には東海パルプ関連のオフィス、そして8階に歯科医院が入居していた。そして私はかなり前にこの歯科医院に通っていたのだった。

京橋ビルディング・テナントリストの看板
Photo 2002.7.27

 東京駅から八重洲の地下街を通って、地下街の南端近くで地上に出ると、常和八重洲ビルのわき。少し歩くと左手には千代田ビル(梅田ビル)のテラコッタ貼りの建物も建っていた。昔は近代建築には大して興味がなかったので、いろいろ飾りが付いてる建物だなぁ程度にしか思わなかったが、大学に入ってからあの時のあの建物は結構いい建物だったんじゃないかと思い、写真に撮っておけば良かったなぁと後悔したりする。

 京橋ビルディングという名は、解体直前になって初めて認識した。エレベーターホールの看板などには書いてあったはずだが、当時は全然気に留めておらず、福井銀行のビルだと思っていた。

 通院しなくなってから10年以上が経った頃、たまたま近くを通りかかったら、周辺の建物には空室が多くなっていた。京橋ビルディングも福井銀行も既に転出して、他の階のオフィスも減っていた。これは再開発か何かがあるのだろうなと思っていたら、京橋トラストタワー(京橋二丁目プロジェクト)の建設に伴い、2007年頃にやはり解体されてしまった。ネットで調べると歯科の方は近辺でやっているらしい。

ぼくの近代建築コレクション
  > 千代田ビル(梅田ビル)明治屋ビル、京橋千代田ビル
Tokyo Lost Architecture

#失われた建物 中央区  #オフィス  #銀行・保険 
コメント
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