東京新旧写真比較(1994/2010) No.052 船の科学館展望台から 1
船の科学館展望台から レインボーブリッジ方面
所在地:品川区東八潮3-1
Photo 1994.6.11(マウスオフ)
Photo 2010.3.10(マウスオン)
(画像にポインターを重ねると画像が切り替わります。)
船の科学館は2011年9月末で本館での展示を休止した。現在も南極観測船「宗谷」の展示などはしているが、本館の展望台に行けなくなると同じポイントからの撮影ができなくなるので、その前にお台場界隈の変化を見ようと16年ぶりに訪ねてみた。
1994年時点でレインボーブリッジは完成(1993.8完成)していたが、ゆりかもめはまだ開通していなかった(1995.11開通)ので、この時は品川から海底トンネルを通って門前仲町へ行くバスに乗って行った。台場界隈には船の科学館以外にはまだめぼしい施設もなく、訪れる人も少なかった。
大きな変化は、台場側にいろいろ施設ができたこと、そして芝浦側にも高層ビルが多くできたこと、緑地の木々が大きくなったこと、あたりだろうか。レインボーブリッジは以前は全景が見えていたが、手前右側に、ホテル日航東京(1996開業)と、ホテルグランパシフィック・ル・ダイバ(1998開業)が完成して、現在は一部が隠されてしまっている。
以前は芝浦・芝界隈で目立つビルは、田町のNECスーパータワー(1990竣工)、芝浦の東芝ビル(浜松町ビルディング・1984竣工)、カネボウの三角形のビル(ヨコソーレインボータワー・1995竣工(撮影時は建設中))ぐらいだったが、現在では芝浦の海沿いの埋立地に高層マンションがたくさんできて、それらは埋没してしまった感じだ。
1994年当時、お台場はまだインフラ基盤の整備中で、ガサガサしていていかにも新開地といった感じだった。その後10年ほどで諸々の整備が進み、公園もできてきれいな都市空間ができた。その姿は精緻な都市模型のような感じで、それはそれで興味深いことだが、新開地然とした昔の様子をおぼろげに記憶している身としては、なんだか当時の有り様が懐かしい。
Wikipedia > 船の科学館、ヨコソーレインボータワー
ホテルグランパシフィック・ル・ダイバ、ホテル日航東京
Site Y.M. 建築・都市徘徊 > Cityscape of Tokyo
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