日本基督教団 芝教会
所在地:港区虎ノ門1-20
建設年:1936(昭和11)
構造・階数:RC・3F
設計 :間野貞吉
備考 :2016(平成28)解体
Photo 2013.3.8
第二次世界大戦時の空襲で被害を受けたため、戦後の1946(昭和21)に改修され、存続していた。虎ノ門一丁目地区第一種市街地再開発事業に伴い、周辺のオフィスビルなどと共に2016年に解体された。
現在は新建物の建設工事中で、この再開発事業によって2019年末に36F、185mのビルができ、教会も4F建てのものができるのだそうだ。
Photo 2016.2.1 正面ファサード
1階は石張り、2階から上はモルタル塗りで、玄関の上にステンドグラス窓が置かれていた。
Photo 2013.3.29 2階からの玄関見下ろし。
以下、内部写真は全て、2013.3.29のもの。
記憶が曖昧だが、1Fは教会の事務所で、2Fがメインのホールだった。このため、ホールへは玄関を入ってすぐ左へ階段を上るようになっていた。
2階に上がり、前室から扉の向こうにホールを見る。
ホール後方から全景(クリックすると829×360pixel画像になります。)
梁と天井(屋根裏)は木造のようだった。
室内の灯りは梁から吊された照明と、正面背後の間接照明のみ。夕方以降はかなり暗くなってしまうのではないかと思うが、日中は側面の窓から射し込む外光で、ぼんやりと明るく、静謐な空間となっている。
側面のステンドグラス
幾何学的でシンプルなステンドグラス。色づかいも派手ではなくおとなしめだが、上品な感じ。交点にある小さな菱形ガラスがアクセントになっている。
2階、ホール前室のステンドグラス
このステンドグラスは通り側のファサードで玄関上にあたる部分。豪華ではないが可愛らしい照明が前室を照らしている。
3階への階段
写真を撮り忘れてしまったが、この上の階にパイプオルガンがあったのではないかと思う。
2階、ホール前室のステンドグラス
ムラのある硝子板が嵌っていて柔らかな色合いが美しい。
Tokyo Lost Architecture
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