柴田科学器械工業(株)分室
所在地:台東区 池之端3-2
構造・階数:RC?・3
解体年:2010(平成22)
Photo 2007.2.3
池之端の住宅地内の角地にあった建物。道の南側には同社の工場もあったようだが、そちらは見ないまま数年前に両者とも無くなった。
柴田科学は理化学関連の機器を製造販売している会社で、現在も本社は池之端2丁目にあり、草加市に工場があるそうだ。創業は1921(大正10)年とのことだが、同社の沿革で池之端(旧上野花園町)が出てくるのは1940(昭和15)年に工場を建設したときなので、この建物もそれ以降のものだったのだろう。
3階建てだが、RC造だったのか木造だったのかは判別しにくい外観だったため不明。コーナーを丸くして立ち上げているあたりはちょっと古めなデザインだが、ほかの部分があまり古そうではないので、やはり戦後、昭和30年代頃までに建てられたのではないかと思う。
2010年頃に解体され、2011年には跡地にマンションが完成している。
柴田科学
Tokyo Lost Architecture
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